さすがマミタ先生。フェロモンうんぬんのありきたりなオメガバースではなく、親子の葛藤や好きな気持ちの葛藤まで描かれた人間味溢れる作品でした。登場人物全員がしっかり際立っていて素晴らしい。心理描写が鋭くて心がもっていかれました。マミタ先生の作品ならではの、生活感のある背景や服装の細かい描き方が現実感を出していてリアリティ満点です。自分の身近なところで起きていることの様に思えるので、この点も作品にのめり込める要素です。こーゆー街、こーゆー道、こーゆー部屋や家あるあるといつもいつも感動します。読み終えてからのほっこりじんわり充実感が心地よいです。メタラーさんや40までにが好きなら絶対に好きになる作品です。またマミタ先生が好きになりました。全てが尊いです。