分冊本を読み単行本になるのをずっと待っていました。はじまりは断罪から婚約破棄ですがそこで破棄をせずに魔法に操作されていた人の目を覚まさせる。そして何故こうなったのか解き明かしていきます。私は勝手にコナン君風と呼んでいます。光の魔法、元庶民の令嬢、巷で人気の本の内容の通りになる、ビィンセント王子と友人の絡み、エリザベスとのエピソードなどあれあれれ既視感が多いなと思った。最近流行りの題材ですしある程度は仕方ないのですが人気作のいいとこどり感が強い。それでも面白ければいいのですが少し薄めに入っているのでインパクトが弱い。溺愛で友人にいじられるようなまっすぐな王子は可愛らしい。エリザベスはわかりにくい天然小悪魔系令嬢。ただエリザベスの良さが少しわかりにくいのでこれからに期待しています。
絵は可愛らしく丁寧です。身体のラインが少しシャープすぎるのが気になるかな。