ネタバレ・感想ありブルースのレビュー

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ミステリアス
2025年4月19日
表紙の絵の「目」に魅かれて読みました

多指症の男性の女性変遷
を女性側の視線から書いています
次に何が起こるのか、はらはらしながら読み続けました

いくら魅力的でも
個人的には、こういう男は身近にいないほうがいいと思います、フィクションだけで十分です
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ミステリアス
2025年1月30日
もんでん先生の作品は大好きです!
ダークな内容でもどんどん読み進めていくと登場人物の境遇に想いを馳せてしまうそんな作品でした!!50%Offクーポンありがとう
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女性達がずっと語れる男性なのかなと
ネタバレ
2024年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ もんでん先生買い。上下巻完結。

女性達に恨まれない男性の人生はやっぱり幸せだったのかな?と思った自分は、きっと作中の女性達の様に影山さんの色気と言葉にまんまと騙されたんだろうなと。

この作品を読んだ女性達それぞれにも影山さんを見ながら思い出した男性がいるのかな?と思ったら、そんな女性達や作中の女性達と女性専用バーで時間を忘れ、延々と彼女たちの人生と過ぎ去った男性達の話を聞いていたいなと思った物語でした。

影山さんに初恋というものがあったとしたら、それはミトンの彼女なのかな…(に一票)
影山さんと最後まで続いていた女性は誰だろうと思ったら、もしかしたら義理兄の秘書をしていた彼女なのかなと(秘書にさせたのも影山さんだったと思うと…)そしてそれ以上に影山さんにとって忘れられなかった女性は、母なのかなと。

影山さんの子を宿した女性、母親から解放させてあげた娘は短期間だった様に思い、妻となった彼女とは、あの時一回きりだったのかな…?と思ったりしました。血の繋がりがない娘を本当の娘の様に思っていたのかな、と感じたラスト。良い男だなと(…あぁ騙される😩)

あんな風な角度から女性を見る男性の色気は何だろうと思うと、男性の暴力的な面を身を持って知っていて、そんな男性から良い様にされても自分の幸せより男性の幸せを願ってしまう、そんな不器用な女性を不憫だと思える人生を歩んだ男性の色気なのかな?と(影山さんもサディステックなんだけど😩)濃厚な物語でした。
哀愁漂うハードボイルド!すごい◎
ネタバレ
2024年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ (2巻完結)もんでんさん買いです。早く読めば良かった~。
新聞訃報欄に載った男の半生を、彼が通り過ぎた八人の女性達の回想で紡ぐ。生まれつき両手に六本の指を持つ影山博人は、青年期まで極貧の苛烈な環境に耐え自ら過剰指を切り落とし、裏の権力者にのし上がった謎多き男。

生き抜く為に感情を隠し多くを語らずも、踏み台にした女性達に生きるチャンスを与えて、死後に涙を流してもらえる博人。非情と律儀な優しさを持ち合わせた博人に魅せられ、訳アリ女性達の人柄は興味深く、一気に三周しました笑

