狼のシリウスと、ユキヒョウのアルの話で、モガ子さんは多重人格のギミーヘブン読んでで作者買い。本当は本作が気になっててギミーヘブンを先に読んだけど、本作は重そうでなかなか読む決心がつかず、今日意を決して読みました。BL的なキュンはないんだけど、この広大な宇宙の中でちっぽけなひとつの命が生まれて死んでいく尊さが描かれていて、手塚治虫や宮沢賢治を思い出した。アルの懐深い愛情が本当に宇宙スケールで、BLを読んだというより宇宙の始まりから終わりまでの壮大な物語を読んだような。最初、普通にケモノなのかなと思ってたら、途中でカラス君が「獣人」って言ってて、獣人なのか!と。獣人の世界なのか、彼らが特別なのか、またシリウスの能力はなんなのか、謎は残るね。