2人がずっと置かれていた、闇の深さを表現する為のエピソードが見ていて切なくなります。そして、そういう中でも、ちょっとした喜びを糧に前向きに生きている受けの姿が美しいですし、それに引っばられる様に明るい世界へ足を踏み込んで行く攻めもだんだんと顔の表情が変化していきます。
絵も、言葉遣いも、ストーリーも、美しく丁寧に進んでいきます。
受けの目が美しく、目の中の書き込みもじっくり見る価値があります。
2人が中心の話しですが、萌えとか、キュンとか、そういう次元の言葉では表現出来ない作品です。
ラストでは、もう反則だよ〜と、美しい、尊い、2人とも可愛い、純粋、健気、色々な感情が湧き出てぐちゃぐちゃになりました。
ぜひ読んでみて欲しいです。
1巻で完結していて急ぎ足の部分もありますが、変に脱線したエピソードが入りよりも潔く終わった心地良さがあります。