「ヘブンリーホームシック」に続き2冊目。
この作者さん、独特の空気感がありますね。
ぼんやりした絵はあまり好みではないんですが、読んでるとストーリーに引き込まれて、そんなことも気にならなくなります。
失恋の傷が癒えない加納が揺れる心を抱え過ごす日々。
1人で生きるのは寂しくて、誰かの小さな優しさに心揺れ、小さな出来事に新しい恋の始まりを期待してしまう。
でももう傷付きたくない、次に傷付いたら立ち直れない、終わらない恋がしたい、ただ好きな人とずっと一緒にいたい。
加納の繊細な心が揺れ動く様がとても丁寧に描かれていて、
ウジウジ悩み傷付いて一人で泣きながら、必死にもがく姿に感情移入せずにはいられませんでした。
辛い時や弱っている時に向けられる優しさって胸にぎゅっときますよね。
自然に人に優しくできる人って本当に素敵だなと思います。
読後じんわり温かい気持ちになれるとっても優しいお話でした。