昭和~平成に変わる時代、仄暗い釧路の空、博人が遺した言葉、もんでんさんの扇情的な描写どれも合った読み応えある二冊で、気になる伏線もあるので原作を読みたいです。

『エロスの種子』内の桜木さん×もんでんさんの対談がとても面白かったのに、神タッグ本作を積み本にしていたことを悔やみました笑
昭和レトロな話かと思ったけれど
ネタバレ
2024年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ そうじゃなかった。
いろんな女を相手に、ヒロトは何を考えていたかわからないけど、いつもその女を大切に思い、行動してきた。
端から見たら、近づきたくないヒロト。でもカッコいい。ラストは泣けた。いい話です。
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圧巻でした。
2023年1月12日
原作も素晴らしければ絵もスゴい。これだけ凄絶な人生なのに、それはやはり「知ったような気持ちでいる」程度なのだろう。だから数々のエピソードを知っても人物像が出来上がらない。これだけたくさんの女性たちに影響を与えた博人本人は幸せだったのだろうか。そうであって欲しいと願わずにはいられない。何度読んでも未知の感情に襲われる作品です。
男の色気
2022年11月17日
博人の色気にやられました。
若い時もいいけど中年になった時の方がカッコいい。
女性も自分を持ってて素敵でした。
もんでん先生の画力が凄いです。
もんでん氏の視線のあたたかさ
2022年6月10日
こんな作品を評価するなんて出来ない。
圧倒的な熱量と、機微が効き過ぎていて言葉にならない。すごい作家さんだといつも思う。
読み応えがありました。
ネタバレ
2022年3月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっしりとした内容の作品でした。作品の内容ともんでん先生の作画が とても マッチしていて、まるで 映画を観ているような錯覚に陥りました。不幸な生い立ちのヒーローが もがき苦しみながら 生きていく様子は 辛く重いものであるのは 当然なのですが、 色々な女性とせっくsを繰り返すのは まるで 母親を呪うかのようで、彼女たちには 快楽とともに安らぎを与え、彼女たちの幸せのひとかけらとなっていくように思えたのと同時に 彼が 唯一 知っていた苦悩から解き離れる方法(たとえそれが ひと時であったとしても。)だったのではないかと思いました。そして、 ”ふつう”にこだわり、自分は ”ふつう”じゃないと(六本の指を生まれ持っているから)思い込んで、生きている様が とても哀れに見えました。六本目の指を切断した後でも ”ふつう”じゃなかった自分を 忘れないようにと生きていたように思います。最後の義理の娘をかばっての死なのですが、彼女が イギリス人の元彼の恨みが原因で 亡くなったり、亡くならなかっても、彼女の人生の大きな汚点にならないように 自分が 彼女を守るんだ(それは 多分、彼の母親のように男が原因で そういう不幸なことが義理娘には起こって欲しくないという一心だったと解釈しました。)と思っていたと思います。彼の死は そういった意味で 彼の人生の中で、最高に幸せの時間だったんじゃないかな、と思うと同時に 義理娘は、彼が守りたい、助けてあげたいと思う最後の女性だったと思います。なお、タイトルのブルースは、音楽のブルースのことならば、人生の悲しみや憂鬱をうたったものであるから、この作品こそが 博人のブルース、なんだろうな、と しみじみ思いました。
すごくよかった
2022年1月18日
主人公が現実にはありえないキャラクターなのに過去が明らかになるにつれどれもすごくリアルに感じられてすごかった。一つ一つの関わりに深い意味があって、何度も楽しめた。
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余韻がある
2022年1月6日
色んな女性の性と人生を通して「影山」という1人の男性の数奇な一生を描いている。
始めはミステリアスで捉え所が無かったのに、読み終えると彼の事を理解出来たような気になってきます。本人視点の話は無いのに不思議です。読後暫くは余韻を噛み締めました。
ブルースという (悲しみ・孤独・魂の叫びといったようなイメージの) タイトルがピッタリだなと思います。昭和後期からの時代を感じる空気感も良い味だし、もんでんさんの絵がまた凄くピッタリ。素晴らしいタッグです。
豪華な女優陣との絡み多めでぜひ映画化して欲しいけれど、影山役は生半可な俳優さんじゃ駄々こねると思う。フェロモン系カメレオン俳優なんて…誰か適役居ますかねぇ。
とても面白いです
2021年9月7日
ヒロトに関わった女性はみんな芯の強い女性ばかりで、だからこそヒロトが女性の人生の転換期になるような関わりをもったのかなと感じました。
そして、ヒロト自身の基本となっているのが、良くも悪くも母親なんだろうなと思います。
母親とは正反対の人生を送り、母親のように闇も抱えて生きている。そして、母親とは正反対の女性と関わっていく…。
最終的にヒロトの晩年を見ていると、普通に誰かを愛して守って死んでいく…晩年も一般的には普通では無い生活ではあったけど、結局はヒロトも人の子なんだな…と。普通に平凡に暮らしたかったのかも…と思いました。
かっこいい〜!
2021年6月22日
全部繋がってる短編集で読みやすかったです。相変わらず絵が最高のもんでん先生です。義理堅い男性と愛情深い女性たちの大人なお話で楽しめました。たまに読み返してもなんかドキドキする大人っぽい雰囲気が好きです。
いやもうなんというか
2021年6月6日
もんでんあきこ先生は、竜の結晶や雪人を読んでいますが、影のある色男を描かせたらほんと、絶品ですね。ちょっとわからなかったところもありましたが、あえてそうしているのかなと余韻も残しつつ、読み終えました。
どこにも繋がっていない指
2021年6月2日
一読してすぐのレビューなので再読するとまた違う感想を持ちそうですが。ひとりの男の人生の途中に交差した女達の語りで彼の生きざまの点と線を結ぶ物語。もんでんあきこさんの肉感的な絵が生々しくTLの時より迫力がありノワール小説の空気感を見事に表現されています。博人にとって人生とはどんなものだったのか。足の下にあるものは全て踏みつけていけと言う彼は踏みつけられ踏みつけて生きてきたということ。時に踏みつけられている女達を救いもする。借りを返す。踏みつけにされた借りを返す。温もりをもらった借りを返す。この街で借りを返す。最期に人生の採算は合ったのだろうか。余分な指を捨て去ったように余りがあるからちょうどいい、そんな最期だった気がします。
謎が謎を呼び惹きつけられました。
2021年5月31日
新聞の訃報欄で、ある男の死を、ナビゲーターの様な女性が知るところから物語は始まります。
男に関わった女たちの独白に似た思い出語りで、オムニバスの様に幾つかのエピソードが、過去と現在が交錯しながら語られて物語は進んでいくのですが、最初は謎だらけの展開で、どことどこが繋がるのか分からない中で、少しづつ現在に近づきながら紐解かれていきます。
最後は、不死身のダークヒーロー的だった「博人」が、人間臭い生身のオトコだった事に淋しい気がしたり納得したり・・・。
彼女達の記憶に深く刻まれている事が、「博人」という6本指だった男の追悼の意味になるのかもしれない、なんて考えたりしました。
さすが!の作品。まずは読んでみて!
2021年5月18日
影のある大人の男(そう、"男性"じゃなく"男"!)を描かせたら右に出る人はいない!ってくらい色気のある男を描いてくれるもんでん先生。ストーリーも読みごたえありました!とにかく読んでみたら分かります!!
最高です
ネタバレ
2021年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻すぐ購入して、それからずっと繰り返し読んでます^_^
それくらい面白くて内容が濃く素敵なお話だった。
いろんな考え方ができ、想いが膨らむ作品!
昭和後期のダークな背景がじんわり想像できて、心にグサグサくる設定がありながらも、そこに佇む博人に惹かれる。
6本指がある人がいる、ということは知っていたけど、そこからこんなにもお話を展開できる桜木先生は素晴らしいです。もんでんあきこ先生の絵柄がまたマッチしててどんどん読み進めちゃう!( T_T)
結局、圭さんも牧子さんも奥さんもリナちゃんも博人にとって大切な女性たち。なんだかそこに救われる。
女性たちのたくましさも描かれており、すげーな〜私全然幸せな毎日だわぁ(T . T)と、今しんみり自分を振り返ってみたり。←
良い話だった、と一言では片付けられない名作、ここにあり!!
北海道の湿った空気
2021年4月20日
この本のコミカライズは、もんでん先生しかありえない、
そう思います。
北海道の人にしか描けないかも。
この作者の描く女性の裸の色っぽいこと!
個人的には、タイトルにもなった『ブルース』の圭さんが好きです。あんなふうに『しなやか』に生きたいですね。
上で完結してもいいくらいの出来
ネタバレ
2021年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 物語はオムニバス形式で展開していきます。
6本の指を持つ博人と関わった女性たちが語っていくごとに、博人の謎が徐々に解き明かされます。
上巻ではまだ、博人がどれだけ孤独で可哀想な人生であったかしか感じとれません。下巻で変化が訪れ、少しでも救いがあって欲しいです。博人の妻が意外な人物なので、何か巻き起こすのかに興味があります。長女をもうけているようなので、博人の周りの女性の語りをまだまだ楽しみにしています。
色気
2021年1月17日
もんでんさんの絵はとっても色っぽくて好きです。早く続きが読みたい。
面白い!
2020年12月24日
もんでんあきこさんの絵の雰囲気とお話の雰囲気がピッタリでした!続きが気になります。
最後まで読んで最高です。
2020年10月7日
※ついに完結したので再投稿レビューです。

