αのみの進学校で繰り広げられるオメガバースのお話。
内容自体はとても面白かったんですが、気になったのは伝えたいことの主軸がちょっとブレていたこと。オメガバースとして、本能で番を求めあってしまう様と、それと対比になる本能に振り回されず自分の気持ちを大事にすることの両方が描かれていますが、どちらが大事であると伝えたかったのかが良く分かりませんでした。切っても切り離せないものですが、どういうスタンスなのかを理解する上で重要な要素なのではっきりとしてほしい部分だったかなと思います。
また、脇役の登場が遅く、必要性のなさを感じました。最後の方に出てくる生徒会長などは、もう展開がほとんどない中での登場だったので、あえて出さなくても良かったかなと思います。