せみしぐれの夏、よしきは
アイスを食べながら、幼馴染の光に尋ねる
「お前 光じゃないだろう?」
途端にドロドロと溶け出す光の顔。
そして泣きながらよしきに抱き着いていう。ここ、凄くホラー。
「おねがい 誰にも言わんといて
体も人格も借り物やけど、おまえのこと大好きや やから 頼む
オマエを殺したない・・」
よしきも泣きながら考える
「光は もうおらんのや それやったらニセモンでも傍に居て欲しい」
・・という事で、よしきは謎の光もどきと、今まで通り一緒に学校に登下校する。
なんだか、故人に対しての喪失感というか寂しさというか、
よしきの気持ちが複雑。
でも段々と、ナニカによしきの心は蝕まれていく。
ホラーです。