1987年の作品。『月舘の殺人』をコミカライズで読んだ時、今度は原作で読もうと思っていたのですが、この作品のカラー絵の美麗さに引き込まれるように読み進めてしまいました。
やはりミステリーはドキドキワクワクが満載で、のめり込んで読んでしまいます。コミカライズでの発表は昨年完結だったこともあり、古さを微塵も感じさせない面白い作品でした。
作家さまのデビュー作で、映像化が難しいとの説明書きなどを読みましたが、映像化では、演者の方の知名度等により重要な役柄の振り分けがなされる為、物語冒頭で犯人がわかったりしますが、コミカライズでは、与えられた情報だけが謎解きのヒントである為よく考えを巡らせられるし、作画での場面の補完を助けてもらえて、より集中できた気がします。