ネタバレ・感想あり神田ごくら町職人ばなしのレビュー

(4.8) 23件
(5)
21件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
1件
(1)
0件
身が引き締まる職人世界の恐さ厳しさ
2024年12月29日
前半はちょっとしたすごみを時代背景と共に体験感覚で読んでいた。後半、気の荒さ、血気盛んな職人魂を喧嘩っ早さの描写を通じて体感した気がした。
仕事には男も女もない、そこも描きたかったのだろう、甘えがなくてピンと姿勢真っ直ぐの職人のカシラは威勢がいいが、下の者は性別に理由を求めるところの描写に、いいようのないやるせなさも感じた。
細部の描写に圧倒される。職人の描写だからと言ってしまえばそうなのだが、職人の仕事が絵を通じて伝わらなかったら説得力もなにもなかっただろう。
ごくら町の人々の仕事ぶりは特異なひとつの町のことなのではなく、こういう町をひとつ採り上げてみた、といった風情。
頭の下がる職人ぶりで、仕事を進めるも、きっとみんなもそうだったんだよ、と、いわれてる気がしてしまった。

割引を利用して買ったがそれで良かったと思う。シーモア(島)で紹介されてから長いことチャンスを待っていた。機会を得られてよかった。
初めて見たとても品のいい漫画だった
2024年11月3日
職人仕事についての知識が深くて、全て主人公が、当時はいなかったであろう女性で、だからこその繊細さが見えて、今まで読んだことのない後味の極めて心地よい新鮮な漫画だった。
いいね
0件
職人
2024年8月27日
とにかくとても絵が素晴らしくて、職人の世界、繊細な職人技や細かい表現に圧倒されました。どのお話も好きですが、左官が特に。
いいね
0件
パーフェクトな漫画
2024年8月7日
職人の姿が息遣いまでわかるような精密な描写で、タイムスリップしたかのような
作品でした。
ストーリーは、職人の日常を描いただけ(だけ、とは言葉が悪いですが)
なのに、引き込まれていく。
絵が圧倒的に上手くて
素人にも分かりやすく、職人さんの凄さが伝わります。
もっともっと見たいので、大変だとは思いますが
いろんな職人さんを描いて欲しいです。
いいね
0件
職人
2024年6月30日
昔はこんなに凄い職人がいたのかと思わされる。電動工具ばかりにたより、仕上りより仕上げを急ぐ昨今とは違うもの。
いいね
0件
話題になるだけある
2024年6月1日
島で話題になる作品なので、値下げ時に購入。
これは評価高いわけです。
職人の心意気を感じる名作。
漫画ならではの表現が素晴らしい。
作品自体が職人芸
2024年5月19日
時代劇や職人ものが好きな人にはたまらない作品です。何編か江戸の違う職人がでてきますが、皆職人としての矜持や技術をもち、それを作者さんが丁寧に描写しています。一コマ一コマが実に細かく、細部まで手を抜いていない描写です。お見事。 1000円とお高いのですが、割引があるときにご購入を。ちなみに5月27日まで割引中です。
2024年5月19日
気になっていたので購入。江戸の職人達の粋と度量と真髄が伝わってくる。ひとつひとつのお話が重なって作り上げていく世界。よかった。
いいね
0件
敬服!
2024年5月8日
こんなに緻密に再現出来るものなのかと思う。江戸の空気と職人の粋が鮮やかに蘇っている。女であろうとも職業人として生きる人生も描かれ、漫画の中を風が吹き渡っていくようだ。
いいね
0件
日本の美しい物
2024年5月7日
職人さんの日常と描いているが、その真剣勝負的な所作仕事が、感じられた作品でした。その結果日本の美しい物が作り続けられたのだと思いました。あたかも時代をさかのぼって直接見てきたかのように爽やかな作品でした。
いいね
0件
重厚感
2024年4月22日
濃淡の描き込みが素晴らしく、職人仕事を目の前で見てるような迫力がありました。言葉での説明は少なめで、絵で伝わってきます。難しそうな内容なのかと思ってしまっていましたぎ、哀しみやユーモアが感じられる部分もあり、サラサラと心地良く読めます。オススメ。
士農工商の工の庶民のお話
2024年4月11日
士農工商は、階級制度ではないと言われています。
なぜなら、各職業で階級があるからです。
商人は、小僧、丁稚から手代へ番頭、頭
職人にも同じように見習いから始まって、技術や能力で立場が違います
この作品は、職人の手仕事をこだわりを丁寧に描いています
良い作品
日常生活に必要な手仕事です。
江戸の庶民の質素でエコな生活
いいね
0件
やはり
2024年4月9日
昔から職人さん特に自分の仕事に真摯に向き合って常に納得せず、次こそはと日々仕事に邁進している姿には感動致します。江戸時代は機械もなく自分な腕一本での勝負、妥協を許さないそれぞれの職人さん達に涙する物語です。すごい
仕事に疲れた心が洗われます
2024年3月19日
コンビニエントやパフォーマンスの良さばかりを物差しにする現在とは対局にある世界。
見た目だけの美しさだけではない、物事の本質は過程全てに現れる、これぞ日本の職人の心意気という世界。こういった仕事が高待遇で護られる、今の世の中であって欲しい。
良い!!
2024年2月8日
職人さんの日常を描いた作品です。
じっくりと読むのに最適。名作だと思います。
他の職人さんのお話ももしあれば読みたいです。
いいね
0件
フィクションだがノンフィクションな世界観
2024年2月4日
作者様は江戸時代からタイムスリップしてきてきたのかしらと思わされるような、リアリティのある職人さんたちの仕事ぶり&暮らしぶりの描写が圧巻でしたね〜。フィクションだけどノンフィクションのようなこの世界観を創り上げるにはかなりの手間と労力がかかると思いますが、作者様が一切手を抜かずに隅々まで神経を配り愛情を注いで描きあげたことがひしひしと伝わってくる作品で、この作品自体もある意味「職人技」によって生み出された魂のこもった一品だよな〜なんて思いながら、大切に噛み締めながら読ませていただきました。
杉浦日向子さんが甦ったかのような江戸物
2024年1月11日
江戸物の代表作といえば杉浦日向子さんの「百日紅」という不朽の名作があるけれど、この作品は非常に精緻な描写で江戸の様々な職人の気質や仕事、エピソードをみずみずしく描いていて、久しぶりに鳥肌が立った傑作。この作家の作品はずっと読み続けたい。
いいね
0件
職人の粋と意地の五編・229頁
2023年11月24日
その構図を思いつくだけで凄いと感じるコマが幾つかある。題材の渋さ、面白さ、余韻が残る幕引き、絶品にして傑作、お薦めします。
手間暇かけた丁寧な仕事はドラマになる。
2023年11月22日
江戸職人の日常を切り取った短編集。江戸っ子の審美眼とこだわり、粋なしつらえと実用性の完璧な共存はまさに物作りの極意。久しぶりに震えのくるような素晴らしい漫画に出逢えて嬉しい!例えば『畳刺し』という作品。全30pの内15pに台詞がない。でも職人の所作のみで伝わる想いがそこにはあってそれだけでドラマになってる。圧巻の30p。
上質な短編映画のようなお話
2023年9月23日
紙面(電子なので画面?)から、江戸の気温や音や匂いが伝わってくるようなお話です。
江戸の粋ってやつですね!
時代物の話が好きな人にはたまらんやつ
2023年9月23日
各話に登場する職人毎に、仕事にかかる際の人間関係・役割・手法・材料・そして仕事への矜持の違いが丁寧に描かれていて胸を打つ。
作者さんがとても丁寧に取材を重ね、当時・もしくは現代でも腕をふるう数少ない職人へ敬意を込めて描かれているのだろうと伺える。

