ネタバレ・感想ありブルーモーメントのレビュー

(4.6) 41件
(5)
28件
(4)
10件
(3)
3件
(2)
0件
(1)
0件
繊細な心理描写
ネタバレ
2025年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 響の生活と心が移り変わっていく様子が細やかに描写されてて切なく美しかったです。
コロナ禍を舞台にした本作は、共感できることも多く没入感がありました。
コロナで変わったもの失ったもの得たもの、は誰にでもあると思いますが、この作品でもその辺りの描写がとても丁寧です。
繋ぐことと断つことこそが人生なのだと思わされる作品でした。
切ないですが、読後感が爽やかです。
いいね
0件
思い出します
2025年2月5日
コロナ禍の緊急事態宣言を思い出します。
職場で知った子供の学校の休校で、私は仕事休めず育児に仕事に更に忙しくなって、でも不要不急の外出はできないから実家にも頼れず子供は引きこもりでストレスたまって家の中は皆イライラしてました…本当に辛かった。

そんなことを思い出させてくれる一冊ですが、なぜか嫌な気持ちにはならず寂しさを思い出します。
この作品は寂しさだけではなく優しさもある落ち着いて読めます。良くも悪くもあの時を忘れずにいるためのものです。ありがとうございます。
よかった
ネタバレ
2024年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分にとって無理のない、惹かれる相手に巡り合い、揺れる感情がとてもよかったです。そわそわしたり、葛藤したり、自己弁護したり、性格的には落ち着いている主人公ですが心の中は意外と忙しい。登場人物の気持ちがとても細やかに描かれていて感情移入しました。
あの時。
ネタバレ
2024年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ついこの間経験した未曾有のパンデミック。あの頃自身でも人間関係の変化がありました。この作品ではそれをもの悲しく描いています。
主人公の響は彼氏の援助で小さなバーを経営。元から常連だった尚人とコロナで縁が深くなって行く。響と彼氏の征司は似た者同士でお互い大切にしているけど踏み込めない。そこに自分をまっすぐに見つめて踏み込んでくる相手が身近にいたら。響の葛藤は自分の気持ちに気が付かないようにすることだったのでは?そうするほどに尚人の影が濃くなってくる。コロナ渦がなければ響の生活は変わっていなかったと思う。
あの頃を振り返って
ネタバレ
2024年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2024年の今、あの頃を振り返って本当に永遠に続くかのような得体の知れない暗闇を思い出しゾッとしています。オーナーは合理主義で冷たい感じはありますが、それは嫌味では無くそこが彼の優しさ誠実さなのですよね、でも恋人としては寂しいかな。そんなところにド直球観月くんの登場はまぶしかったはず。あの時期の職業的な不安のリアルさ、そんな暗闇の中の静かな恋の終わりと始まりのお話、良作品でした。
いいね
0件
映画のような…
ネタバレ
2023年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ コロナの頃を思い出します。
世界が異様な雰囲気に包まれた数ヶ月。そんな時期の人と人との関わり方を、丁寧に描かれた漫画です。
いい!
2023年8月22日
この作者さんの世界観が大好きです。のんびりとした日常的な作品がとても多いです!エロというより、考えさせられることが多いです!
わかりみ
2023年7月10日
コロナって大変だったよねー
一生続くのかとおもっちゃったし
めっちゃ不安だったし
揺れ動く気持ちとか繊細に描かれてて好き
面白かったです!
2023年4月30日
最後の小説もとても良かったです。原作があったんですね!通りで!何とも言えない情緒があって、ぐいぐい惹き込まれました!
