ネタバレ・感想あり山口つばさ短編集 ヌードモデルのレビュー

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スゴイ!
2024年12月17日
画力もすごいけれど、心情の表現も素晴らしいです。タイトルから画集かな?と勘違いしましたが、3つの短編集でした。
エロス!
2023年8月12日
ホラーを読んだ時の背筋のゾクゾク感と、エロスの混ざった感情が湧き起こる、、なに?ダークエロスと言えば良い?私は大好きです。
良い
2023年2月12日
最初の2作が特に良かったです。展開が衝撃的で、それでも話の流れに納得できるしっかりとした説得力がある。
ネタバレ
2023年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ まっっっっっっっじで絵柄好き…………
ブルーピリオドもそうだけど表情とか背景とか細かいかきこみとまじで好き…
ゴフッ...やられたり。
2022年12月20日
『ブルーピリオド』の山口先生の短編集です。
やはりストーリーが極上です。表題作+2編ですが、最後の作品が前後編に分かれていて1番ボリュームがあります。
1編目(表題作)、罰ゲームで近寄り近寄られる高校生の話ですが、際どくて荒削りで赤裸々な若い関係がおいしかった。
2編目、男子中学生の性への好奇心や嫌悪感や経験不足からくる無知にダイレクトに嫌な気分にさせられました。まんまと取り込まれて最高です。
3編目、ファンタジックミステリーな感じ。なんだか全員が怪しくて、そしてエロティック。なかなかの濃さです。どこまでが仕組まれていたのか、真意がわからない。

読み始めからどんどんドロドロの底なし沼に沈んでいくような感覚の一冊でした。

派手さは無いけども、茨の森の沼のような作品が好きな方は読んでみて。

**203ページ**
内に秘めた
ネタバレ
2022年8月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編3作。1作目「ヌードモデル」はシーモアで試し読みでも読めます。2作目「おんなのこ」は、山口先生のTwitterでも読める。3作目の「神屋」は最近の週刊誌で2部読切で掲載されたものです。
「ヌードモデル」はデビュー作とのこと。思春期のうちに秘めた怒りと虚無感と周囲に合わすだけの自分。絵を描くために丸裸をただ真剣に見られるだけの眼に映ることで気づいてしまい、3日でも変化を感じる。美大を目指す夏目の観察眼がいい。「おんなのこ」も思春期の話。女子を馬鹿にしながらも、ある意味で女子になって承認欲求を満たす。秘めた憧れに目を背け、実際に目の当たりにした恐怖とショックで(悪いのはあの大人、犯罪)、女性も生きることが難儀だと気づく。性を本当の意味で考えたのかも。「神屋」は吸血症が出てくるSFで、自己肯定感の低さから必要とされてたい自分を抑圧していた女医がメイン。されど、自分は他者とは違い理性的だと思っているプライドはある。性的なものに魅了され独占欲からコンプレックスを間違った形で解き放つも最悪の形に。ヨハンの最後の笑顔にも彼女が報われなかったことを感じる。内に秘めた思いをどう放つのか。性と生を思い廻らす1冊でした。生き難さと向き合うか向き合わないかということは、ブルーピリオドにも根底に感じるダークな部分かな。
唸りました
2022年8月26日
元々ブルーピリオドの読者でしたが、Twitterでの短編を見て購入しました。
山口つばさ先生が描く作品は人の心を揺さぶる力があります…。
短編1つ1つに妙な生々しさがあり、登場人物に感情移入し、読み終わる頃には感嘆の溜め息が出るほど…。
読んで後悔はしません。
ヌードモデル
2024年7月3日
山口つばさ先生の作品は、人間模様の表現が生々しいので、ゾクゾクしたり恥ずかしくなたりするので好きです。
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何度も読みたくなる
ネタバレ
2023年4月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が独特。何度も読みたくなる本。3本の話が収録されています。1本目は、同じクラスの仲良くならなそうなヤンチャ男子と真面目系女子が惹かれ合っていく話。2本目は性被害に対しての話。最後はヴァンパイアのホストにハマっていく女医の話。この作者さんの本は他も機会があったら読んでみたいです。
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作家名: 山口つばさ
出版社: 講談社
雑誌: アフタヌーン