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「いじめられっこクラブ」で働くボーイたち(一人だけ“元”)のオムニバス短篇4作品。やわらかな透明感のあるシーグラスを集めたような印象。話につながりのあるタイプではありません。短いからこそ、作者の持ち味の『少し浮世離れしたまなざしのきらめき』みたいなのが際立ってすてきでした。
1話目が星5、あとは星3〜4、まとめて星5つ。
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・「ハッピーエンドも強引なんだね?」俺様ではない、運を天だけに任せない強引さが良かったです。じゃんけん最高。電子限定描き下ろしの1p漫画はこの話の二人。
・「泣かないで、泣きたくなるから」その笑顔はたったひとりのために。
・「このままふたりで遠くへ行こうか」行っちゃえ行っちゃえ〜!不毛な恋の亡骸はポイ捨てして、二人で手をつないで歩いて行くと良いよ!この話だけ少し短いです。
・「あなたって、運命。」再会は、偶然も偶然でなくてもあなたが相手なら運命。二人とも真面目でやさしくて少し切ない。そしてコンポタを選択することに対する親近感。コンポタおいしいよね。単行本描き下ろし「ドキドキしちゃう」は、この二人の後日談。