シリーズ3作目。人と人との繋がり(糸)が視える縁切り屋の薫には、小指に赤い糸がない。誰かを好きになっても付き合っても、相手には必ず赤い糸が繋がる運命の相手ができ……。依頼主の原さんとくっついた前作も切なかったけど、今作もまた切なくてよかった!原さんの小指をいつも気にして、好きだからこそいつでも身を引けるように構えている薫が健気で可愛い。幸せそうなカップルの繋がってる赤い糸を視て、寂しそうな表情してる薫とか描いてくれたらもっと良かったな。そして、シリーズ1作目の主人公・荒子の、赤い糸見える設定が今回も上手く活かしきれていなくて☆-1です。せっかく原さんとちょくちょく顔を合わせる設定にしたんだから、糸が繋がる前と後、最後の3人で食事のときとか小指見て欲しかった。ホント残念。