ネタバレ・感想ありラブレターのレビュー

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ありがとうございます
2025年4月29日
良い悪いは別として。このご時世、誰かの心が救われる作品だと思いました。心が疲れている時、それに気付いてない方、同じ境遇の方、自分の心の見直しができるのではないでしょうか。ありがとうございました。
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空が青いから 白をえらんだのです
2022年3月7日
これは正しい、これは悪い。

人って、そういう判断を誰のためにするのでしょうか。
本当に相手を思ってでしょうか。
正しい、正しくないとかそれって誰かを救うんでしょうか。

理解できない、自分ならそうしないとか。
同じ体験をしていたら別だけれど、
そうなっていないなら、そんなにハッキリ言えることなのかな…。
自分もそうしがちだけど、そういう疑問や自分も「正義感」という名の刃を持っていると意識して生きたいと思います。

この作品の『僕』を見ていて、レビュータイトルにした「くも」という詩を読んだ時と同じ様にショックを受けて、心が震えました。
この詩や本作の前にして、それを表せる言葉を私は見つけられません。
切ないけれど愛を感じるお話でした
2021年6月12日
万人受けしないかもしれませんが、尾崎かおりさんの真骨頂の短編だと思います。切ないけれど、読み終わるととても優しい気持ちになります。
薄っぺらでない『愛』が描かれていて何度読み返しても泣いてしまいます。
読んだ時に感じる感情が一種類だけではなくいくつもの感情がからまって重なったような複雑な気持ちにさせてくれるとても素敵なお話なので、尾崎かおりさんのファンの方は是非よんで欲しいです。
救い
ネタバレ
2022年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読まずにはいられなくて購入したけど、苦しくて涙がこみ上げてページをめくるのが怖かった。

なにちゃっかり自分だけ実家の世話になってるんだよってムカついたけど、こんなに優しい視点での展開もアリなんだって目から鱗。

確かに幼い子どもって、最初は無垢で純粋で善良だよなって腑におちた。

現世で辛い思いをした子どもたちが、みんなこんな風だったらまだ救いがある。
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天国からの恋文
2022年3月23日
天国にて。
「僕、麻子さんの子供になりたいです!絶対!」
17歳。家出中の未婚の母。父親は無職。喫煙あり。
おそらく厳しい家庭環境になるであろうその母親のもとに、小さな魂は自ら望んで舞い降りた――。

フォロー様のレビューで知った作品。
その魂のゆくえがどうなるのか、読まずにはいられなかった。

読後、どう評価すればいいのか…かなり悩む。
天国から届くラブレターは美しくも儚すぎて。
魂の救済という面で見ると、なんともやりきれない。複雑な読後感。

…うん、これは他の作品も読んでみようと思ってたら、ちょうど今「金のひつじ」が一巻無料♪

で、止まらなくなってそのまま三巻まで大人買い。


…はい!知ってました!
「金のひつじ」3巻に、この短編、収録されているのです!!(゚∀゚)

ダブって買っちゃったけど、でも私はこの順番で読んでよかったな。
ストーリー展開がものすごく上手い作家さん。
絵も上手いです。

興味のあるかたは、是非。
美化し過ぎ
ネタバレ
2022年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ テレビのニュースで見るといつも思う、
なぜ父親は罪に問われないのか?
飢えで死ぬというのはとても辛い死に方だとか。
守ってくれる人もいない。恐怖と不安と絶望のなかで息をひきとることになる。
身を寄せる親がいるなら、変な意地を張らずに、もっと早く実家を頼れば良かったのにね。
どんなに罪悪感に苛まれても、生きてる間は自分の寿命が尽きるまで生きていかなきゃいけない。
こういう感動させようとするお話は自分には合わなかったです。
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作家名: 尾崎かおり
出版社: 講談社
雑誌: アフタヌーン