まず、美しい!の一言。久々にこんな美しい作画に出会った。繊細にそして丁寧に描かれていてキャラも衣装も麗しいし、時代の雰囲気も素敵で、とても好みです。
内容も好きなSFファンタジーであり、ストーリーとBLがどっちもしっかりとあり良かったです。この先でなにか起こり続いていくのか、これで終わるのか、短編の続編等が出るのかわからないけど、今のところはこの1冊で上手く纏まって終結しているように思います。わたしは複雑に絡み合うような超大作ファンタジーが好きなのですが、この作品は短いながらもどこか掴み所の無さや儚さの様なファンタジーの色を出しつつコンパクトに描かれていると思います。ファンタジーは短く収めるの大変なんですよね。美しい作品ありがとうございます。評価は4.7☆