ネタバレ・感想ありCANIS-THE SPEAKER- 【特典付き】のレビュー

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映画みたい
2025年8月4日
他の方のレビューにもありましたが、海外映画、ドラマシリーズのような物語。
BLである事を忘れる、青年マンガのようでした。
読む手が止まらないです。
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BLぬきでもすごくおもしろい!
2025年7月18日
帽子屋さんのスピンオフ。
こちらの方が読み応えありです。
絵柄はアメコミみたいで内容にピッタリ。
外国の映画やドラマを見終わった気分になりましたよ。
最後のページまで凝ってます。
次の作品も楽しみです。
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胸震える重厚な物語
ネタバレ
2025年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 孤児院で家族同然に過ごしてきたサム、ハル、ノブの3人が大人によって引き裂かれ、20年後に再び再会した時点から物語が大きく動き出します。まず、この3人が再会するまでのそれぞれの苦悩や怒り、絶望にどっぷりと感情移入してしまいました。
その後に続くのはマフィア、ヤクザ、国家機関、はたまたFBIやCIAなど、登場する組織の規模が大きく、裏社会を舞台にしたとてつもなく壮大な物語です。3人とも非常に頭が切れて、それぞれの立ち場と能力を最大限に活用して、根回し手回し、時には実力行使で目的を遂行しようと暗躍するところ、最高に格好良かったです。登場人物が多く、様々な人物の思惑が錯綜する重厚かつ複雑なストーリーなので初見では頭が追いつかないこともありましたが、何度も繰り返し読むうちに、あれはそういうことだったのかと気づいた瞬間、脳汁が止まりませんでした。
前作からも沢山の伏線が張られており、リョウなど前作のキャラクターも登場し、読み応えがあるのに引き込まれすぎてあっという間に読み終わりました。
そして、なんと言っても3人の顔が良すぎる。ZAKK先生の画力が高すぎるので、誰も彼もが彫刻のような造形美をお持ちです。こんなに色気が半端ない40代男性たち他にいますか…??愛らしい幼少期の彼らと大人になった逞しく美しい彼らを交互に眺めて、その成長の差分に一生ニヤニヤが止まりませんでした。
それに、3人が互いに向ける感情がもう…1巻の冒頭に家族であり、恋人であり、同志であると記されていましたが本当にその通りだと思います。3人で1つ、互いが自分の一部でありいかに大切に思っているかということ、3人で一緒にいられれば他には何もいらないということがひしひしと伝わってきて胸が締め付けられました。ベッドシーンはさらっと自然に出てくることが多く、その良い意味で特別感のないことが3人の関係性を表しているようで印象的な場面でした。
最終話、過去という呪縛から放たれておだやかな3人の表情をみることが出来て感無量でした。これからの3人の幸福を願ってやみません。願わくば、"来世"での3人のイチャラブをもっと見たい……!どうにかなりませんか泣
こんなにも心に深く刻み込まれた作品は初めてで、まだ放心状態です。これからも何回も読み直したいと思います。素晴らしい作品に出会えてとっても幸せです!ありがとうございました!
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良き
2025年5月12日
オチが弱いと感じたけど大変よき作品でした。
濃厚な絡みBLを求めてる人には向かないけど、激重感情求めてる人にはいいかなと。
あと単純に絵がいい。
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海外ドラマのような凄い作品
2025年3月6日
唐突に...私海外のサスペンスやクライム系ドラマが好きなんですが、この漫画読んだ時鳥肌立ちました。
BL枠超えて面白い。ストーリーも絵も芸術性高い。
(前作DearMr.Rain、MrHatterは恋愛色強め、こちらは雰囲気ガラッと変わりサスペンス強めなので好みあると思います。)
1回では理解しきれないので頭使うし何回も読むと思うので時間と心に余裕ある時 是非読んで欲しいです。
何回もレビュー書こうとしたけど、私にはこの作品の素晴らしさを伝えきれなくてふんわりレビューです…(;Д;ゴメンナサイ)
でもリニューアル後の初レビューは、推したかったこの作品で!!
(Dear Mr.Rain→Dear Hatter→THE SPEAKERの順)
感無量
2025年2月16日
凄い!の一言です。シリーズ前作のDear Mr.Rain、Dear Hatterの裏側にこんな壮大なストーリーが隠れていたなんて…。社会問題やマネーゲーム等漫画では余り読んだことのない話で人間の欲深さや騙し合いにヒリヒリしながら読みましたが、絵の美しさと3人の愛情の深さに引き込まれ、止まる事なく最後まで読み終えていました。結末に感無量です。シリーズ前作が好きだったので、こちらの主人公3人を悪役だと思い込んで読み始めたのもまた良かったかもしれません。シリーズ全て大好きです。
キレッキレの頭脳を持つ男達に脱帽
2024年12月31日
前作品よりこちらに惚れた!
幼少期の出来事を糧に、真実に辿りつく為に何年もかけて3人の男達がビジネスや政治など色々な業界に勝負を仕掛けていきます。その頭脳戦たるや、たるみきったワタクシの理解力では到底太刀打ちできず…何度ページを戻したか。駆け引き・騙しあい・情報操作…3人が頭良すぎてカッコよすぎ。そしてスーツ厨のワタクシには神作品。骨太なストーリー構成も人物像も最高か!人物は多いしみんなカタカナ名だし組織名もたくさん出てくるしで1回読んでも100パー理解は難しいのでまた読み直します。
それにしても…この年末最後を飾る最高の作品に出会えて嬉しい。2巻発売頃から知ってはいたけどアメコミ風の画に躊躇して読まず。いやいや、なんてもったいないことしてたの、自分!この作品にはこの画で当然!特に眼の描き方は絶品!皆さん、読んで!呼吸忘れて没頭しちゃうから!もっとレビュー数あってもいい作品なのになぁ。
うおおおおお
2024年8月4日
すごぉい!前作からこんなになるなんて!もはやBLだったのか疑問ですね!ちょっと一読では頭がついていけなかったので、時間置いて何周かしたいと思います
素晴らしすぎる。圧巻の物語。
2024年7月22日
圧倒的な画力とストーリー性。とんでもなく濃密な洋画を観たあとのような。専門的な用語や散りばめられた伏線、頭脳戦が凄まじすぎて脳が追いつかない悲しみと高揚感。BLという枠組みに収まり切らないドラマがあります。この物語を見届けられたことに感謝いたします。3人でひとつ。それぞれみんなどの表情もとても印象的です。作者さんの頭の中はどうなっているのだ!!!3人が幸せに眠ることができていますように。
先生に拍手
ネタバレ
2024年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ここまで練り上げられたストーリー、人物描写。。どこをどう取っても極上でした。もはや映画化してほしい。絶対観に行く。他の方もレビューで書かれてましたが、BNANAFISHなど好きな方はめちゃくちゃハマると思います。3P描写ありますがそこまで濃厚な感じではないです。それでも先生の画力がすごすぎて色気はすごいですが。。主人公たち以外の登場人物のストーリーも気になるところです。
子ども時代の三人に涙
2023年11月29日
時々入る子ども時代の三人に涙が止まらなかったです。ストーリーがとっても重厚で、三人が最後まで無事でいてくれる事を祈りながら読みました。
1つが3つ、3つがひとつ。
2023年8月6日
冒頭のセリフ、そのままの作品でした。
序章の別作、帽子屋があまりハマらなかったのですが、本作は1巻を読んで一気買い。