最後までかっこいい。もうもうもうとにかく渋くてかっこいいです。感動!
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新作御礼
2020年7月23日
もんでん先生の新作を読めてすごく嬉しいです。ストーリーに引き込まれます。原作は読めてませんがもんでん先生が描く主人公はどんな悪人も芯は良人に思えてカッコいい。人物画線の描写がどの漫画家より卓逸してます。若作りした女性がたった一コマで疲女になるシーンは圧巻。正座して読み返します。
美しい男
2020年7月17日
原作者のファンでもありますが、勿論もんでん先生のファンでもあるので読みました。さすがもんでん先生⤴主人公である男の美しさ、儚さ、妖美さを描けておりどんどん彼の虜になりました。エロさもタップリ最高です!
面白い
2020年7月17日
もんでん先生の冷淡でありながら濃淡の濃い描写と桜木女史の本の少し逸脱した劇的なストーリーがこの上なく相俟って、とても面白かった。非常に相性が良いお二方だと。感動する、心が揺さぶられる、というよりは、シンプルにエンターテイメントとして楽しむのが性に合っている作品のように思います。感情移入するには登場人物、個々の心情が己のものでしかないに尽きる。何はともあれ、下巻が楽しみである。
そして、言うに及ばず、下巻も面白かった。
ラストまで失速するどころか加速する生き様(画力とストーリー)に息吐く間もなかった。ただただ、面白かった。
ありがとうございました。
まるで映画のようでした
2023年1月21日
上下巻2冊でこんなにもこころが揺さぶられるとは…

