主人公の逞は20歳まで生きられないと言われる重い心臓病。それを主治医の娘である、繭がずっと傍で支える話です
逞も繭もそれぞれ子供の頃からお互いに惹かれ合っていたが成長を重ねるごとに相手の負担になるのでは?と突き放したり自分の気持ちに素直になれなかったりした
逞の先輩が脳死判定を受けるが流石に慕っていた先輩の死を受け止められず心臓移植も断る
別の成功例の低い手術例が発見され受ける事になるが手術中に死んでしまうかもしれないリスクを背負う
逞の手術が成功するかどうかはわからないまま話は終わってしまうのが残念。
色々と病気を通して学べる話だ
生きることを諦めない強さが読める。何歳までしか生きられないと制限されてもまだ死ねないとひた向きにいきる姿が描かれている
10年越しの想いとともに手術に挑む逞の姿や避けられても諦めきれなかった繭の想いに圧巻。