ネタバレ・感想ありこぼれた余白のレビュー

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若い時って絶望になる時ある
ネタバレ
2025年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生きる意味がなくなった久慈くんを間一髪のところで助けた与一(攻)。一軒家に1人で住んでる漫画家(今は仕事なくてアシ中)の与一はバイなんだけど、どうやら過去にあまり良い振られ方をしてないようで引きずってるのか今は独り身。そんな私生活の中に居候として暮らすことになった久慈くん。先に入居済みだった猫のムンさんとの2人と1匹の生活が始まります。
何もかも無くして何のために生きれば良いのか分からない久慈くんに、住まいを提供し身なりを整える軍資金一万円を渡した与一は「金を返すまで死ねないね」と生きる意味を与えてくれる。人が良い。
一緒に過ごすうちに人肌の温かさやムンさんを心配する感情、ご飯を美味しいと思えること、好きな人とキスするドキドキ…死のうとしてた無からいつの間にか抜け出してる自分がいて泣いちゃう久慈くん。良かったな〜とホッとしました。
流されて居候してた身から、最後は自分の意思でそばに居ることを決めて新しい生活を楽しむ2人と一匹が微笑ましい。
きっと、死のうと橋の上で一悶着あったことも何十年も経てば「若気の至りだったな」と恥ずかしながらも梅酒のアテにでも出来るんじゃないでしょうか(ニッコリ)。
良いお話し
2024年9月17日
死にたくなって死ぬのには頑張りが必要で 人はいつか死ぬのなら なにも頑張ることないんだ
人が生きる1日に意味なんかないし
必要も見出だす事もないんだな
と教えられた気がする。
例えば この作品に出会う事も生きる意味になったりするのかも
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素敵ですね。
2023年6月11日
普通に日常なんですけど、心に沁みる。
ハラハラはあまりないけど、ドキドキはあります!ナチュラルに素敵なお話でした。
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良かったよ〜
2023年4月17日
何に感動したかわからんけど、涙流してた〜。ほのぼのとしたカップルで、読んでて、温まった。最初ヘビーな入りやけど、その後は、ほのぼのです。
こんな日常が欲しい…
ネタバレ
2023年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 割といきなり重いのかなとちょっと構えましたが、絵柄の雰囲気や登場人物の性格のせいか、リアルにあり得そうな淡々とほのぼのしい日常が描かれています。こんなに順応性が高くてどこででも生きられそうな人が自/殺を考えるのか…と思うと、ひょんな事で命って救わなきゃいけないのかなとか考えさせられてしまう……絶対生きてて欲しいじゃん、こんな人…。クソみたいな人間を多く身過ぎて、タヒにたい人はタヒねばいいじゃん、とドライな人間になってしまったので、身につまされます。。
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シリーズ化ぜひ!
2022年12月18日
好きです。この空気感。やっと二人の気持ちが重なってこれからイチャLOVEを見れるな〜と思ったらもう終わり。もっとふたりを見ていたいです。シリーズ化をぜひぜひお願いします。後、与一のお友達がするっとふたりの関係を受け入れちゃうとこ大好きです。彼らももっと登場してほしい。
ほのぼの
ネタバレ
2022年11月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 川に飛び込もうとしてた久慈君を助けた与一さん。住む所の無い久慈君を家に呼び貸したお金の為に仕事を勧める。最初の出来事とは全然違う、ほのぼのした話で読みやすく良かったです。エチ少しあります。
とりあえず、1万円分生きてみる
ネタバレ
2022年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 通りがかりに久慈を助けた与一。適度な距離を保ちつつ寝場所や食事を与え、1万円渡す。髪切って下着買って、証明写真撮ってこいと。

あれこれ言うより、必要なのってこういうことなのかもな。久慈くんの「なにもない」感には共感できるところがあって、そこに落ち込んでしまうと自力ではなかなか抜け出せないんだよね。

シンプルに、共に衣食住をこなすことで久慈くんが少しずつ上向いて行く姿が好ましかった。

攻受が思っていたのと逆だったのが残念なんだけど笑、ま、そのうちリバってくれそうだし。
ラスト、小さな梅酒を、ほいと渡す与一。久慈くんのなんとも言えぬ表情。うまいな。

余談ですが、ちょうどうちも梅が配達される知らせがまさに来たところ!梅仕事、楽しいんだよね~♪梅の香が大好き!
サラッとしているけど印象に残る
ネタバレ
2022年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ バイの漫画家志望×ノンケの無職。夜中に自 殺を図ろうとしていた受けを、自宅に連れて帰り始まった同居生活。とんでもないけれどBLには良くある初対面お持ち帰りパターン。
飄々とした攻めと、無気力気味だった受けがしっくり来る。相性が良いのかな。無理しないで近づく関係が自然です。
受けが初めての男同士のセッで、思った以上に最高だったと素直に攻めに伝えるの良き。そんなこと言われたら嬉しいよね!
描き下ろしの梅酒エピソードにもじんわり。
普通の二人がただ生きていく話
ネタバレ
2022年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ のきようこ先生の漫画の地に足ついたリアル感が好きです。
行き場のない男の子を拾って自分の家で一緒に暮らすっていう、BLとしてはよくある設定の話なのですが、久慈くんを拾った与一さんが、煌びやかでも熱血でも過度に親切でもない本当に普通の感覚を持った普通の人。必要以上に干渉したりしないけど、適切な心遣いはするちゃんと大人な人なのが良かった。
会話もなんかナチュラルで、言葉がストンストンと胸に落ちていく。ちょっとドキュメンタリーを見ているような気分にもなって、普通の人の普通の人生の話が心に響きました。

構えて読まなくていい心地良い漫画です。
劇的ではない、でも登場人物たちの中にはちゃんとドラマがあって、日々ゆっくりと再生していく久慈くんが、身も心も癒され気持ち良くなっていくのが手に取るようにわかる。
与一さんに惹かれるのもとても自然なことに思えたし、馴染んでいく二人が微笑ましかった。
なんだか不思議と心が安らぐ。精神安定剤のような、でも最後ちょっと元気になるビタミン剤のような、そんな感じ。
後半のエチ中の赤裸々な男同士っぽい会話も好きでした。心地良く読めていろんなツボを押してくる自分には奥深い作品です。
のんぴり
2022年6月8日
ほのぼの。重そうなエピソードもさらっとすりぬけて、こんな優しくていいかげんな世界はいいなぁと肩の力が抜けました。梅酒が作りたくなりました。この空気は好きです。
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作家名: のきようこ
ジャンル: BLマンガ ワンコ(BL)
出版社: アルファポリス