作者様3冊目読破。うん、今回は全体的にエロエロ雰囲気でしたね。攻めが推理小説家兼官能小説家なので、まあ自然とそうなりますよね。かたや相手の受けの先生は今時珍しいくらい真面目でエロ耐性無しのウブ。しかし!久我からちょいちょい手を出されては、チョロくメロメロにされているのはBLあるあるで、それはそれで前菜で良いんですけど二人が本当に最後まで致すシーンが実は少ないのは不満ではあります。もっとあってもいいのに〜ヽ(;▽;)ノだってやっと恋人同士に!って二人共めっちゃ盛り上がって(勿論読み手の私も盛り上がってる笑)えちえち突入したのに…短かったですよね〜涙。もっとあそこは丁寧に読みたかったです。
まあ、心情の描写などが丁寧に入っているので、どちらを取るか難しいところではあるんですけど。
そして、私は本当は星を4か3にしたいくらい萎えたのが、終盤近くで受けのヒメちゃんが、当て馬の夏目にまであそこまでチョロくてどうする?!って思ってしまった案件。そういうの地雷系なので、個人的には本当に勘弁して欲しい流で。あんな簡単に手を出されて隙もあり過ぎて、というかもっと真剣に抵抗してくれよ!!!って思ってしまった(>_<)なのでさらりと描かれてはいる京都でのあのシーン、私にはあれあそこまでやる必要ないよね??久我の登場をもっと早くても良くない?!と。あそこでページ割くなら他を長くして欲しいとホント思ってしまいました。
幸い最後まで手を出されてはいないので、スパイスと取るか地雷となるかは完全な好みの問題です。
同じくそういう流れなどが地雷の方はご注意を。
しかし描き下ろしにまでウロチョロする夏目がウザくて勘弁して欲しい。だってなんか隙あらばって感じてしまって。そして連絡先交換しちゃう相変わらず警戒心の無いヒメちゃんにもイラっ。そりゃ久我が嫌な気持ちになるに決まってるだろっ!って同情。あの京都で、ヒメちゃんに迫ってもちゃんとわきまえて手を出さないでいたら私の中で夏目の株はここまで下がってなかったんですけど。あのシーンの出たしでは、ちょっといいヤツ!ってなりかけてたのになぁ。
なので今作では、見た目が可愛い系ではないのに不思議なことにちゃーんとエロくて可愛い健気なチョロ受け読めます。またそれを見つけちゃった久我先生、興味本位で手をだしたらミイラ取りがミイラになるにも読めます笑。そんなお話です。