初、山本直樹先生。
キーちゃんの幼さに惹かれず迷っていたけれど、不健全図書指定されて密林で発売されなくなった作品らしい…と知ると俄然読みたくなって購入。
これは、何なんだ。
セック○ってのは知ってるけど遠い世界だった少女の頃、真夏の蒸し暑い部屋で寝てしまい、ちょっとエロい夢見ちゃった後みたい。
その時の背徳感と、真っ青な夏の空を見上げて感じる気だるさみたいな。
自分にもかつて秘かに持っていた性に対する真っ直ぐさを、久々に目の当たりにして感じるノスタルジー。
田舎の空気や夏休みとベストマッチでした。
物語を完全に掴みきれない感じも良かったです。
ずーっとエロいことばっかりなのに、やってるだけじゃんとは思いませんでした。
同じやってるだけでも、効果音とかセリフがうるさい作品とは違います。
ああいう作品って、あり得ない位爆乳で逆にエロく感じないんですが、そう思うとキーちゃんのエロさは本物ですね。
それにしても、本作を機に不健全図書についてあれこれ考えてしまいました。
山本先生のあとがきが皮肉に感じて、小気味良かったです。