アニメ版もクオリティが高かったが、原作マンガもマンガとして非常に面白い。
アニメ版はマンガで描くことのできない動きや表情の細かな変遷などを描き出していたが、マンガはアニメでは再現の難しいコスプレや化粧等の情報・手法や道具の説明が詳しく描かれ、双方に独自の面白さ・魅力がある。
キャラクターの描き方も上手く、年相応の感情や悩み・異性への感情と、年齢に対してやけに大人びた一面、あるいは子供っぽい側面とが同居している感じがもどかしくも微笑ましい感じがする。
こんな奴はいないよなぁというリアリティの無さに、青春ってこんな感じだよなぁというリアリティを適切にかぶせ、上手くラブコメに落とし込めているように思う。