心理描写と設定にはリアリティがありつつ、漫画らしく馬鹿馬鹿しい展開でどんどんのめり込んでしまう作品。地味でオタクで自己肯定感が低く、報われない人生を送っている主人公に、突然舞い降りた推しの家政婦になるという大チャンス。今まで何の役にも立たなかった詳しすぎるオタク知識が、推しを救っていく。そして、推しからも好意を寄せられ…。あまりにもうまく行き過ぎの感はありますが「こんなことあったらいいなぁ」と素直に感動してしまいました。推しがいる(いたことがある)人なら思わず感情移入してしまうはず。推しの八海さんが魅力的なのもいいですね。しかも、ドラマ化した時のキャストが松本穂香と堤真一。イメージ通りでナイスキャスティングだと思いました。