色んな女性の性と人生を通して「影山」という1人の男性の数奇な一生を描いている。
始めはミステリアスで捉え所が無かったのに、読み終えると彼の事を理解出来たような気になってきます。本人視点の話は無いのに不思議です。読後暫くは余韻を噛み締めました。
ブルースという (悲しみ・孤独・魂の叫びといったようなイメージの) タイトルがピッタリだなと思います。昭和後期からの時代を感じる空気感も良い味だし、もんでんさんの絵がまた凄くピッタリ。素晴らしいタッグです。
豪華な女優陣との絡み多めでぜひ映画化して欲しいけれど、影山役は生半可な俳優さんじゃ駄々こねると思う。フェロモン系カメレオン俳優なんて…誰か適役居ますかねぇ。