はぁ~、稀に見るいい作品に出会ったな〜❀とかって思いながら読み終わりました。絵や作画も良くて、小説から出てる雰囲気を上手く出しているように、感じました。(これは最後の小説を読んだから言えること)
いい作品に出会えると幸せになれて、、、漫画家さんや、小説家さんは本当に凄いな~と思います。
またお二方の作品を読んでみたいなと思いました(#^.^#)
いいね
0件
同じ状況下でも色々な捉え方があるんだな
2022年9月22日
設定がとてもよかったです。ポジティブもネガティブも、色々な角度、視点で物語が描かれていて、同じ状況下にいても捉え方が違えば、ある人にとっては全く別の世界になるんだなと、気付かされることが多くありました
刺さる
ネタバレ
2022年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今のご時世で生きてる人間に刺さる作品ですね。征司さん嫌いじゃないですけど響さんには観月くんみたいな人の方が合ってる気がします。
いいね
0件
好きな作家様のタッグ
ネタバレ
2022年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 220p、全表題作、描き下ろし、原作者様によるその後の話を書いた小説6ページ、原作者様による絵コンテ集5ページ、両作家様によるあとがき、シーモア限定特典。
パンデミック禍での変化した日常の中でその変化の波に乗りながら頑張ってる3人3様の生き方。そして、心の変化。それだけが原因とは言え無いけれど生活の在り方が一変するって大変な事。両先生共に好きな作家様。期待して読み始めた。パンデミックのまだ始まりの重苦しい雰囲気の中での三角関係。ミモザを飲む響が素敵でymz先生グッジョブ。どんな状況でも始まったり終わったりするんだな、恋って。
パンデミック禍で…
ネタバレ
2022年8月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ コロナと詳しい記載はないですが、このパンデミックの中での出来事です。3年前の変わってしまった日常、慣れてしまった環境などに対する気持ちに共感する部分がたくさんありました。そんな中で変わっていく関係が描かれています。温かいけどちょっぴり切ないそんな、お話でした。
「コロナの世界」の機微
2022年8月7日
作家買いです。新型コロナの流行から2年半も経ってもう既に少し忘れてしまっていたけれど、あの時に感じた「街ががらんどうになってしまったような」ぞわりとした感覚などを思い出しました。
コロナが、という言葉は作中には出てきませんが、世の中がずるりと変化していくことで、人が幸せを感じる場所も少し変わったりするのかなぁと思っていたところだったので、うっかり色々なことを考えてしまいました。
BLですがエロシーンはほぼ無しです。原作者の一穂ミチ先生はBL小説ではそこそこ濃厚にシーンを描くので意外でした。作画の作家さんの意向もあったのかもしれませんが、ただやはりあの頃は家族に近づくこともおっかなびっくりだったなぁ…と思ったりして、エロ無しなのはそういう理由もあるのかも。分からないですが。どうなんでしょうね。
このご時世だからこそ
2022年7月21日
このご時世に読むと、恋愛だけでなく色々考えさせられる作品
こんなご時世だけど、心は通じ合っていきたいよね

静かなお話だけど、一穂先生が原作なので心に静かに沁み入ります

また数年後に読んだら感じ方違うのかな
あの時は大変だったよね、と、思いながら読みたい
パンデミック中の日常感
2022年7月10日
一穂ミチ先生原作と言う事で気になってたので単行本出たので単行本ポチりました。この出版?雑誌?の単行本全体的に単価が高めですね。正直悩んでましたがクーポンがあったのでポチりました。
リアルなパンデミックの中での日常感を感じるお話し。出来事は色々起きるけど、淡々と過ぎる日常の雰囲気が、とっても一穂ミチ先生です。それに合うような癖がない円やかなタッチのコミカライズになってます。巻末の書き下ろしの小説と本編のコミカライズが、違和感なくフラットに繋がります。原作が小説家の場合、コミカライズとは別に小説があっても、両方読むと世界観の一体感が多少違和感が残るんですが、それがびっくりするくらい無いです。
凄く日常的でフラットで淡々としてるので、以下にもBL的なモノを好む人には物足りないとは、思います。BL小説の一穂ミチ先生ではなく、一般小説の一穂ミチ先生な世界観です。
静かな恋のお話
ネタバレ
2022年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 纏まるのを待ってました!ymz先生のファンで作家買いですが、原作有りのこの作品もとてもよかったです。コロナ禍になったばかりの頃の設定で、物語を通してずっとその閉塞感だったりなんだかわからないものに対する空気が漂っているのですが、絵柄やキャラ達のお陰で苦しくなるようなことはありません。そして、主人公達はもちろん、出てくる人達皆外ではマスクです。こんなガッツリコロナ禍での恋愛を描いた作品って、あまりないのでは。タイトルと同じ「Blue Moment」というBarの店長をしている響と、その店のオーナーで恋人の征司、Barの客の尚人、その3人の静かなそれぞれの関係で、3人といっても二股とかそういうのではないです。コロナ禍で人々が飲食店、それも酒を提供する店に行かなくなる状況でなければ、もしかしたら響は尚人と2人で話したり、存在に助けられたりするようにはならなかったかもしれないなと思いました。征司はあることで困っていた響を助けてくれた人。本当に大人な素敵な人なので、彼も幸せになってほしい。それぞれ3人や、響の女友達もとても素敵ないい人ばかりで、ご飯も美味しそうで、恋の話だけじゃなく、それも楽しめました。皆頑張って生きているんだなと、読んだ後じわじわ感じる作品でした。征司とのHはありますが修正いらず。この後の響と尚人のお話も読みたくなりました。
こうやって生きていくんだよね…
ネタバレ
2022年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ さすがは一穂先生!心の機微の表し方伝え方が本当に素晴らしいです!
