地に足がついたお話、プラス、ラブもいっぱいあって、とても面白く読みました。
作者さま曰く、令和のスパダリ x 平成のスパダリだそうです。なるほど!と思いました。
結婚と仕事を天秤にかける、結婚に理想を求めるのは、男女間のラブストーリーではよくありますが、男同士だとこうなんだろうなと、説得力のあるお話でした。
結婚までの障害の的を絞るため、当て馬や親の反対、同僚の足の引っ張り合いなどは一切なく、テーマがブレず、スッキリと読ませくれたのも好感触です。
現実的な問題で読者をモヤモヤハラハラさせた後の感動的なシーンは、胸がいっぱいになって泣けました。
描き下ろしでは「その恋、成立なるか」の上甲さんも登場。相変わらず画面からの圧がすごいですww
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本編最後のシーンが、実話本が漫画化された某ゲイのカップルに被ってしまいました。
紋付袴での幸せな結婚がゴールではなく、醜い破綻となってしまった結果が、応援してたのにな〜と残念でした。
人と人が同等なテンションで、同じ熱量、同じ優しさで永くいるのは本当に難しいですね。