ネタバレ・感想あり王子の方舟のレビュー

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絵もストーリーも美しい
ネタバレ
2023年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 振り返ると、これまで歩いてきた後ろ側が、道だかなんだかよくわからない。そんな感じの短編集です。この作品に出会う以前、これまで読んできた物語のように、何らかの普遍性や通俗的なものを良しとする方には向かない本でしょう。きっと作者が大切にしてきたことや、胸に秘めていたものを作品として世に送り出したからこそ、こういった形になったのだと思います。そのことに感謝したい。私は執着が生まれると、大切すぎて、愛しすぎて、何もかも粉々にぶっ壊したくなることがよくあるので、最後まで描き切ってくれたことに感謝したいと思います。私はどのお話も好きですが、やっぱり夜明けの音楽は良いと思います。このまま、冒頭のシーンまで立ち返って永遠に同じ時間を繰り返しそうな予感すらする作品ですね。でも、何度も巡り合う。結末が分かり切っていたとしても。
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夜明けの音楽
2009年7月29日
15話から16話の 夜明けの音楽 … 泣けました。それに対しての評価です。
他のは すべて消火不良でした。何故裏切ったのか、何故 そんなことになったのか、説明がなく、わかりずらかったので あまりお勧めできませんでした。
短編集
2020年9月19日
紙本(2003年発売)からかなり久しぶりで電子再読。今よりこの頃位の絵柄やアナログのカラーが個人的には好み。原作なしだと小難しい+少し不思議な要素がある話を描く印象。結構好き。
現代もの、西部劇、ファンタジーなどなど色々な短編が収録されています。シリアス多め。「王子の方舟」、「方舟の行方」、描き下ろしの「たからもの」、「永遠の檻」、「ラブ・チョコ」、「WILDSONS」、「夜明けの音楽」。
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僕の支え…
2009年8月7日
この作品は大きく分けて、5作品になっています📚💡。どれもイラストはキレイでした✨。
その短編集の中でも私がオススメするのが『夜明けの音楽』。切ないストーリーです😢。
のんびり小説家を志している主人公は、隣家から流れて聞えてくる自由奔放なピアノの音が好きで、毎日そのピアノを楽しみにしていた。そして、ある日ピアノを弾いていた少年から“覗き魔”呼ばわりされてしまう😢。でも、その出会いを切っ掛けに主人公は少年と知り合いになり、ある事情を抱えた少年は主人公に「自分の事を小説に書いて!」と、お願いされる。少年の普通の生活。普通の初恋に初キス。その全てが少年には特別で…と、主人公が気付いた時は、少年の淡い記憶は遠い彼方に置き去りにされてしまう。
読み終わった後、はぁ~😢っと切なさが残り『赤い糸で結ばれてるはず!』と2人を信じて見守りたくなる作品です😶。
続いて、ちょっとオススメする作品は、「王子の方舟」です。こちらは表題作で、白い王子👑に黒の聖職者♏、向日葵みたいな一途な郵便夫🏣と…見ての通りキレイなイラストでした😃🎶。この作品はさらに前後編に分かれていて、“架空の世界”と“現実の世界”と言ったファンタジーな内容なので、好みが出る作品です📚。そして、二三疑問の残った作品でした😁。

どの作品も、エッチシーンは少な目です。内、オススメした2作品はBLにしてはノーマルに近く、初心者向きだと感じました👍。🅿買いでなくて、1話ずつで👌かもしれません💡。
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作家名: 円陣闇丸
出版社: リブレ
雑誌: ビーボーイ