それを絵で表現されたymz先生がスゴい!基本マスクばっかなのにちゃんと伝わってきました!お見事です!!
………
3人の男性、だけれど醜い三角関係にはならず、それでも切ない恋と、ちょっとだけズルい大人を自覚した、すっごくいい人たちの物語でした。
三人三様の個性が響きあって、3人ともが愛おしいです。
重くなりがちな設定を、ymz先生のお描きになる清涼感のあるキャラクターたちのおかげで沈まずに読み切る事ができました。
『色』の使い方もとても効いていました。
………
パンデミックの最中のBLは初読みです。
正直、あの息苦しさと先の見えない不安感を再体験しながらの読書でした。
描かれている事柄がいちいち、そう、そうだった、そんなだわ…となりながら、その全てに折り合いをつけて今を生きているんだな〜と改めて思いました。
実際のパンデミック渦中の自分としては、これくらい大丈夫、きっと上手くいくからと前を向いて生きてきた数年間だった筈なのですが、今作を読み終えた時に止めどなく涙が溢れてきて、些細な事がボディブローのようにダメージを積み重ねて来たんだと気付きました。
ああこのお話は、私の、そしてパンデミックに巻き込まれた全世界の人のお話なんだなぁと感じました。
あんな状況下で火急の用事でもないのに、ただ会う。一緒にご飯を食べる。一緒に眠る。それこそが大事な人なのですね。
それが家族でも友だちでも恋人でも、どんな状況に居たって大切にしていきたいです。
………
1話〜6話+描き下ろし漫画、描き下ろし小説6P、一穂先生の絵コンテ集が収録されています。
一穂先生さりげに絵がお上手でキャラの表情がめっちゃわかってしまう。
小説のよさ、漫画のよさ、どちらも。
2022年7月7日
コロナ禍で距離が近づいたバー店主の響と客の観月。響には年上の恋人・征司がいて、うまくいっているのですが、観月との距離が近づく一方で征司とは少しずつ距離ができていって…という三角関係のお話。
しっとり静かな大人の恋愛が、パンデミックを絡めながら、丁寧に描かれています。
私は一穂先生のファンなのですが、小説の良さ(物語の完成度や起承転結)もマンガの良さ(絵で表現する力、一コマの説得力)もどちらも感じられ、満足感がありました。

この3年は懐かしいと振り返るにはまだ早いくらいなのに、こうして一つの物語として読むと、『あ、そうそう、こうだったよね』と思うところもあり、既に少し忘れかけていることもありました。
それだけ日々変わる状況と発信される最新情報に目を凝らし、その都度対応するのに精一杯で、改めて振り返る機会がなかったんですよね。
まだ完全にアフターコロナになったわけではないですが、得体の知れない敵に翻弄され、多くの人が見えない不安に取り憑かれていた時期は過ぎました。
過ぎ去ってみれば一瞬ともいえるあの混沌期。
物語の焦点がコロナなわけではなく、ブルーモーメントという言葉自体は別のことで登場するのですが、ブルーな時間はあっという間に過ぎるよ、という一穂先生の願いのようなものをタイトルに感じました。
このコロナ禍を共に過ごしてきた全世界の人たちにそっと寄り添ってくれるような優しいお話でした。

総220ページ、最後に少しアフターストーリーの小説もあり、可愛く、幸せな気持ちになりました。良い余韻が残る物語です。ストーリー重視の方におすすめです。
いいなぁー
2022年7月7日
今の世の中の空気感をギュッと詰め込んだような作品。狭いところに押し込まれたような閉塞感と抜け出せない苦しさ、そんな中での出会いと別れ。息苦しく生きにくい世界のお話なのに清々しさを感じ、希望を見出せるような作品でした
いいね
0件
パンデミック下で揺れ動く三角関係
ネタバレ