正直、1巻はかなり辛い…というか、
胸糞描写もあり、楽しく読めたもんじゃない…が、
だからこそ引き込まれました。
3人が辿り着くその先が見たくなった。
3人は身体の関係こそあるものの、
強い結びつきが行為としてあるだけで、
まさに家族であり、恋人であり、同志であり、、
そんな相手が2人もいるなんて、なんて最高なんだ、
「愛してる」の重さが違う。

スカッとする様な復讐劇を少し期待していましたが、
シスターと3人が対峙したシーンは昂まった…!

1巻表紙の青と赤の補色のコントラストが美しく、
アメコミを連想させるハーフトーンの使い方がとても好きです。
こんな風に描けたら、楽しいだろうなー。
画力のイメージのままに、壮大なスケールで、
最後のクレジット表記まで映画のワンシーンの様で、
素晴らしい良作でした!
完成度の高い作品
2023年7月6日
とても完成度の高い作品です。久しぶりに良い作品に出会えました。画風が海外の漫画のようで、少し独特です。loveと言うよりは同志、運命共同体としての三人の絆の深さですね。BLと言えばそうだけど~。
素晴らしすぎて一気に読みました
ネタバレ
2023年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ もともと1年?ほど前に前2作を読み、そちらがとても良かったのと、前2作では明かされない深い何かがこちらの作品につながっていきそうだな、と感じていたのでspeakerも手に取りかけたものの、当時はまだ未完で、1巻の表紙と試し読みから前2作と内容の重さが違いそうだぞ…!と、完結を待っていました。このGWの漫画ジャーニー(?)で完結していることに気づき、購入し、今とりあえず通しで読み終えた直後です。
とりあえずすごいです。(語彙力がない)
本当に、映画を見終えたような、いや、それ以上の迫力とストーリー、画力の素晴らしさ。私は実際はあまり映画は見ないのですが、それはこのような素晴らしい作品が、壮大な読後感を与えてくれるからです。
こちらが完結している!と大人買いし、まず前2作を読んでからの、こちら4巻一気読みし、大筋のストーリーは理解できていますが、細かいところはたぶん掬いきれてなくて、あと何度か読み返すことでまだ発見がありそうな予感です。それだけ、随所に伏線が張られていますし、時間も行ったり来たりします。時間のあるときに読むことを強くおすすめします。
ネタバレというか、お分かりになった方教えてほしいのですが、いつ、3人は、シスターメアリの真実に気づいたのでしょうか?最後のどんでん返し(というでしょうか?)まで全く分かりませんでした。直前のくだりでサムとシスターメアリが接触するシーンでん?とはなったのですが。
あとアザミと中元さんにも深い過去がありそうです。サムハルノブの関係のような何か…?このあたりも洞察ある方、お願いしますっ!
そんな感じで読みの深い読者様のレビューをかなり便りにしたい一作、とも言えます(笑)
前作でリョウがサトルの世界はお伽噺のようだと言っていましたが、そんなリョウとサトルの世界がほんわかして見えるくらい、こちらはハードでボイルドです。こちらのために前2作があったのだと思いますが、BLとしてはリョウとサトルの関係がとても好きですね。
あまりレビューしたことないのですが、こんな長いレビューになってしまいました。それくらい語りたくなる一作です。
めっちゃ格好良くてストーリーもいい!!
2023年5月5日
絵スタイル&ストーリー両方格好いい!
本格な頭脳戦プラス主人公三人それぞれの性格、ストーリー性満点!!
みんなにオススメっす!!
BL抜きで面白い!!
2023年3月9日
BL抜きで面白いです!!BL度薄めです。ほぼ少年漫画。久しぶりにめっちゃ面白い漫画に出会いました。BLじゃなく少年漫画ジャンルだったら大ヒットだったのでは?!とさえ思います~。ハラハラドキドキ系、大人シリアスOKの方、オススメです~!
完結おめでとう!
2023年1月27日
本当にお疲れ様でした、先生! 長い時間かかった最後にたどり着いたね、とても感動します。先生の作品が大好きです、最高!
満足
2022年12月9日
内容も絵柄もすごく綺麗で美しいと思いました。1つの映画を見たような感覚になり、満足しました。自分をしっかり持つことが大切だと改めて感じました。

