ネタバレ・感想ありMの教典【電子単行本】のレビュー

(4.5) 27件
(5)
17件
(4)
7件
(3)
3件
(2)
0件
(1)
0件
歪な愛情
ネタバレ
2025年4月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです!”病める時も、健やかなる時も、“から作者さまのファンです。
今作も人間の心の奥深い感情の表現が繊細でした。
自分とも他人とも闘い続け孤独に慣れたふりをする警部・常田に懐き執着する美しい容疑者・神島。
神島の別の人格のようにコロコロ変わる表情や態度や行動がゾワッと怖さを感じます。
でもそんな神島に知らぬ間に惹かれていく常田とその心の隙間に少しずつ入り込む神島の常田への執着は異様です。
このふたりの愛は依存で執着で歪んでいる、そして決してそれはこれからも通じ合うことはないんだなと思うとさみしくなりました。
それでもふたりが幸せと思えれば、いいラストだったんじゃないかな。
孤独と信念そして、おじさん受け最高
ネタバレ
2025年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分が信じる、なりたい姿に向かって、ひたすら走る。しかしその代償に孤独になってしまう。孤独のおかげで自分の信念通りになりたい姿になれているが、精神的に性的に必要とされることがなく、実は愛を渇望している。考えさせられるテーマでした。

仕事一筋で頑張っている上司の姿を少し思い浮かべたりして、かっこいいけどどこか寂しそうな常さんと被りました。理想は仕事一筋でそれに自分を捧げて頑張る姿ではありますが、やはり人間なので愛をどこかで求めてることに気づくのかな?私は自分に甘い人間なので、常さんみたいな生き方はすごくかっこいいと思うけど出来ないなと思いました。そして、常さんみたいな人でもやっぱり愛を最後に選ぶと言う結末は人間味があって、より常さんを可愛らしく愛おしく思えました。

