原作を読む前に映画を見たことがあり、原作も読んでみたいなと思ったのでSALEとクーポンを利用して購入。光臣と大和の再生物語として読むと温かくて良い作品だと思うけれど、これをBLとして読むと物足りなさと中途半端感が否めない。
この内容ならば1巻完結でも良かったのではと思うし、2巻を出すなら二人の性愛の部分も見せてほしかったなと思う。エロがなければ駄目というわけでは決してない。でも、人間としても性的にも好きだという二人ならばそこを避けて描くのは違うよなぁという思いが消えない。
ただ、光臣と大和が友人からパートナーになっていく様子は微笑ましく、心に傷を抱えた青年たちの再生物語として読むといい気分になれるので、☆評価は間を取って3。