作家さんのいつものぶっ飛んだ設定が一段と際立ったお話だと思います。"The 変態博士!" とでも言いましょうか(笑) 長年描かれていた作品とありましたが、絵柄の変化を感じさせません。テンポもぶっ飛んでる内容も(笑)
身体に受けた傷が博士の心にまで深傷を負わせて、歪みを生んだのでしょうか。モルモットのようにアキで実験、怪しくえっちい商品の開発に没頭する博士。尊敬する博士の言うことは、イヤイヤいいながらも従ってしまうアキ──尊敬だけでなく、好きだからこそ博士の望むままのアキ。博士もアキへの気持ちに早く気付けばいいのに‥えちいことでしかアキと疎通できなくて、もーーー!!もどかしいっ!
貧富の差が大きく貧困が世間に負の渦を作り、エネルギー不足に悩み、補うための開発問題など、背景は結構現実的なのに、博士とアキの関係が‥凄いお話です。