おじさん受けの作品が少ない中、野良おばけさんの描くおじさんが大好きでツボなので、もっとおじさん受け書いて欲しいなと思っています…!カッコいい大人の弱いところをもっと見たいです。
いいね
0件
すごいの読んじゃったな
ネタバレ
2024年11月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 立ち読み増量で止められずに購入。元々フォローさせていただいている方のレビューで気になっていた作品。作者様に出会わせてくれて感謝です。読み始めから、とにかく神島がじわじわ怖い。印象的な眼差し、違和感の残る所作、有無を言わせぬ圧。かと思えば毒気を抜かれる笑顔で喋り続ける。容疑者となり動く二人の運命が、被害者の闇から考えると息苦しい。なのに抗えず最後まで面白く読んでしまった。神島の教典に絡め取られた常田が持つ孤独もじわりと苦しく、険しかったその表情が海へ飛び込んだ後から変化していく様には破滅の甘さを味わいました。
絡め取られてしまった。
ネタバレ
2024年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不可解な事件の裏に居るのが神島と直感した常田は、刑事としては優秀。そんな人でも?そんな人だからこそ?魔に魅入られてしまったのでしょうか。でも、最初に堕ちたのは神島で、執拗に常田へとすり寄っていきます。対極の二人が、まさかの両思い。う〜ん、遠くて近きは男男の仲?善と悪、プラスとマイナス。突き合うはずの仲なのに、引き合う?どこで恋に落ちるか、わかったもんじゃない。思わず、ドラ〇モン歌っちゃよ。奇妙奇天烈魔訶不思議〜。
じわじわ、ジワジワと神島に絡め取られていく常田の心。追い詰めた神島に致命傷にならない弾を撃ち、更には、海へと落下した神島を追ってダイブしてしまう常田さぁ~ん。どんだけ愛しちゃったのよ〜。命を取り留めた二人。場面変わって、いきなりの濡れ場。あっ、そっちがアレで、あれがソッチね。うんうん、それは良いのだけど。愛する人に殺〇されるのを望む神島と、愛する人とずっと一緒に生きて行きたいと願う常田。彼は一生、神島とは相反する感情に苦悩し続けなければならないとは、人生きつ過ぎる。とんでもない男に掴まってしまいましたな。
好き
2024年8月27日
大好物です!サイコパス!狂愛!最高!
好き嫌い別れるタイプの作品だとは思いますが刺さる人にはぶっ刺さると思います。私とか
楽しかったです
ネタバレ
2024年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 金髪美青年の方がきちんとした教育を親から受けていないこと(母親がDVをしていた?)が随所から読み取れるのが、特に良かったです。
かわいい!!!!!!
2024年5月19日
最高ですほんとにჱ̒(ᵒ̴̶̷᷄‎ ᵒ̴̶̷᷄)ჱ̒(ᵒ̴̶̷᷄‎ ᵒ̴̶̷᷄)
私の性癖にぶち刺さりました!!らぶ!!!
いいね
0件
究極の執着攻め
2023年8月28日
なんと執拗で濃厚な執着攻め!しかもドM!こんな味の濃い攻め様が一目惚れしたのは正義感の強すぎる孤高の刑事。すっごく面白かったし萌えました!この作者様の才能に脱帽です。
そういうエンドかぁ〜〜…!!
ネタバレ
2023年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今までどれだけ自分を犠牲にしても必ず犯人を捕まえていた主人公だったのに、最後の最後には殺せなかった…。
本にも書かれていますが、「人は孤独には勝てない」。くっつくべくしてくっついた二人であると思う、でもなんとなく後味が悪いというか…。
個人的には本当に素晴らしい漫画でした。おじ受けという点も素晴らしいですね!!(大声)
最高
ネタバレ
2023年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最高でした、打ったあとに海に飛び込んで行くところとかめっちゃ好きってなりました!!!最後の殺せないシーンも良い
BLでくくるたことなかれ!
2023年1月27日
確かに、男×男なので、BLなんだけど、それでまとめてしまってはいけない作品な気がします。刑事モノでも、サスペンスでもない。世間一般的な「正義」ではなく、己の中の「正義」を貫く…みたいな!?これは映画化して欲しいなぁ~
こういうMの教科書もあるのか
2022年7月30日
ストーリーの流れ的に少し慌ただしいというか、突飛でしたが、テーマはすごく好きでした。テンポがはやいのでサラッと読めました。おもしろかったです
大好物です!!
ネタバレ
2022年6月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美形攻めおじさん受けというだけで嬉しいのに、展開が予想外でとても面白かったです!!二人の狂信的な愛が物語後どんな結末に繋がるのか、想像するのが本当に楽しい作品です。1話の最後のシーンや、5話の緊迫したシーンの描写がとても好きでした。何度も読み返すことになりそうです。
上手く説明出来ないですが
ネタバレ
2022年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 良かったね…っと思いました。
発売日に買ってすぐ読みましたが、
あ〜これは時間ある時に読もうと…。
少し理解するのが難しい作品でした(>_<)
またフォロー様方のレビューに大きく頷き
いつもありがとうございます♪


人としてかなり欠落してる犯人の神島。
サイコパス、食べ方おかしい、自分の死に対する狂った欲望有り。

人と深くかかわることをせず、周りからも距離を置かれ、正義を守る、孤独な一匹狼刑事の常田。

犯人と刑事のバトルかと思いきや、常田を救う物語だったのでしょうか。
ズカズカと常田の感情を掻き乱し、もうラストまで犯人はこうなることを計画していたのかな?っと思うくらいキレのいい犯人でした。
あと、孤独の説明が…(なるほど)っと思いました。
私も多分常田と同じように選択すると思う。
その後は、神島が神様のようで…(*´∇`*)
うん。それでいいって思います。
常田、頑張った。

