前作『家族になろうよ』で巴にモヤモヤが残ったままで続刊読むの忘れてた〜。
とにかく絵が好みなもんでめんこい男子がイチャコラしてるわ〜とニチャニチャ読めちゃう一作。
幼馴染という以上に兄弟のような近さで過ごした2人の、恋になってその先に希望を持てるまでの物語。季節が巡っても同じ日々はなく、気持ちが離れたり重なったりと性別に関係のない部分と男同士だからこその部分とが、DKの爽やかさ詰め込んでちゃんと描かれてます。展開や心理描写に真新しさがあるわけじゃないけど、丁寧でその輪郭をなぞる様に安心して読めました。
気になったのは今作読んでると巴って生活の基盤が謎というか疑問だらけ。BLカップルの邪魔をしない女の子ってポジションで前作から逆算した結果、1番ファンタジーな存在になってしまったような…。千秋と和馬の関係性が上手に描けてる分、巴含めてサイドキャラ色々いたけど微妙な存在感でした。