2022年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気さくな常連客・尚人×バー店長の響+響の恋人でオーナーの征司。コロナの流行により世界が変わり始めた頃、客足が減少する店にやってくる尚人と話をするようになった響。時々しか会えないけれど優しい恋人・征司と、心細い日々を共に過ごす尚人、変わりゆく世界と二人の間で揺れるパンデミック下のひそやかな三角関係。作中はっきり名前は出ないけど、コロナに真っ向から向き合った作品は初めて読みました。あの頃の、この先どうなるか分からない不安はみんな共感できると思う。イレギュラーな時こそその人の本質が見えたり、曖昧だったことがはっきりしたりする。響も尚人も、もちろん征司も誰も悪くないからこそ少し寂しくて切なかった。まだまだ元通りとはいかないけど、あの頃より大分ましになった世の中で、それぞれどう過ごしているのかな。Hは征司×響のみ。征司はこれからも飄々と生きていくだろうけど、いつか誰かと幸せになって欲しい。
コロナ禍のBL
2022年7月6日
このコロナ禍で人との関係性が変わってきましたよね、BL界にもコロナがついに来ました!この触れたいのに触れられないもどかしさがストーリーを魅力的にしたと思います。このコロナ禍だからこそ出てきた名作だと思います。
いいね
0件
ゆったり深く
2022年7月6日
世界の変化に沿うように、ゆっくりと心も変化してくストーリー。3人ともがそれぞれの考えをもとに、お互いを自分なりに優しく思い合う感じがして、読んでいて、あ〜なんかこの空気感好きだなぁ。と思った作品。
いいね
0件
一穂ミチ先生久々のBL(原作 絵コンテ付き)
ネタバレ
2022年7月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ えっ、全世界の一穂ミチ先生とymz先生ファン皆さん、必読の書が出ましたよ!! 大好きな先生たちがタッグをくんだこの作品、しかもミチ先生は最近一般小説に集中していらして、BL小説ファンとしては寂しい思いをしてたので、原作とはいえオリジナル作品でBL世界に還ってきてくださって嬉しいです!
テーマはパンデミックが起こった世界線のリアルな三角関係の恋愛。いま描かれている作品って、コロナがないものとして描かれているものばかりですよね。ロックダウンや自粛やマスク必須で不安でトゲトゲすることもある日常をミチ先生の観察力を元に描かれていて、身につまされます。マスクしなくていいの、って画面にツッコむことありましたし、コロナ離婚も身近で聞いたし、人と人の関係がおかしくなってましたよね。。寂しい逸話ばかりではなく、パンデミック下で行動が制限されて、ソーシャルディスタンスをとりながらの新しい形の萌えってこういう事だなーって、読みながら思いました。
単話も発売されてましたが、単行本にはおまけの3ページymz先生漫画、6ページミチ先生のラスト後小説、両先生の後書き、そしてミチ先生の1話19ページまでの絵コンテはファン必読です!シーモア限定の年下ふたりが猫になったおまけ漫画もかわいい。。3人の関係がよく表れてますね。
今は私の住んでいる国ではマスクなし、コロナ陽性が出たら3-5日間の自宅待機のみという、ほぼ元通りの日常なのですが(そのかわり感染者は激増してます)、面倒なミーティングもオンラインで済ませることが増えて働き方もフレキシブルになったし、コロナと共存する世界でも、良い事もあったかも〜と思いたい。
さすが一穂先生!!!
2022年7月6日
ストーリー自体のハッピーエンドだけどほんのり寂しさの残る感じや、コロナパンデミックのうち最初~最盛期の息苦しさや不安、言いようのない焦りなどが感じられました。キャラそれぞれがしっかりと考えて立っていて、その上で、ymz先生のイラストのお陰でより深く心情が読み取れました。本編後のホワイトモーメントが可愛すぎるからぜひコミック化してほしい…。220ページもあり、大満足な1冊です!
感情が爆発した...
