トジツキハジメさんの作品、やっぱり好きです!
6つの短編が入ってるのですが、どれも好き。
短編集でどれも好きってホント珍しいです。
キャラも好きなんですが、ストーリーもどれも魅力的。
幻視ものがあったり、鉄道ものがあったり、
狐使い、音楽家、再会もの、俳句ものと
扱ってる題材が本当に幅広いのもすごいのですが、
その全部が面白い。
読みながら続きが気になるんです。
真相が知りたくなる謎があるんですね。
そしてキャラが魅力的。
明るさの中にある男の憂と色気。
やばい。
私のツボを押しまくってます。
あと、「あとがき」の作家さんと編集担当さんの会話が興味深いです。
王道路線にもってこうとする編集さんに対し、
自分の路線をつらぬく作家さん。
流されないでくれて嬉しいです。
総183ページ(あとがき4ページ)