ネタバレ・感想ありその瞳にうつるもののレビュー

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子供はモノじゃない、作るなら責任を持つ
ネタバレ
2025年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ このお話にBLらしいところはまったくありません。でも、この二人には恋愛以上のお互いが唯一無二な存在で、これからもそれは変わらないんだろうなと思いました。
最後に、頭を撫でてもらってこんなにも幸せそうな顔を見れて心から嬉しかった。久しぶりにこんなにも感情移入しました。
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トラウマを抱えた孤独
ネタバレ
2023年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 教師と生徒。BL要素はなくて、むかしの生い立ちがトラウマになり、あるキッカケでキレてしまい、止まらなくなり暴力事件に。誰ともつるまず孤独を選んでいた訳を知った教師が、自分が彼のストッパーになるからと、初めて向き合ってくれた。純粋な生徒と教師の物語でした。
心に刺さりすぎて粉々!
ネタバレ
2023年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 葉芝先生の特に古い作品が大好きで、Bl未満、なんたけど人間愛みたいなお互い唯一無二、みたいな関係性を描かせたら本当にこの方は素晴らしい。
もう途中から大泣きで、次のページ捲るのに苦労しました。
是非紙で欲しかったなぁ。
葉芝先生~!
2022年12月17日
葉芝先生が大好きで、電子化されている作品は全て読んだのですが、この作品だけまだでした。なんだか切ないお話のようで二の足を踏んでいたのですが、やっぱり読んで良かったです。レビューにあったとおりBL感はかなり薄いですが、二人ともステキだし読んで良かったと思いました。できれば幸せに暮らす二人が見てみたいです。
傷を分かち合うかのように
ネタバレ
2022年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生と生徒。それぞれ立場は違うけど、過去の傷や哀しみは覚えがあるもの。互いに理解し合える部分もあるから、きっとそばにいてあげられる2人なんだと思います。宗嘉くんの過去の回想シーンがとても辛い。悲しみと怒りが癒やされる日が来ますように。でもさ、これってBL??ヒューマンじゃないのかなぁ??
心、震えます。
2022年9月21日
なんでBL?ジャンルにとらわれず、多くの人に読んでほしい。寂しい人に、人を信じられない人に、誰にもわかって貰えないと思ってる人に、、、そんな人に読んで欲しい。私も、私にとっての池内先生を見つけたい。
お互いの瞳に映るそれぞれの孤独と想い
ネタバレ
2022年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校の代理教員となった池内は、宗嘉孝という2年生のお陰で生徒達が大人しく授業を受けてくれて驚きます。半年前に暴力事件を起こしたという宗嘉は物静かで、進路希望に何故かオランウータンになりたいと書いていました。池内は宗嘉と暴力が結びつかず不思議に思うのですが、半グレのリーダーと宗嘉のいた拳法部の部員達が宗嘉を引き込もうとする場にたまたま居合わせ、宗嘉がキレて滅茶苦茶に暴れるのを身をもって止めるのでした。宗嘉に殴られた池内は宗嘉を庇い、学校や親には言わないと約束し、我に帰った宗嘉は池内に付き添います。そこで二人はお互いの出自を語り合います。施設で育った池内、9歳まで母親からの虐 待を受け、保護されて今の家の養子となった宗嘉。群れを作らず森の中でたった一人で生きてゆくオランウータンになりたいという宗嘉の幼いまま深く傷ついた心と、家があり学校に通っていても独りぼっちの宗嘉の深い孤独に胸が痛みます。そして施設の大勢の中で誰かに頭を撫でてもらいたかった池内が、宗嘉だけを撫でててやると約束します。エロは無く、絵柄や時代背景はかなり古いのですが、今に通じるテーマは深いです。
ある生徒の救済物語
2022年4月30日
これはBLというより人間ドラマです。
葉芝作品の中でも、これは特に記憶に残りました。気軽に読み返せない重いストーリーですが、たまに無性に手に取りたくなります。
「彼はオランウータンになりたかったという」という始まり、突拍子もない展開かと思いきや実はちゃんと理由があります。その願いを知ると、宗駕は聡明ゆえにその結論に辿り着いたんだなぁと胸が締め付けられました。
普段は口数も少なく真面目だけれど、キレると手がつけられなくなる生徒・宗駕と臨時教師・池内のお話。ラスト、宗駕がオランウータンになれなくてよかったと言わしめるまでのストーリーはいつ読んでも胸にくるものがあります。エチやキスはありませんが暴力はあります。甘さ0のシリアスなお話、154p。
オランウータンになりたい
2020年6月12日
紙本(2000年発売/絶版)も持っていますが、祝・電子化!他の作品も電子化希望。初出なしは残念。プラトニックBL?紙本との違いは表紙(描き下ろし?)、物語最初のページがカラー(濃い色合いですが、紙では白黒なので元の色は不明)、カラーの色味が黄みがかった淡さ等。
同時発売の「風になって うたになって」はそこまで目立たないですが、こちらは線が黒く濃く、元の繊細さに欠けていて残念。もう少し薄い方が好み。
高校の代理教員となった池内。前向きに頑張る一方、問題を抱えた宗嘉の心の傷を知り、支えになりたいと願いますが……。DVによるトラウマ。普段は真面目で理性的なのに、いったんスイッチが入ると、怒りが抑えられない宗嘉。
そのせいで周囲から孤立。あれだけキレる所を見たら、怖さを感じるのも無理はないかと思います……。キレのあるアクションシーンが上手いのもあって、結構な暴力&血まみれ。池内を始め、宗嘉たちも大けがでボロボロ。
誰にも頼らず一人で生きたい。そう願う宗嘉の心を救うため、まず彼に必要なものは絶対カウンセリング!!それにプラスして池内の愛だと思います。これからは池内の愛情に包まれて幸せを掴んで欲しい。
BLではないけれど
ネタバレ
2022年12月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 進路志望調査票に「オランウータンになりたい」と書いた高校2年生の宗嘉の心の闇を代理教員の池内が受け止めて寄り添っていくヒューマンドラマみたいなお話でした。
とてもよかったです。BLになるかどうかはまた次のお話だと思いますが。初出は2000年頃のようです。
2020年5月 総154ページ エロなし
続きがあれば嬉しいです
2021年8月13日
もう少し長編でも良かったなあ。いつか続きが読めれば嬉しいです。先生の作品は読後感がとても良くて好きです。
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作家名: 葉芝真己
ジャンル: BLマンガ
出版社: ナンバーナイン