転勤で京都にやって来た千葉出身の相馬と仕事を辞めて東京から京都に帰ってきた周。同居モノは数あれど、こちらは同居に至る経緯にあまり無理がなく、自然とストーリーに入っていけた。
親が転勤族だった相馬は新しいコミュニティに溶け込むのが上手で、周ともすぐ仲良くなれると思っていたら人見知り発動の周は手強く、距離を計りながら接する相馬は優しい人だなと思った。
一緒に暮らすと色々な面が見えてくるし、ツンが強めの周が不意に見せる弱いところや可愛い顔を見せられたら相馬が落ちるのも仕方ない。周は男運が悪かったせいか、相馬の好意を素直に受け取れなくて凄くややこしいけれど、そこがなんとも言えず愛おしい。