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BL表現は目的か?手段か?
2022年12月4日
CANISシリーズ最終章(ですよね?)、Mr.Rain→Hatter→本作です。
前2作は本作の一部を別視点で切り取ったものであり、意味深に登場した3人の男が本作のメインです。
幾分イケメンになっているのはきっと主人公補正。笑
本格ヤクザものは登場人物や関係組織が多い。笑
しかしながら、若干のキャラ被りがあり「これ誰?!」が発生しやすいと感じました。欠点があるとすればそのくらいですね。
また、勧善懲悪を求める方には不満の残るラストかもしれませんが「3人が求めたもの」を考えると大団円になろうかと。
多くのBL作品がBL表現を目的としているのに対し、本作は手段とされているように感じます。
血の繋がらない3人の絶対的な繋がりの表現と理解しました。
骨太ストーリーをお探しの方にお勧めします。
名もなき多くのノブ達を思うと苦しくなりますがお勧めです。
経済世界を相手取った頭脳戦と命のやり取り
ネタバレ
2022年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後の率直な感想はお見事!!という他ありません。
「Mr.Rain」「Hatter」と地続きの世界でキャラも被っているのに全く異なったダークでシリアスな景色を堪能しました。

導入部は主人公3人の子ども時代の閉じた世界での衝撃的な出来事でグングン物語に引き込まれました。
しかし大人になった彼らが身を置くのは世の中を動かす複雑な経済の世界です。表舞台と裏組織、頭脳戦と命のやり取りで縦横無尽に駆け抜けます。(しかもめちゃくちゃイイ男になって!)
なのでストーリーも複雑になるので一コマでも1文字でも見逃すと大量の伏線に気づけずお話の面白さがグンと激減してしまいます。(私はカタカナ名が苦手なので苦戦しました汗)

実際にあった世界規模の金融危機を背景に●ールドマン・サック●を彷彿させる巨大な金の流れ。PEファンドでもしかしたら有るかもしれないゾワゾワが背中を駆け抜けました。
中でも教育支援プログラムを光と闇に分け、闇を探り討たんとするのがサイコーに痺れました!
時系列は前後しますが大抵は仕掛けた事案の流れと結末を先に持ってきて種明かしは後から描かれています。(過去話はコマ割り部分が黒くなっています。)
事件は解りやすくは描かれていないので、なんだなんだ?一体何が起きたんだ〜!?と混乱するも直後の種明かしでストレスが一気に解消!気持ちイイ〜!って何度も体験しました。
3人ともどんどん高い地位に登っていくので途中からは広げ過ぎた風呂敷をどう畳むんだろう?とめちゃワクワクしながら読みました。
そして終盤のメアリー・ロスとの対峙です。
このシーンは本当に本当に胸が詰まりました。シスター・メアリーの震える右手で、これまで見てきたはずの彼女の立場と思いが一瞬で塗り替えられました。どれだけノブを抱きしめたかったことか。でも自分にその資格は無いのも解っている。その境遇に囚われてきた長い年月。それこそ3人よりももっともっと長い長い…。たった一コマで転換する凄まじい表現力だと思いました。
………
ブラックマーケットで扱うのは人、ビットコイン、そして情報へと、今世紀で激変した経済の流れを裏社会から解りやすく踏まえたお話作り。今その渦中の人物となっている阿左美と中元サンのお話が読みた〜い!ってメチャなっています。

