ネタバレ・感想あり夕凪の街 桜の国のレビュー

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平凡を壊すもの
2025年4月16日
つつましやかに、日々を生きる平凡な人たちの小さな幸せを
一気に壊してしまった戦争の悲惨さ
広島に原爆が落ちる、前と後の人々の生活が淡々と描かれています

あくまでもフィクションではありますが
残った人たちが心にとどめていて、表に出せなかった
ノンフィクションであったとしても驚かないような気がします
伝えるこうの史代氏のちから
ネタバレ
2024年12月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 原爆投下から十年後の皆実の物語から始まりその次に桜の国今の風景に繋がる七波へと話が進むところで一旦閉じて何日かしてからまた続きをよんだ。一緒になってその場面をみてるような気持ちになった
泣いてしまう
2024年11月15日
特に夕凪の街何度も泣いてしまいました
この漫画は今生きている人たちが読んで考えてほしい一冊だと思う
桜の園も考えさせられる話でした とても心に残る物語です
😄
2023年4月30日
原爆で亡くなった人達、被爆者、投下後の人々の心の変化、其々の人々の心情がしっかりと偏りなく描かれており、戦争とは何だったのか、原爆とは何だったのか、について考えさせられマス☘。
理不尽な兵器の被害者の声
ネタバレ
2022年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 家族を奪われ、未来を奪われ、自尊心を奪われ、苦しみながら死んでいく主人公。生き残った者さえ苦しめるデマ。誰の為にもならなかった理不尽な兵器の使用から始まる、途轍もない痛みを伴った、事実に基づいたフィクション。それをコミカルに、切なく、市井の物語として描く三部作。
『夕凪の街』は星を付けることさえ憚られる
ネタバレ
2025年5月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人誌発表の『夕凪の街』を読んだのはもう一昔前になります。
これは本当に本当に鬼気迫る作品で、著者が「なにかに描かされた」のではないかと感じる、鎮魂ですらない、ただただ涙が止まらない、声にならない叫びのような……戦後に生まれ、広島から遠い地で生まれた自分には、この作品をダシに何かを賢しらに言うことは許されない、ひたすらに手を合わせて何かを祈ることしか許されない、そんな碑として存在しています。
一コマ一コマが、台詞のひとつひとつが、圧倒的です。
賞賛の言葉も、星評価も、この作品には相応しくない。ただ厳然とここに在る、それだけ。
〜〜〜〜〜
一方、『桜の国』は、これは著者の意志が見える鎮魂的側面もある(と思う)作品で、こちらも良作ではあります。
しかしながらこちらは私の個人的なド地雷を踏み抜いてしまいまして、この作品以降、著者作品に手が出せていません。星のマイナスはこちらの分。
……私、「子供が親を選んで生まれてくる」っていう思想を良い話として混ぜ込まれるのが本っっっ当に苦手で……たとえそれが事実であっても絶対に認めたくないっていう……。
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作家名: こうの史代
出版社: コアミックス