作者様買いです。もぉ、めっちゃ良かった!雑誌GUSHで一巻分くらいは連載を読んでたんですが、私的に(当時は)気持ちが盛り上がらなかったのと、雑誌の購入が遠ざかったから、なんとなく自然消滅みたいな感じでした。今月、7年ぶりに『睨めば恋』の3巻が発売配信予定(紙媒体で読みました。)で、ゆくえ萌葱フィーバーが私にやって来ました。『睨めば恋』は強面ヤンキー、こちらの作品は極道もの。どちらも、一本筋の通った男のカッコいい生き様に、しびれます。大事なものを守り抜く男の姿は、ヤンキーも、極道も素敵です。(似た作品ではないですよ。)
ヤクザの家に生まれ育った憲剛と、一般家庭の刀麻の拗れた執着愛の物語です。極道ものと言っても、アットホームな感じなので、苦手な方でも、初心者マークの方でも比較的読みやすいと思います。
子供の頃から『ヤクザの家の子』と遠ざかられて、辛い思いをした憲剛。刀麻だけが側にいてくれた幼馴染み。だからこそ、それぞれの思いが大人になるにつれ、大事さを増すんですねぇ。
巻き込んで、傷つけたくないから遠ざける。独りにしたくないから、ずっと側に居たい。憲剛の気持ちも、刀麻の気持ちも切ないけど、愛おしい。もう立派な愛だから。キュンです。大切に思い合ってるのに…
身体は繋げても、一線を引く、引かれる二人が端から見たらもどかしいんです。拗らせて37歳にまでなって、そろそろ降参してもいいんじゃないか?
二人の関係が動き出す2巻がいい!読んで良かった!
離れず側にいても、何処かしらに不安がある刀麻の気持ちも、すごくわかります。
その不安をスパッと斬り払った憲剛が見ものです!
カッコ良かったぁ。ホントにスカッとしたし、刀麻の気持ちを考えたらジーンとしました。どこまでも男前な若頭です。ずーっと変わらず憲剛の心に寄り添って来た刀麻、良かったねぇ。
面白かったぁ。諦めないで読んで良かったです!
憲剛の舎弟・半田くんがナイスキャラで楽しかったです。
作品中に出てくるブサメン(猫)探しですが、カバーしたに答えがあります。物語に夢中になって、ブサ猫探し忘れてました。もう一度、追ってみよう。