修正は見えない構図。3P有りですがとても神聖な気持ちになるタイミングと描写でした。
ZAKK先生、天才です!
ネタバレ
2022年11月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作が好きで、こちらも絶対好きだという確信はありつつ、完結を待って読みました。この数日何度も何度も読み返しています。期待をはるかに超える面白さ。こんなストーリーどうやって考えるんだろう…ZAKK先生天才です!BLジャンルで読み手が限られるのが勿体ないくらいストーリーもキャラも画力も全てが素晴らしいです。でも3人が魂レベルで深く繋がって想い合っているのが表情や仕草一つ一つに感じられてBLとしても最高です。ノブが生きてきた時間を考えると胸が苦しくなりますが、ノブが生きててくれて、3人が再会できて、そして最後に3人一緒の姿を見られて幸せです。少しでも気になる方には是非読んでもらいたい素晴らしい作品です!
最高に面白いです。読み応え抜群です。
2022年10月30日
好みはわかれるかもしれませんが、大大満足でした。闇市場に全く別方面から関わる3人の関係性と、それを利用した壮大なストーリー展開も見事でした。広げた風呂敷は、読者の納得できる形できちんと回収されます。読み終えて、大大満足です!絵が気になった方は、買って損ないと思います。
浸れる
2022年10月29日
アメリカのクライムノベルのようなドラマシリーズのような面白さ。好きとか萌とかではない運命共同体としての3人の関係に引き込まれます。絵はちょっとバタ臭いけどストーリーに合ってる。似ている孤児院設定の某少年マンガを思い出しましたがこちらの方が先のようですね。
最高のエンタメ
2022年10月28日
複雑で濃密ででも大切なものはシンプル、最高です。
ジャイアントキリングを成し得るために己の全てを出し切って生きる。
あっぱれです、彼らに安息の日々が訪れますように
3人が穏やかに暮らせますように
ネタバレ
2022年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしい画力に映画のようなストーリー、3人が幸せになれて良かった。
CANISシリーズと言われても、一部登場人物が被るだけでは?なんて思っていましたが、前作があるからこそ本作に奥行きが生まれていると思いました。
周りを煙に巻きながら、時に暗躍しつつ、穏やかに暮らす後日談をぜひ希望します。
感慨深い
ネタバレ
2022年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 終わりましたね。単話で追っていましたが、電子も購入。紙は予約しました、
ZAKK先生も書かれていましたが、本当にお疲れになったと思います。こんな緻密で繊細な駆け引きと騙し合いやアレコレ。描ききっていただき、ありがとうございました!
3人の考えは、子どもの頃から同じ。大人とお金の都合で引き離されましたが、立場を確保し、お金を用意し、情報を制して楽園を得た。手出しできないところまで完璧に。流石です…BLではないようでBLではあるけれど、枠に収まりませんね。臨場感あるドキドキワクワクをありがとうございました!
傑作
ネタバレ
2022年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 天才か!?一気に読んでしまった。子供の頃の3人が可愛い!バラバラになってしまったのが可哀想すぎてキー!となりながら読んでました。あとノブに対する仕打ちがひどすぎて泣きそうになりました。大人になった3人はそれぞれの地位でのし上がっていき、敵に立ち向かっていきます。壮大なストーリーすぎる…とにかく3人には幸せになってほしい。あーーすごすぎて感情がまとまらないです。
最高の傑作!
ネタバレ
2022年9月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ Netflixでドラマ化してほしいぐらい、面白いストーリーでした…来月末に出る新刊で完結とのことですが、今から楽しみです。壮大なストーリーのエンディングに向けて、ノブ、ハル、サムの3人が育った修道院の秘密が明らかになっていくのでしょうか…そしてリョウと沓名は幸せになれるのか…早く続きが読みたいです!
4.8☆
2022年9月10日
雑誌搭載版(分冊版)の方で読んでたのですが、3巻からはこちらを購入しました。「CANIS Dear Mr.Rain」から「Dear Hatter」と読みましたが、個人的にはハードボイルドな「THE SPEAKER」が飛びぬけて一番面白いです。ただ単純にBLを求めるならちょっと違うかもしれないというのと、話が一本の映画の様に壮大で複雑で出てくるキャラの数も多く、顔が見分け辛い、少女マンガのようなBLが好きな人にはあまり向かないかもしれない。
この作品の魅力は独自な絵柄でなす雰囲気というか演出だと思う、ZAKK 先生の絵は綺麗で一風変わった独自なセンス。自分の好みではなかったのですが、この作品を読みだしてからこの絵がすごく作品に合ってて、自然と好きになってました。孤児院でいつも一緒のルームメイト、ノブ、ハル、サムの個性的な3人の男の子たち、突然の出来事からバラバラになってしまってそれぞれの道へ...からのストーリーです。3人それぞれの苦悩がありながらも努力と頭脳と心の奥に秘めたような深い愛で成長していく姿はかっこいい、3人の深い信頼と愛情には感動します。そして全て描き切ってくれたなと感じるシスターとの再会から次の人生を覗かせる展開、4巻まで読めて良かった。評価は4.8☆
孤児院出身の3人VS巨大な人身売買組織
2022年9月10日
孤児院で暮らしていた仲の良いノブ、ハル、サムだったが、あることをきっかけにノブは行方不明、ハル、サムも別々に暮らすことに…。から始まり3人が人身売買組織に立ち向かって行くのですが、スケール大きく壮大な物語になっており、ZAKK先生凄すぎます。読み応えあります。BL枠だと読者が限られるかもしれないので、青年誌で幅広く読んでもらった方がよかったのではと思う位です。この三人が何をして、最終的にどうするのか目が離せません。
ハードボイルドBL
2022年8月31日
一本の映画を見ているような作品です!凄いBLに出会ってしまいました。三人がどういう結末を迎えるのか、次巻が楽しみでなりません。
某漫画っぽい冒頭ですが、こちらが先発
2022年8月31日
出だしが孤児院で3人なので最初だけぱっと見は某ジャンプ漫画っぽいですが、2015年連載開始のコチラの方が先発です。
内容は、、裏社会幼なじみスーツ大人男子共依存3Pというみんな大好きな設定です。
本当にありがとうございました。
画力で魅せる
2022年8月31日
絵が上手い好き。内容も凄そうだけど、私にはちょっと難しくて何回も読まないと理解できてない。完結してからじっくり読みたい。BLは薄めだからそういう意味では物足りないかも。
シリーズ前作がすごく良かった
2022年8月25日
勧められて前作を読んだのですが、それが本当に良くて本作は迷わず購入しました。ちょっと暗いところもあるのですが、ストーリーに引き込まれます。続きが楽しみです
面白いっ!
2022年8月21日
皆さんのレビュー通り、読み応えのあるとても面白いお話です。そしてややこしいです笑。次は時系列を整理しながら、人物相関図を自分で作りながら帽子屋さんのお話からじっくり読み返すつもりです。BLありきの話ではなく、結果的にBLになってしまった3人の関係性なので、BL嫌いな方でも大丈夫だと思います。というか、読んでいるとBLという事を忘れてしまうほど、ストーリーにのめり込みます。帽子屋さんお話の二人と、これからどう絡んでいくのかとても楽しみです。
えっ⁉︎250p読み終わってた…
ネタバレ
2022年8月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「囀る」並みにややこしい…一回では頭の中がカオスだけど、はちゃめちゃに深くて面白いし、スピン元?(どっちが元?)のリョウの登場の仕方とか、キュンとかそんな世界じゃなくて、ただただヤバい…。ボーイがラブする世界を悠に超え、魂も肉体も繋がってないと生きていけないレベルで、交わるとか…心臓えぐってくる。
どこからこの物語を組み立てたんだろう…スピン元?のお話はなんだったの?どうこのお話は終焉を迎えるの?
ノブよ、頼むから幸せであってくれ…
傑作です
ネタバレ
2022年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めたら止まらなくなって夢中で読んでしまうスケールの大きい力作です。もっと認知度高くても良いし、このまま映画化出来そうなくらい完成度が高いです。画力高く、構成力素晴しく、非の打ち所がないです。ストーリーが秀逸でキャラクターも魅力的で、兎に角読んで欲しい。
いよいよ、クライマックス。
2022年8月3日
帽子やさんの話からちょくちょく、写り込んでいた、サム、ハル、ノブ。答え合わせが、始まった感が、ひしひしとします。私は、年代をチェックしながら、何度も読んでいます。半額のうちにシリーズ全部、読んで下さい。わくわくします。
とうとう完了しましたね。
ネタバレ
2022年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ BANANA FISH や DEADLOCK 好きならば、すごく楽しめると思う。主人公3人はBANANA FISH のアッシュが3分割した感じ。はじめのうちは登場人物の区分けにちょっと難儀したけれど、読み進めて行くと問題ない。作家さんの画力にも引き込まれる。欧米人の堀の深い表情とかすごいなと率直に思う。
孤児院からの人身売買が全ての始まりで、その中でノブが日本の闇社会でのし上がって行く様に圧倒する。男娼として仕事しながら語学力を身につけ、裏情報で自分の価値を上げ、組織へ食い込む。同時に司法試験も合格してって何年かけたかと計算してしまった。時系列を辿って読んでいく面白さ、読み応えあり。心身共に傷ついたノブが自分を見失わなかったのは孤児院で過ごした米国人の2人の存在。米国にいる2人もそれぞれ人生が始まるけれど恵まれた環境の中でもノブを忘れない絆に深く感銘した。
昔、留学した友人から聞いた欧米人のアジア系人種軽視ってやっぱりあるんだなと考えさせられた。
物語は米国経済界と裏社会にCIAやFBIを絡めて深く入り込んでいく。一気に3巻まで読んで、それでも止められなくて雑誌版までよんだ。裏社会に入り込んだ2人がやむを得ずとも殺人を犯したこととか、インサイダー的なマネー操作のこととか、どう折り合いをつけるのか、それとも3人でメキシコあたりでのんびり暮らすのか・・・ここからは、全巻読んだあとの感想ですが、新しい名前で、のんびり中南米で暮らすのね、そうだと思った。BANANA FISHでも原作者は「アッシュは死ぬしかなかった」からの結末だった。こちらも因果応報じゃないけど、米国で実名で生活できないこと、実在しない人物になることで決着をつけるんだね。物語だから登場人物の都合の良いことばかりには進まない。何かを得るためには何かを手放す、人生においての取捨選択についても教えてくれたストーリーでした。久しぶりにBANANA FISH、,DEADLOCKED、気まぐれなジャガー、シジュウカラ以来の集中した時間を過ごしました。
壮大〜
2022年7月11日
いやー、すごいです。壮大です。
まとまるまで待ってから読んでみたのですが、本当に引き込まれます。
早く続きが欲しいです。
圧倒的な面白さです
2022年7月9日
少し前に購入していましたが、きっと読み始めたら止まらないし、ガツンとインパクトが強いことは予想できたので、ちゃんと準備をしてようやく読みました。
想像以上の面白さです。
(ちなみに、BL要素は少ないハードボイルドです)

