作中の音楽を聴きながら読む
この一点を行うだけで、今までのすべての音楽漫画を超越する可能性がある。
本作品は、ふつうのJKが軽音部で活動していく様をかなり脚色を加えて書いている作品で、
面白さとしては、ストーリーだけでなく、ところどころ出てくる他のバンドにもあると思う。
一コマしか出てこないバンドもそれぞれの個性があり、きっとこんなストーリーがあったのではないかと想像させられる。
フィーチャーされるバンドもされないバンドも等しく主人公してる群像劇って中々ないと思う。
これは、読み手の問題かもしれないが、一枚絵の描き方からそのバンドの色が伺える点も、作者の思い入れの深さを感じ入る。
そして、最初の言葉に戻る。
各バンドが歌う楽曲。
現代だからこそできる読み方として、
読みながら楽曲をサブスクで聴ける!!
(かつてでは考えられない読み方であり楽しさ)
作中の気持ちをオーバーラップできるし、
年齢をとわず楽しめる。
主人公は、ロックをするしかないけれど、他のバンドはサブカル寄りとか
色々あって想像の余地が広くて非常に楽しい。
是非、一度読んで欲しい作品