2022年7月5日
ymz先生だいっすきで毎回新刊が出たら購入してるんですが、今回原作は別の方ということで少し不安もありましたがやはりymz先生は逃せない!と購入。結果、無事感情が爆発してしまいました。良すぎて...一穂先生は初めての作家さんでしたがymz先生との相性がすんごくいい先生なのでは?と思いました。それともymz先生の成される技なのかは分かりませんがとっても素敵な作品なのは間違い無いです。私はもうセイジさんにすんごく惹かれてしまいましたが、セイジさんみたいな人はきっと大事にしてくれるし優しい言葉も分かりやすい愛情表現もしてくれると思うけど彼自身には一歩踏み込ませてくれない感をすごく強く感じました。でもセイジさん自身は本当に1人で生きていける人だから他人の助けはいりません。スタンスなだけでセイジさんからは嫌なものを全く感じないのがこれまた辛くなりました。だからこそ、観月くんのあの感じはあの時の響にはかなりクるものがあっただろうな〜って感じます。それも分かるけどセイジさん...ともう心がグンラグンラで最終的に爆発。昨夜配信された瞬間に読みましたが今日一日仕事中もずっとこの3人のことを考えてました(笑)もう一回読みます!!
ドラマはあるのに穏やか
2022年7月5日
読みながら、当時のことを思い出し、不便な生活していたなと。
思い出すと苦しくなりそうなのに、このお話を読むと、逆に落ち着いて振り返られる。
きっと、登場人物達がしっかりと考えて生きているからなのかな?読み応えもありました。
静かに進んでいくのが、大人の恋って感じで、好きです。
何もかもが戻ったときにまた、読みたいな。
一年前の状況を切り取った作品
2022年7月5日
コロナ禍で順調に付き合っている彼氏と過ごす時間が減り、相手の忙しさを思いやるあまりちょっとしたやりとりでの価値観の違いが、心の中で溜まっていくバー店長の主人公…そんな時に真っ直ぐに感情を出してくれるお客さんに心惹かれていくお話です。
緊急事態宣言が発令され、飲食店の休業要請などが描かれており、コロナが蔓延し始めた2020年頃を思い出す作品でした。
私はコロナ禍で、ウイルスに対しての価値観、仕事、友人との食事、買い物の頻度、人との距離等考えることの多く人に気を遣った生活でしたので、主人公に共感できることが多くありました。
皆さんコロナ禍の過ごし方があったと思いますので、読む人によって違う印象が残る作品だと思います。
やさしいキャラ
2025年4月1日
話としては、キャラの違う攻め2人と受けとの三角関係をコロナ禍という設定で描かれてます。料理人の受けが働いていた店が閉店したことをキッカケに、攻め(大人な年上)が所有するバーを経営することになり、2人も自然と付き合うように。そんな中、バーの客として来たもう1人の攻め(自然体な同年代)と仲良くなって、受けの気持ちが揺らいでいく感じです。3人ともキャラはバラバラなんだけどみんなそれぞれに好きな感じで、ストレスなく読めました。個人的にはそこが1番良かった。コロナ禍設定なので、マスクのイラストがちょっとだけ違和感ありましたが、まぁまぁまぁ気にならない人は気にならないかとw みんな幸せになってほしい。
良かった
2025年3月13日
コロナが落ち着いて日常が戻るとあんなに大変だったことを忘れてしまっていた。振り返れる作品。
お互い好きなのに別の人に惹かれていく表現が繊細。
心も体も不安で 意識してなくても何かあると寄り添えるような 弱音を吐けるような近い存在を求めたのかも。
日比谷さん大人…
小説と最後の最後にシーモア限定特典漫画1pあり。
原作者買いです
ネタバレ
2025年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 嫌いになったわけじゃない。
それがパンデミックという異常な状況の下で、相手を出来るだけ庇護しようとする恋人の気持ちに寂しさを感じたとき、真摯に正面からぶつかってくる人がいて心が動いてしまう。
いつかは訪れる事だったのかもしれないけど、そしてそれが新しい人との間でまた起こらないとは限らないけど。
三角関係は余り好きじゃないですが、これはさすが一穂ミチ先生、すんなり読ませて頂けました。
ただ、恋人との終局がちょっとあっけなくて、店を荒らされたあとの顛末もかなり端折られてたなと思うので、読んだあとに、え、これだけですか?とは思ってしまいました。
漫画家の方に不満はないんですが、もうちょっとじっくり小説で読んでみたかったです。
いいね
0件
まだ過去にはできていないけど
2023年8月21日