舞台が NYなだけにハリウッド映画の超大作を見ているよう。
表社会と裏社会、そして世界情勢が複雑に絡みあって、1つの大きな犯罪の被害者であった三人が、一度はバラバラになってしまったものの、運命に導かれるように再会し、その巨悪に挑んでゆく。
壮大なスケールで、そして非常に重たいテーマ。
画力の高さと構成の巧みさが、さらに凄みを増して読み手に迫ってくるように感じます。
気圧されてしまいそうなほど、圧倒的に面白い。
傑作だと思います。
BLという枠だけでないスケールの大きさ
ネタバレ
2022年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ一気に通して3巻まで読みました。Hatterの方もすごく良かったけど、同じ世界なのに全く違う世界観が、凄い。
マフィアやヤクザだけではなく、財界や政界を巻き込む裏と表の世界が、壮大なスケールで描かれていきます。あっという間に読んでしまうほど惹きつけられました。
BL要素ももちろんありますが、それだけではない、3人の絆とお互いを守るためだけに自分の持てる能力を使ってのし上がっていく過程は見事としか言いようがない迫力です。リョウが出てきたところで、同じ世界なのだなと感覚が引き戻されました。どちらもとても惹きつけられる作品です。
BL的なシーンもチラホラありますが少ない。でも、ほんのちょっとでも凄く舞い上がります。3人が絆を確かめ合うシーンは痺れました。
願わくばノブ、ハル、サム3人がずっと一緒にいられて幸せな老後を迎えることを祈ります。早く続きが読みたいです!
第3章 世界観が凄い!!
2022年7月5日
Hatter とMr Rainのスピンオフ!
前作に出てくる、ノブ、ハル、サムの3人が主役のシリーズです。Mr Rainのレビューでも書きましたが、元々この作品の試し読みでぐっと世界観に引き込まれて、この作品を読むために前作読んだので既に思い入れ強いです!
そんな期待値が高いまま読んだ本作でしたが、期待を裏切らない素晴らしい作品でした。

特に3巻は前作のリョウも登場して、点と点でしかなかった事が少しづつ繋がり…うまく伏線回収されていく過程はゾクゾクします!
しかもこれ、まだ完結ではないです。
3巻になると登場人物がぐっと増えるので頭を整理しつつ読み、伏線を漏らすまいとHatterや Rainをまた読み返して…と完全にループです。笑
この作品から読みはじめても大丈夫ですが、前作を読むとより楽しめる事は間違いなしです!スピンオフというよりはこの3人を描く為に前作のHatterとMrRainがあるのではと感じてしまいます。なのでどの作品も切り離せないのが本音です。

そして、サム、ノブ、ハルの関係はBLというジャンルでくくって良いものか…。
もうこの3人は魂のレベルで強く結ばれているんだなと感じます。
どのキャラも魅力的ですが個人的にはハルが好き!

