心血注いだ研究成果を恩師?に奪われ、高校で科学教師をしていた津雲あずさ♦。東京にいた妹が失踪したコトから、893がらみの事件に巻き込まれ、と言うか、科学知識を武器に自ら暴力の世界へカチこむ⚡という、ハラハラしっぱなしのジェットコースターcomic‼♦絵柄は少々古さも粗さもありますが、読み易いタッチで、脇も含め各キャラの設定、心情描写、スリリングなストーリー展開、全てが素晴らしい👑♦4巻で起承転結、シッカリ纏まってます🌸♦
弟を失った壮絶な過去を持ち、復讐に命をかける鎧塚、妹を救う為、恩に報いる為、人生を懸けるあずさ、男女2人ダブル主演の映画を観てるようでした♦
『生命より尊いモノは無い』は、この世の真実であり、暴力は絶対に否定すべき行為です。
が、あずさと鎧塚、双方に共通する、身命を捨ててでも望みを貫き通す不退転の『覚悟』に、人間にしか無いであろう『志』の清々しさとカタルシスを感じました☘♦過酷な事件を解決し生き残った4巻ラスト、兄弟盃のコマは、日本人ならグッと来る、まさに『任侠』が集約されたシーンですね🌸♦追記含め、コレは是非とも映像化して頂きたい‼♦内容は令和のコンプラ(何だか窮屈だな😩と思うのは私ダケ?)的にヤバめかも知れませんが、恋愛とか友情とか親愛でもなく、男女も年齢も関係ない、人と人との魂が触れ合う1瞬、永劫とも思える『尊厳』を描くドラマとして、情報過多で思い悩み混迷する現代の今こそ、多くの方々に読んで頂きたいストーリーです☘♦
私は昭和人間なモノで、志を貫いた果て、ケジメを取る旧き良き『任侠』の美学に、泣きました🌙♦