初読み作者様。パンデミックの最中の三角関係を描いた作品。まだ完全に過去にはできていないけど、あの焦燥と狂騒の渦中で不安だったことは少しだけ遠い日々に思えてきたのかな。受けの響くんを挟んで今彼・征司さんと新彼・尚人が対峙する。征司さんは大人すぎたのかな…もっとややこしくなってもいいはずの局面であっさり過ぎて漫画としては少し物足りなかったです。
いいね
0件
切ない。
ネタバレ
2023年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ コロナ禍が始まって生活様式が大きく変わっていく中で受けの気持ちにも変化が訪れる話。彼氏持ちの受けがアプローチしてくる年下の男に心変わりする話で切なくてしんどい。無邪気に見えて割とグイグイ圧をかけてくる攻めが印象的。彼氏の日比谷さんも悪い人じゃないし、寧ろ面白おじさんで結構好きなので悲しい。受けも日比谷さんを嫌いになったわけじゃなくて、それでも何かトラブルが起きた時、緊急時に一番に思い付く人が攻めになってしまったり、日常の些細な瞬間に心変わりを実感させられていく描写が美味かった。日比谷さんが幸せになる話を読ませて欲しい。
良いお話でしたね
2023年1月9日
私は田舎住まい&半引きこもりなもので、マスクしてない子どもに怒鳴るような大人も身のまわりには居らず…なるほどこの時期都会はこんな感じだったのだな…と納得しながら、ルポを読んでるような雰囲気もありました。
三角関係のお話だけどドロドロしたりもせず、誰が悪いわけでもなく、ただ新しい恋が始まり古い恋が終わりました。かといってひたすらホッコリというわけでもない。お話のテンションにとてもリアリティーがありました。
心の動きが中心
2022年7月25日
三角関係ではあるのでしょうが、ドロドロにはならないです。
自分のことは孤りで完結できてしまう大人な恋人がいる料理人がみせの常連のおしゃべりで明るい彼と仲良くなって惹かれていくお話です。穏やかに話がすすみます。個人的には漫画家さん好きなので
即買い。
いいね
0件
コロナの中での恋愛
ネタバレ
2022年7月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 非日常での、出会いや恋愛。コロナでなければこうならなかったかも、そういう縁や運命を感じた作品。作品の前提である愛人のお相手の方も、あっさりしていてほんとに悪い意味で大人でした。気になる相手がいる、そういった時点でもっとショックを受けるなりなんなりしないと、やはりそこまでのものだったのか、あるいはどんな相手にも執着できない人なのか。受けにとっては、攻めの子のがもっと貪欲に愛してくれそうと思ったのも無理ないのかも。
あっさりしている物語ですが、続きが読みたいですね。
ん~あの時の自分と重ねて
ネタバレ
2022年7月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当にコロナが流行り始めて非常事態宣言でこの先どうなるんだろう?って不安な気持ちやこういう非常事態の時の周りの行動で感情が過敏になったり……私もコロナで人間関係壊れた一人ですが…うぁ~分かる!!こういう時あったわ!て思いながら読んでました。でも読んでて最後までオーナーめっちゃええ人やと思いました!凄い大人でした。
私は、オーナー派です。
いいね
0件
とても素敵な作品なのに
2022年7月12日
結末あたりが急すぎるかんがあります。大好きな先生方のコラボで前から期待してて、さすがと言えるクオリティなんですけど、最後がね……。もう一話あったらとてもよかったのにと思います。
おもしろかったんだけど
2023年1月28日
おもしろかったんですが、何か数コマ足らなくない?っていう印象のページがありました。

コロナ禍の中の出会いと別れを描かれて、とても儚く感じました。
いいね
0件
時勢を取り入れている
2022年7月18日
2人の男性の間で揺れる心情の描き方が絶妙。さすがです。
全員悪くないしそれぞれの良さもあるし今までと違う世情での不安感が伝わってきたけどラストがバタバタした印象。
静かに流れる時間
2022年7月14日
2人の恋がパンデミックのなか静かに流れていく感でとても素敵でした。この時代が懐かしいなんて思える日が来るのかしら?これはしょうがない事ですがオーナーさんお気の毒です。彼もとてもいい人ですから。この単行本お値段が900ポイントと少々高いのでページ数が多いのかと期待したのですが、普通のと変わらないです。絵コンテ見れたのは楽しかったです。
レビューをシェアしよう!
作家名: 一穂ミチ / ymz
ジャンル: BLマンガ
出版社: 講談社
雑誌: ハニーミルク