4巻も楽しみでなりません!

こんなにゾクゾクさせる面白いストーリーに素晴らしい世界観、ZAKK先生の頭の中を少しでも覗いてみたいとTwitterフォローしました。下書き段階を色々と見れて楽しいです♪すっかりZAKK先生のファンです。

是非みなさんにも読んで貰いたいので強くおすすめします!
作品の面白さにレビュー数が全然見合っていないです。読んだ方はレビュー是非書いてほしい。
なになにこのゾクゾク感
2022年6月28日
なにこれ。。おもしろいっていうもんじゃない。。昔、ZAKk先生の挿絵のノベルを読んだことがあって、なにげに読み始めたら、、最高! まだ1巻だけど、はやく次読みたい。。すごく、得した気分だ。色んな作家さんがいて、でも自分がすごいと入り込んでしまえる作品って中々おめにかかれない。出会ってしまったよーと心底思える。
ゾクゾクが止まりません
ネタバレ
2022年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューは茜新社単行本版と竹書房分冊版に書いたので、
もう竹書房単行本版に書くことはないと思ってましたが、
3巻を読んだら書かずにはいられなくなりました。

リョウがついに登場!
チェイスも登場し、ノブについてる河西の出自も明らかに。
なんとリョウの両親の素性も。
CANIS Dear Mr.Rain で垣間見えたもうひとつの世界の
いろいろがどんどん明らかになって、ゾクゾクが止まりません。

マフィア、警察、ヤクザ、FBI、CIA、IMF、孤児院を巻き込んで、
描く裏社会の陰謀と策略が壮大!

①ベースとしてあるマフィアやヤクザ、孤児院の裏社会。
②ヤクザや警察、マフィア、IMFに潜り込み目的を達成しようとするノブ、ハル、サム。
③裏社会を摘発しようとするCIAやFBI。
3重構造の騙し探り合いが繰り広げられ、読む手が止まりません。

リアル世界のサブプライムローンやリーマンショックを背景にした描写や、
仮想通貨まで絡んでくるなど、もうBLの域を超えてます。
ZAKKさんすごすぎです。

1巻は痛い描写が多くて読むのが辛かったけれど、
3巻で物語の最高潮に。
4巻が待ち遠しいです。
1巻211ページ、2巻211ページ、3巻248ページ。
※1巻2巻は、茜新社版のページ数です。

シリーズの順番は、
CANIS Dear Mr.Rain → CANIS Dear HATTER → CANIS THE SPEAKER。
スピンオフなので、SPEAKERからでも読めますが、
シリーズ最初から読んだ方がより楽しめます。
素晴らしい
2022年6月27日
BL要素はやや薄めですが、映像化されてもおかしくないレベルの面白いストーリーです。内容はちょっと重め&複雑化してるのでゆっくり時間がある時に読むのがおすすめですね。3巻も発売日付になった瞬間、即購入・読破しました。今後の展開が全然読めない!どうなっていくのか楽しみで仕方がないです!
画力が圧巻です!
2022年6月7日
とてもひきこまれる画力、それに劣らないストーリー構成。
どこをとっても非の打ち所がない神作でした…
一つの映画を見た気分!
コレは読まなきゃ損。神棚行き。
2022年5月14日
みなさまレビューされての通りです。圧巻ですよ!
Mr Rain, Hatterのスピンオフですが、こちらがメイン感バリバリです。ZAKK様の手腕がさらに輝き増してます。もう、漫画BLの括りは超えて、映画ですね。読み返せば返すほど、おもしろい。こういう作品に出逢えるのは本当に稀ですよね。
細部まで行き届いたストーリー、展開、画力、全てに置いて素晴らしいです。
BLのエチ満載、きゅんきゅんを求めてる方には不向きですが…そこの垣根を超えて、読んで貰いたいです。
作品がディープでしっかりしてるからこそ、エチシーンが少なくとも、そこがまた色気があり想像掻き立てられます。
これからどんな完結へとなるか、楽しみでなりません💗
今後、どんどん注目される作品間違いないですよね〜。
個人的にはこちらの作品から読んで、Mr Rain, Hatterでも良いかと。ディープから少し柔らくて優しいloveが見られます。シリーズ全部最高です。
これBLなん??
2022年5月3日
RainとHatterを読みながら「あ〜ホントの主役はこの三人なんだろうな」とは思ってたけど、まぁこの人らの吸引力すごい。圧倒的存在感で紙面(スマホ面)からオーラが滲み出てる。前2作のリョウと聡が好きすぎて「ちょっとだけでも出てこないかしら?」と期待して読み始めたけど、途中からそれ忘れてましたね。…とは言いつつ2巻ラストでリョウの気配をちょっとだけ感じたのが楽しみではあるけど、今後の展開で3人が何処へ辿り着くのか?どんな運命が待ち受けてるのか?と思うと最早読むのが怖い気さえします。読むけど。

10月27日4巻読了。
完結しました。222ページの「あとがき」。「つかれました」ってそりゃそうだよな。あんなオシャレな「あとがき」みたことない。大作ありがとうございました。
ハマる
2022年4月30日
まとまるの待ってたぁ!Mr.Rainもhatterも読んで待ってました。生きる楽しみの1つです。bl関係なく構成が素晴らしいのですが、こどもが(ノブが)酷い目に遭うところはいたたまれない。まだまだ続くでしょうが、興奮して早々レビューしちゃう!ホント絵も構成も文句無し間違いないっ!!
読もうか迷っている方へ
ネタバレ
2022年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白ければ、翌日以降もその作品について考えちゃいませんか?自分にとってはこの漫画もその一つです!面白いしキャラクターが魅力的(タダノブが好き)。沢山の人に読んで欲しい…もっと評価されて欲しい…!

