レビューがよかったので、読んでみたけど…とても清々しい気持ちにさせられました。クラリスって、その存在自体が尊いです。彼女の悪やどす黒い気を包み込むような優しさに、尊敬の念を抱きました。読んでよかった。「…今までの生き方の結果をいずれ引き受けることになる。」わがままなクラリスの姉マチルダや自分しかない父親、過去を背負って苦しさから逃れ続けていた母親のあの一家!これからの展開が気になります。きっと、因果応報な顛末が待っているのでしょう。正しい生き方をしていれば…クラリスのように光を見出すことができる!と信じさせてもらいました。こんな素晴らしいクラリスって、どんな風にその心根を育んできたのでしょうか。その辺も、織り込んでもらえると、嬉しいと思います。きっと、夫となる辺境伯もより清廉な方へと変わっていくだろうな。楽しみです。