同一人物だけどラストは常田の表情がかなり変わってますね!
絵が本当にお上手です。

美しい話ではないので好み分かれるかと思いますが、
私は好きでした。
続編あるのかな?
本当の本当のラストが気になります!!
大好きです
2022年3月20日
最初から最後までハラハラドキドキしながら読ませて頂きました。完全なハッピーエンドには絶対にならないだろうけれど、この先常田と神島が少しでも長く幸せな時間を過ごしてお互いに救われるといいなと願ってしまいます。面白かったです!
1話目から
2022年3月18日
美男攻め、おじさん受け。大好物です。これしかいらないぐらい大好物です。
そんでもって、1話目から「えー!?」という展開。素晴らしいですね!
もっともっと、2人のこの先を知りたいところですが………無理なんでしょうね。。残念が過ぎる!
蜘蛛の糸に釣られて堕ちた
2022年3月17日
良い意味で、読後感がすこぶる悪いです。
人の弱いところに魔が付け込んで翻弄されるようなお話でした。
刑事サスペンスの体をしていますが、犯人も動機も明かされてしまっています。
描かれているのは蜘蛛の糸で釣られた強い刑事・常田と、釣った究極のマゾ・神島、2人の顛末でした。
………
序盤から中盤は神島の底が見えない不気味さがじわじわと迫って来ます。
「経典」なだけに、Mとしてあるべき行動は、どんなに反社会的であっても神聖で守るべき規範なのでしょう。
その揺るぎのない様(信仰心)が、あってはならないのに物語の土台のように思えてしまいます。。。
常田は人の縁に見放され、自らも人との交わりを断つ、孤独な優しい男です。
それでも刑事として悪に対し強くあろうとし、実際強い男のはずでした。
しかし神島が垂らした細い糸の先に在ったモノは?・・・
強い男が陥落されていく様子が、ぞわぞわと気持ちを侵食していきます。
………
それにしても野良先生のキャラ立て力は凄いです。
リアルな複雑さがとても魅力的です。
普通は立ち過ぎたキャラは、物語のいく先を読者に気取らせがちです。(このキャラならピンチの時にこう切り抜けるだろうと予測できたり。)
それは物語を紡ぐ上であってはならない事です。
なのでそれを回避する為に、キャラクターの多面性と、恋愛による変化がストーリーに組み込まれています。
………
2人の結末にはまだたどり着いていません、と思いたい。
多分決着をつけないでこのままでいくんだろうなという空気が残念です。
最初の願いが変わってしまったのなら、それもしょうがないのかな…
無精髭おじさん受けダークメリバ
2024年11月17日
無精髭のおじさん受けでダークな話の展開です。ストーリー重視、最後にエロ少し。メリバ…なのか?ハピエンでなくても良くてサスペンスっぽいストーリーが読みたい時にオススメです。続きが見たいような、ここで終わりの方が今後を想像できていいような。
色々考えられる作品
ネタバレ
2023年6月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分の正義を持つ常田とそんな彼の正義に殺されたいと願い、信仰する神島。殺して欲しいと願うのに、常田の孤独に態々蜘蛛の糸を垂らして救いを求めさせて、何をしたかったのか。作品『蜘蛛の糸』でそれをするのは仏様なので、結局は共依存的に彼も常田から見て神、信仰対象になったのかなと思いました。神島が常田に殺してもらえる日はかなり遠のきましたが、神島は分かってやっているのかどうか。
色々考察をできるのが楽しい作品でした。
刑事ものかと
ネタバレ
2022年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 容疑者✕刑事だけどミステリー要素はあんまりなくて、タイトル通り異常性癖がメインの話。もう少し語って欲しかった気もするけど、そうするとダラダラと長引きそうなのでこれでいいのかも。分岐ゲームのアナザーエンドを見てるみたいでした。
サイコな犯罪者×アウトローな刑事
ネタバレ
2022年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 心中事件の容疑者・神島×アウトローな刑事・常田。犯罪者を憎み、容赦なく叩きのめす常田は、とある事件の関係者として取り調べた神島に疑惑を持つ。常田に執着する神島の歪んだ願望、愛情が常田の弱いところを刺激して、じわじわ侵食していくサスペンスBL。ストーリーは面白いけど、一冊にまとめるのは無理があった気がする。常田ははっきり神島を疑っているとはいえ、事件も常田の気持ちの変化もまだまだ序盤なのにクライマックスを迎えてしまったような。それぞれの背景も語られないので、掘り下げ不足でもったいなかった。せめて上下巻で読みたかったな。二人の今後を思うと気が重くなるばかりだけど、ペーパーはほのぼのしてます。
やや物足りなかった
ネタバレ
2022年3月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 野良おばけ先生の作品3つ目です。
犯人への容赦がなくやり過ぎてしまう刑事とその刑事を崇拝する謎の男のお話。
不安定で危なげな神島がどう動くのかが予想つかず、ハラハラして読めたのは良かったですが、テーマの割には緊迫感や迫力が足らなかったかなぁ。

