今まで読んだオメガバース作品の中で一番優しいお話だったと思います!自分の心とは関係なく、ただアルファとオメガという関係だけで体が反応してしまう。自分の体のはずなのに思い通りにならない、コントロールできない、という、オメガバース作品では当たり前でよく見る光景ですが、そこにものすごく丁寧に向き合った作品だったと思います。アルファの清成が性による差別的な考え方に対して否定的でとても優しい考え方をする人だったので素敵だと思いました。そして、オメガの白根もオメガである自分だけが被害者ではなくて、アルファである清成も自分といることで影響があるという考え方をしていて、お互いに相手のことを想いあった関係でいいなと思いました!告白のシーンは、いい意味でドラマティックすぎないといいますか、個人的にとても好きな感じでした!オメガバース作品ならではの激しいシーン?は全然なくて、優しい雰囲気のお話でした!