無口で無愛想な豊田と美形モテリーマンの吉岡。豊田が置き忘れたスマホに表示された自分と同じ名前の受けが登場する書きかけのBL小説を見てしまい、吉岡の勘違いが暴走。豊田が自分に片思いしていると思った吉岡がそんなに好きなら応えてやるかと迫る姿が面白くて可愛い。
豊田と吉岡の間に認識の違いがあると読者側は分かっているけれど、吉岡は全然気付かず、勘違いから始まった関係だから事実を知ってしまったときの吉岡が切なくて可愛くて、恋人とか面倒と思っていた豊田が落ちるのは当然かもしれない。
腹黒当て馬要員かと思った飯塚が全然違う感じだったのも良かった。そういう人物が出てくる作品は読みすぎて食傷気味だから飯塚にはずっとあのスタンスで二人を見守ってほしい。