すっごくドキドキするようなことはなく、すっごく切なくなるようなこともなく、ただ日常を過ごす二人の様子がとても丁寧に描かれていました。
同居から同棲、つまり友人から恋人になるまでモダモダしてて、これがメインテーマ。ゆる~いモダモダ好きにはオススメ。
結局、「好きだから付き合ってほしい」って言葉がなかったからモダモダしてたのかな?受けがちょろいから(笑)わざと言わなかったのかもしれないけど、最後の告白はプロポーズでしたね。そりゃちょろっといっちゃうでしょ(笑)
ご飯とか洗濯物とか、ちょっとした生活の一部がしっかり描かれていて、こういう生活の中で友情が愛情に育っていったのかなって想像させてくれるところがとても良かったです!
あと、飄々とした攻めの雰囲気がすごく好きです。押し付けるでもなく煽るでもなく、友情からはみ出した愛情をポンッ!と投げて、好きにしていいよ、って軽く渡す。熱い情熱はなかったけど、暖かい愛情を感じられました。
そうか、これは恋ではなく愛の話なんだな。