以下、迷っている方の参考になれば。
💮シリーズ順に読んで、そしてこのSPEAKERでドキドキ最高潮を浴びて欲しい。Dearに何度も登場するノブ(岩城)を中心に話が展開します。
(Dear Mr.Rain→Dear Hatter→THE SPEAKER)
💮ハルサムノブの3人は愛し合っています、深く深く。恋なんてもんじゃない。2巻までの描写ではシリーズ含め、ノブが受けの表現はありますが、ハルサムはそれと分かる描写はありません。キスはキス。リバや受けポジ複数が苦手な方でも、描写が濃くないので地雷にはならないのでは?と思います。
💮未成年が大人達から…は超地雷、、ここは耐えましょう。ノブ、壮絶です。何十年も心身の危険に晒されながら、ハルサムのようにあれと力を蓄えて人生を必死に生きます。見た目のクールさとは裏腹に、内面の描写は色濃く、感情移入してしまいます。強い人だ…
💮とにかくセンスがえげつないZAKK先生、一コマ一コマがまるでアメコミポスター!Twitterを見ると全部アナログで製作されてる?ようで脱帽です。しかも試し読みの時点で分かる、あれ?路地裏ブラザーズの人?マジ?です。いやぁ、まさかBLを描かれているとは。ポップでハイセンスな先生のBL、読むに決まってるかっこいいー!

参考になったかどうかは分かりませんが、少しでも興味がある方は是非読んでみてください。
あ〜次の3、4巻まで待ち切れない。それまで繰り返し読んで少しでも理解しておきたい〜
ストーリーも絵も凄い!
ネタバレ
2022年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ CANISシリーズ素晴らしいですね!
帽子屋さんの方から
こちらの作品まで一気に読み進めてしまいました。
もう何年もほぼ毎日シーモアさんで漫画読んでます(主にBL)が、レビューを書く事はありませんでした。
でも、この作品のレビュー数が少なすぎると感じて初めて書かせてもらいました。それぐらい作者様を応援したいと感じました!ストーリーも絵も素晴らしいです。
恋愛メインの癒され可愛いピュアが好きな方より
アングラで深くてシリアスなストーリーが好きな方は向いている気がします。
変わらざるえなかった環境での生き方や苦しみをみると、
悲しくなりますが三人の繋がりの深さに感動します。
ZAKK先生のファンになりました。
3人がどーなるのか結末が楽しみな漫画のひとつです。
極上のエンターテイメント作品に浸る愉悦
ネタバレ
2022年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2冊読了した時点ですっかりこの作品世界に浸り魅了されてしまい、完成度の高さに感歎するしかなかった。

アメリカの孤児院の同室で育ったノブ、ハル、サム。賢明なサムが遊びで始めた警察ごっこがきっかけでノブの行方が分からなくなり、3人は引き離されるが、ハルとサムはノブを取り戻すことを祈念して力を蓄え大人になる。けれど、サムは自分のせいでノブを失ったと自分を責め続け、悪夢に苛まれて暮らしている。一方、ノブは、日本の裏社会で非力な子ども時代を経て知力で自分の武器を身につけ裏社会でのし上がっていき、多国語を操る企業内弁護士兼会計士として、サムと再会する…ここまでが2巻の冒頭で、それまでたっぷりと3人の子どもの愛らしさ、絶望、後悔、怒りの念が描かれ、世界観に惹き込まれた上で怒涛の展開に突入する。

自分には、3人が再会して交わる姿が、ノブにとっては奪われた魂の一部と虐/待によって乏しくなっていた、身体が自分のものだという感覚を取り戻すための必然的なものと思え、罪悪感に苛まれ続けたサムにとっても抱え続けた胸に開いた穴を埋めるために必要なことだったように思えた。サイレントで描かれたそのシーンは、3人の魂が交じり合い、充足されるための崇高な儀式のようで目が離せなかった。ベッドシーンでそんなことを感じたのは初めてだ。

それからは、非力な子ども時代に、大人から力づくで引き離され、魂の一部を失った3人が、それぞれ力を蓄えた大人として自分達を引き離した悪に対峙していく様が痛快だ。スリルに満ちた高揚感溢れるシーンが、魅力的な絵で描かれ、読み応え抜群。簡単な勧善懲悪ものではなく、3人が表の顔と裏の顔を使い分けてピンチを乗り越えていくのも、簡単に先を見通せず、続きを知りたくて堪らなくなる。
セリフが生身の人間から発せられているようなところ、色々なものを見過ぎて生気のない眼をしたノブがハルとサムのことになると眼に光が入る描写も心惹かれる。

