高嶺の花に対して、こういうポジションに甘んじた思春期の思い出は誰しも少なからずありそう。相手に気付かれない距離をとっているが、気になって仕方がない観察者ポジ。
主人公の凄い所は、ヒロインが困ってるのを見兼ねてちょっとした行動に移せる所で、その行動の選択肢が遠回しで厨二満載で可愛らしい。いや読者として見てるからそう思いますけど、当事者モブだったらヤベーコイツなります。そのバランスが面白さを生んでるなと。
ヒロインはヒロインでアホ可愛だし、同級生がワチャついてるのも男女共にそうそうこんな感じ〜てゆう雰囲気が共感できて、なんかもう、色々微笑ましい。彼のリビドーなオチが好きです。
追記。全部読んで1巻が1番好きでした。だんだん距離詰まってきてハッピー展開なんだが、微妙な距離感の方が面白かった。