とはいえ、教科書的な職人の仕事カタログではなく、登場人物ひとりひとりがお話の中で生きて仕事をする日常の中で生まれる人間ドラマが、面白く魅力的に描かれている。

それもまた漫画家という「職人」の仕事だなあと。
和物作品になじみのない人でも、職を問わず仕事というものに自分なりのこだわりを持っている人には絶対刺さるお話なのでおすすめ。

大河系だけでなく、こういう作品こそをドラマ化してほしい。これは映像作品にしても絶対面白い。
漫画も続編が出るのを楽しみに待っています。
好き
2024年1月24日
2024年の漫画大賞のノミネート作品だということで読みました。最初は、んー。。。という感じで失敗したかな?と思ったんですが、最後まで読めば、ああ、、ノミネートされるの分かるわ~。という作品。
職人さんって本当尊敬します。いつの時代も。かっこいい。こういう生き方って素敵。と思わせてくれる作品です。
よくわからなかった
2024年8月15日
よく漫画でセリフが少なくても一コマ一コマから思いやり考えが伝わり想像を膨らませてくれるものもありますが、この漫画はただ職業紹介してるって感じで、絵も綺麗だし、賞を取ったからきっと面白いんだと期待しすぎてしまった。もう一度読み直したいかと言われると正直微妙。ただ小学校や中学校の図書館に置いて世の中にはこういう仕事もあるって知るきっかけを作ってもいいのかなと思いました。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!