ヒロトに関わった女たちによって語られる彼の人生。
深く辛く切なくて…
ヒロトは1度でも幸せだったのだろうか?
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さすが!もんでんあきこ
ネタバレ
2022年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ もんでんあきこファンをますます捉えて放さない、こちらの想像をはるかに超える重厚な作品。格差社会、貧困、ハラスメント、差別、ネグレクト…等、簡単に言えばそれらに人生を狂わされた人たちの物語。その最たる被害者が主人公の影山博人。闇を抱える博人に魅せられる女たち。そりゃあー、そうだ。カッコいいもん。奪われて、そして博人によって再生される女たちの人生。最後に博人自身が死によって再生されるストーリーは出来すぎと思いながらも感動。ただ、愛(または親密さ)のない行為を最後までトコトン見せられるので、多少、食傷気味に。同じ下町で育ったストリッパーの圭と何も起こらなかったのがホッとした。久しぶりに軽いタッチのもんでんあきこ作品を読みたい気分。
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無題
2021年6月11日
作者さんの世界観が好きです。そして、こんな男に会ってみたいといつも思わされる男性ばかり。
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大人にオススメ
2021年5月1日
雪人を読んでからもんでん先生のファン。こちらはエロス多め。一人の男をめぐる女たちの人生が強く逞しくカッコイイ。上下巻間を空けて読んだため、誰だったか忘れてしまった。。一気読みがオススメ!
神秘的
2020年8月18日
もんでん先生の作品はいつもどこか神秘的ですね。絵もとても綺麗。
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漫画としてはいまいちな読み味
2021年8月2日
これ、原作があるって言うことを後から知りました。もんでんさんの他の漫画が良かったので買ってみたんですが、同じ青年誌のもんでんさんの作品に比べてもかなり読後感がモヤモヤするタイプのものでした。時代背景や世界観などはエロスの種子に通じるものがあるので、この原作を漫画家する企画も持ち上がったんだろうなとは思いましたが、どうも小説めいているというか(当たり前ですが)いまいち面白く読めませんでした。シリアスすぎるんですかね?キャラに魅力を感じないというか。扱っているメッセージやテーマなどは絵ロスの種子と似たものではあるのに不思議です。
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一気に読めます
2021年4月23日
もんでん先生は絵がとにかく美しい!静かに話は進みますが引き込まれます。
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