完結前だけれども、素晴らしいエンターテイメント作品に出会え、浸ることができた喜びを、共有したいと思いレビューした。本当はこの素晴らしさをネタバレなしで伝えたいと思ったけれど、かなわなかった。できればBLという枠を取り払い多くの人に読んで欲しい。そう思った作品です。
最高傑作すぎて、うまく表現できないYO!!!
2022年4月29日
ZAKK先生はどうやってこのお話を作り上げ、描き進めていらっしゃるのだろう??とにかく話の壮大さに驚くばかりです。読み進めながらも、「えー!まじか?!。。。凄い展開なんですけどっ?。。。どーすんの??え?凄すぎない?これ?」と感動と感心が止まらない。。。
そして、以前読んだrainとhatterを改めて読み直し、驚愕しました。話の縦糸と横糸が見事に合致する構成がたまらないです。伏線がこんなに散りばめられていたとは。。。なんだ、ココはそういう話だったのか、この場面はこーいう意味だったんだ、と改めて理解することになりました。
この作品、、、美しすぎるわ。
3人がこの先、どんな役割を担って、例の組織に対抗してゆくのか?で、なんでrainやhatterの場面に行き着いたのか??
あー!とにかく先が気になる。2巻まで一気に出してくれてありがとうございます。そして、6月に3巻がでるのですか?めちゃ嬉しい!!待ちきれなーい!!
発売待ってました
2022年4月28日
新装版の発売待っていました。星100。
全4巻の予定だそうです!
3巻も6月に発売だそうで、楽しみでなりません。
雨男と帽子屋もそうなんですが、何でこんなにレビューが少ないんでしょうかね。面白さに見合ってない少なさですよ。マニアだけが支える作品になるにはもったいないです。ってかそんなはずないんだけどなー。
我こそは鬼ファンですってひとたち、レビュー書いてくださいよー(笑)俺は布教してますよ(笑)
いつもレビューしないんですが、今回は応援の気持ちでしました。
重い~辛い~でも読む!
ネタバレ
2022年4月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ノブの扱いが酷すぎて辛かったです。ノブが自分の生きる道を見つけ、サムとハルがこれからどのように絡んでくるのか、怖いけど2巻を読むしかない~!
重くて辛いけど、繰り返し読んでしまうでしょう!
単行本化待ってました!!
2022年4月27日
CANIS-Dear Mr.Rain-、-Dear Hatter-でリョウの関係者として出てきたハロルドと岩城を含む元孤児3人のお話。こちらがスピンオフというより、こちらの話がメインストーリーとして作者さんの中にあったんだろうと思います。今のところBL色は薄く、恋愛よりも強い3人の絆が描かれています。2巻までは序章と第1章という内容で、これからどんなドラマチックな展開があるのか楽しみです。期待を込めて☆5で。
重厚なつくりだと
ネタバレ
2023年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思うのですが、あんまり好みではなかったです。
1巻だけしか読んでいないからかもしれないですが、ちょっと某少年漫画の雰囲気に似ているのもあって、はまれませんでした・・・。
待望の完結…
ネタバレ
2022年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最終話を待ちわびていて感無量な心持ちだったのですが…正直、虚無感といいますか中途半端でモヤモヤしてしまいました。伏線回収はあるにはあったんだけど、期待しすぎだったんでしょうか…いやもうスッキリしなかった。もしやこれ、チェイスのスピンあるんでしょうかね?なんて。そもそも報復が目的なのではなく、この三人は未来に目が向きすぎていたというのが私の感情とは随分食い違ってました。まず、あざみを徹底的に潰してやればよかったのに…というところで物足りなさと、意趣返しを自らではなく他人に委ねるというのがね、完全に意味わかんなかった。ぬるいよ。これなら、序盤のあそこまでの苛烈で残酷描写とかなくてもよかったし…悪趣味がすぎると。まぁ私情がいきすぎかとは思いますが、今作楽しみに読んでたので私的にはガッカリ感でいっぱいです。
他の方も仰る通り…
ネタバレ
2022年11月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 消化不良かなあ…
こう、出し抜き方とかは基本的に上手だと思うんです。頭脳戦とか人の動かし方とか。作者さんも地頭いいんだろうなあとセリフの端々で感じるので…。でも、たまに「あまい」瞬間があって(代役やら〇体捏造やら)、「ここ疑うのが普通なのに疑わないからたまたま作戦が上手くいった」感を感じる時がありました。
BL描写も恋愛というより家族愛、執着愛に近く、BLとしてもサスペンスとしても少し物足りない感じ。
ただ、3人のお互いが自身の魂のように固く結びついた関係性は伝わりました。

あとは個人的な意見ですが、後半にもタダノブ受けの直接描写が欲しかった…(前半の傷だらけの身体で二人の愛情を受け止める姿が凄く扇情的だったので…)
最終読了。ちょっと、いやかなり消化不良。
ネタバレ
2022年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしいストーリーでしたが、それだけに「BL」じゃなくても良かったと思いました。だって壮大な「家族愛」ですもの。一番納得いかなかったのはシスターへの報復。え?対面して終わり?そして莫大な寄付??1巻が怒涛の展開でかなり引き込まれましたが、話が進むに連れ何度か読まないと理解できないのも、ちょっと疲れちゃいました。「Love」の部分が圧倒的に足りなかったせい。その後の彼らの人生が描かれるのならまた読みたいですが。
自分には合わなかった
ネタバレ
2022年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絶賛レビューばかりだったので、期待して複数巻購入して読みました。が・・・
そんなにすごい作品かなぁ?と感じてしまいました。
作者の頭の中に色々イメージとか、描きたいかっこいい場面があるんだろうな〜というのは伝わってきました。
しかし、なんだろう。そうはならんやろという部分やストーリーの見せ方が拙い部分が多くて、そんな選択肢選ぶ?そんなことある?他に誰も気づかないとかありえないだろ?等。現実的な整合性を気にせず読むのが正解だったのだろうか・・・
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作家名: ZAKK
ジャンル: BLマンガ
出版社: 竹書房