度々エロに発展していき、よくまあアレコレ理由を付けて頑張るなぁと感心しますが、話の流れには特に抵抗を感じるほどの強引さはありません。
難を感じる事をいうのであればデッサンが所々度々狂って描かれており、(キャラが小太りになったり、手がグローブのようだったり、魔獣と呼ばれる禍々しい獣というものがまるでファンシーな縫いぐるみのようだったりで…緊張感を失います。
エロシーンでも期待に違わずデッサンは度々崩れており、エロくなりきれず見ているとぬるーい空気に。
また、読んでいる読者として私が一番気になっているのは主人公へ男主人公が特に愛着を持っている・恋に落ちた・契約ぬきで妻としてここにいて欲しいと願っている部分として、初回から「カワイイ・美しい・性的に魅力的」ということ以上のことは、ほぼ描いていないように思います。
もちろん主人公は書くまでもなく、善人であり、サディストな前世の夫に今世でも執着され運命から必死で逃げている憐れなヒロインではあるのですが「描かなくてもわかるでしょ?」ではなく、そこはしっかり描いてくれないと主人公がなんだか可哀想な気もします。
あんまり考えずに読むのであれば楽しい漫画だと思いますよ。あまり緊張感無く話がダラダラ続くので私は購入をやめます。