警察官の優也と、優也の養子である紗良とのインモラルもの。
特殊な経験からか、紗良は人を狂わせる魔性の魅力に満ちあふれており、優也がどんなに理性で抑えようとしても堕ちずにはいられない…読んでいるこちらも催眠術にかけられているのでは!?と思うほど、紗良から目が離せなくなる。
優也の職業を警察官にしたのもインモラルに拍車がかかって良かった。
沙良が悲壮感を感じていないので重苦しくなく読めたが、優也はなぜ父親になったのか、なぜカッコウは飛び立っていかないのか…色々考え出すとゾっとする。
登場人物ほぼ狂っていて(狂わされていて?)、その振り切りっぷりには拍手したい。
それにしても沙良の体の柔らかさよ。腰痛持ちには辛そうな体勢が多く、特に背面の体勢から後ろを振り返る際の腰の肉のねじれが素晴らしかった。