なぜかBL作品にはヤ○ザものがたくさんあり、読みはするのですが、特別好きってわけでもないのに、イタリアが舞台で、マフィアのファミリーによる跡目争いとなると一気にオシャレな映画みたいに感じるのはなぜなんでしょう。柄の悪いシャツを着てる人が出てないから?スーツにサングラス、タバコできめてるジーノとダンテがかっこいい〜。単に跡目争いではなく、ジーノの過去や街で起こる事件、忠実な部下など映画みたいに引き込まれるお話の構成になっていて、読み応えがありました。秘密を抱えるジーノの強さと脆さ、敵対する幼馴染ダンテの明るさとやさしさ、そしてジーノに向ける濃ゆい愛情がたまらなかったです。お尻もカッコよき。えちのときの汗やらなんやらも濃いし、修正が白短冊なのも、絵柄に合っていてよかったです。続きが気になる終わり方なので、続編たのしみにしてます。