ちょっと、今どき溢れてる設定浅い系かな。世界観の深みも人物の深みも不足気味。
登場人物たちが揃いも揃って言葉足らずで皆が皆誤解をして……って、ギャグのような流れはいささか乱暴なような。
その上、召喚された場所も顔を合わせたこともない2人の聖女。先に召喚された方は国から手厚くもてなされているのに、粗末な扱いのもう1人に対して高圧的・攻撃的なのはなんで?そんな悪感情を持つきっかけは何も描かれていないというか、そもそも接点もないのに。作者にも言葉足らず発動?!
話のテンポは悪くないのに、所々で『は?』となる事柄が起きる。後で『あ、これかぁ』ってなるような事柄ではなく、突然ぶっ込んできた設定のような。
ひとまず、もう1人の聖女の攻撃性がどこから来るのか、この後その聖女一団にどんなざまぁが来るのか気になるから読んでるけれど、完結時に回収されないことが多そうで心配でもある。
4巻の時点で『思いつき進行』のケがあるから次辺りが見極めかなぁ。