絵もあらすじも全て、ゆるくて安易。なんですけど溺愛逆ハーレムの王道として、上手くまとまっているせいか、なんだかんだで読ませられる不思議な魅力があります。内容は題名通り悪役令嬢(転生者)がヒロイン(転生者)より溺愛されてしまうというもの。登場人物もこれ美形設定なんだろうなと分かるけど、見惚れる程の美形で描かれているかと言えば微妙。背景はスクリーントーンの多用で、他の作家さんより描き上げるの早いのだろうなとか思ってしまったり。あらすじもゆるい。突っ込みどころ在りすぎ。皆さまご指摘の通り護衛騎士が毛嫌い→溺愛に変わるのが、手のひら返し過ぎたり。こんなのは一例で終始ゆるさは継続します。それからヒロインもお馬鹿丸出しで子供も騙せないレベル。思わず苦笑いしてしまいます。それでもつい読んでしまうのは、何故なんでしょう?悪役令嬢が大した努力もなしに、皇子やふたりの兄、護衛騎士に、溺愛されるシーンが続くからでしょうか?4人のイケメンから、常に心配され、かまわれ、保護されます。お姫様抱っこも頻繁で。深く考えずに軽く読めます。悪役令嬢がちやほやされる様に、案外ストレス発散させられてしまっているのでしょうか。不思議な魅力です。