常田のキャラがただ真っ直ぐで捻りがないので、もう少し深みがあったら良かったと思いました。背景が薄過ぎたせいもあると思うので、彼の信条が確立された理由をもっと書き込んで欲しかったです。そこに至った心情がわかりづらく、最後までイマイチ常田のキャラが掴み切れませんでした。
肝の神島からもフツフツと沸き上がるような、胸に迫ってくる感情があまり伝わってこずちょっと肩透かし。全然的に淡々とし過ぎているように感じてしまったので、常田のキャラも神島のキャラも、もう一歩踏み込んで掘り下げられていたらもっと心揺さぶられる感じになったかなと思いました。
題材がちょっと上滑りしている感じで、あまり盛り上がりがないまま終わってしまいもったいなく感じました。
ただやはり絵柄もテーマも個性的で、ほかでは味わえないインパクトはあると思います。この独自性をさらに追求して作品を描いていっていただきたいと思いました。
惹き込まれる
2022年3月21日
絵は少し雑な感じがします。しかし作品には合っていると思います。ストーリーも惹き込まれるようにつくってあります。ただ幸せでは無いなぁと思います。コロして欲しい…そんな愛に幸せあるのか。人それぞれですのでわからないですが…
いいね
0件
SMではないですが
2022年3月16日
タイトルにMとありますがSMではありません。
サスペンスBLです。
完結表記はありませんが良い終わり方なので続かれても困る。苦笑
ストーリーが良いのに浅いというかアッサリ風味なのが悔やまれます。
1巻完結だと展開が制限されるのは仕方ないのかもしれません。
もっと深掘りされていれば文句なしの星5でした。
作家さんの問題というよりカチCOMIの読みの甘さの問題。苦笑
執着と独占欲の行き着く先を知りたい方にお勧めします。
もっと狂気を帯びていても良かった
2022年9月5日
最後は丸く収まった感が否めない。
立ち読みで期待しすぎたかも、、、
攻めにはもっとガンガンやっちゃって欲しい!!
と思ってしまう今日この頃。
いいね
0件
ビックリです!!
2022年3月21日
奥が深すぎて・・・かなりのミステリーですね~。
タイトルからは、想像もできない内容でした~。
ちょっと、怖いです・・・。
いいね
0件
私にとって、面白かったかどうかで言うと…
ネタバレ
2022年3月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★警察官・常田と事件の容疑者・神島の潜在的信仰の物語。

★強盗犯を殴りすぎて謹慎処分を受けていた常田は、復帰直後に連続一家心中の参考人の取り調べに赴く。取調室で待っていた神島は、すぐに自由の身となったが、常田には何かが引っかかっていた…。

★ワクワクする始まり、初見から期待高まる個性的なキャラ。謎解き(犯人当て)ではなく、早々に種は明かされる展開。ということは、キャラの内面を深堀りする話なのだろうと予測して読み進めました。が、スッキリしない読後。読者の推察や想像で終わらせるには、もったいない題材であると私的には感じたので、残念感が漂いました。神島の食事の仕方やほんの数コマから育ちや現在への繋がりは想像できる、常田の過去も孤独も分かる…けれど、もう少し作者様の描写で真相を示して欲しかったなーと思いました。

☆描き下ろし含めて198ページ。他の方も仰っていますが、1冊にまとめるには設定が濃く、設定の割に内容が物足りないな、と感じました。もっとえぐってほしかったな…。警察組織がチョロすぎるのも気になりました苦笑。

☆『インモラルなやさしい彼』が好きで、こちらも発売日に購入しました。雰囲気は好みなのですよ。カラーの新刊も続きが楽しみです。
レビューをシェアしよう!