前作「オオカミくんはこわくない」の続編で、こちらも作者さん買いです。本作品は表題作のみ全5話+描き下ろしで合計217ページ。オオカミの志狼×うさぎの宇佐美のお話です。もうすでに付き合ってしばらく経つ二人なので、しょっぱなから糖度高め。高校〜大学生になって志狼が一人暮らしをするくらいまでの時系列で、ずっと甘めな二人が楽しめます。志狼が見た目はクールな感じなのに、優しくて一途でちょっとヘタレなところがとても良いです。かわいいうさぎを見てはわ〜となっているのとか、志狼が可愛すぎる!まぁ志狼のお母さんが出てきたり、宇佐美が肉食動物嫌いになったキッカケの級友が出てきたりはしますが、そこまで志狼と宇佐美の関係を引っ掻き回されることもなく、山あり谷ありの振り幅はそんなに大きくないです。もっとドラマチックな展開が好きな人にはちょっと物足りないかもしれませんが、可愛い二人にとりあえず癒やされたいという方にはもってこいな作品かと思います。可愛い絵柄とキャラに反して、エロもしっかりあったのも意外に良かったです。(ちなみに修正は白い線でシャカシャカしたやつがメインで、所々形に沿った白抜きの部分もありました。)