ナンバーナインから書籍化された作品。ナンバーナインは商業作品や同人誌、SNSで公開された作品など幅広い漫画を電子書籍化・配信しているサービス。
「オネエな異形頭」x「限界社畜OL」の異種族溺愛ラブコメ。
SNSで断片的に読んでた時は気にならなかったけど、書籍として読むと場面転換や世界観の説明不足は少し気になる。
「異形頭」と「人間」の区別も違和感。異形頭から見たら人間の方が異形。
だけど人間が「ネコちゃん」と呼ぶように、異形頭さんが「ニンゲンちゃん」と呼ぶのは面白い。
宇宙人が人間を「ニンゲンちゃん」と呼んで可愛がって性的に見てる感覚。…怖いか。
異形頭さんは頭こそ怖いけど、優しくて魅力的なキャラクター。人間を大切にする姿勢にも好感が持てる。背が高く、程よく筋肉質でイイ体。なのにオネエ言葉で雄すぎず、顔もシュッとしてイケメンぽいし、性格はスパダリ。恋愛対象として見ているのに大切すぎて手が出せないピュアさも良い。
こんなスパダリに好意を向けられるという構図はやはり強い。
一方主人公は好みが分かれそう。顔は可愛く、胸も大きくスタイルが良い。異形頭さんが思わず意識するほど。作者様の好みなのか読者ウケを狙ったのかは分からないけど、愛されヒロインとして外見の魅力もしっかり持ってる。個人的には作者の好みな気がする。
そして異形頭さんに嫌われないよう、自らペットのような立場に収まろうとする。前世では限界社畜として生涯を終えた。愛されることへの願望はとても強そう。可愛がられることで安心しようとする姿は人によっては依存的に見えるかもしれない。
作品が公開された頃、SNSでも異形頭をよく見かけた。自己肯定感の低い主人公も増えてた。
「イケメンが自分を好きになるはずない」
「こんな自分が愛されるわけない」
でも異形なら…。
優しくて、面倒見が良くて、仕事が出来て、お金にも困らず、部屋は綺麗で、イイ体。
女性向け作品で人気の要素が詰まってる。
もちろん、ただ単に「人間じゃないものが超かっこいいとか最高!」という構造に萌える人も多い。
異形、獣人、擬人化、人外。自分はなんでも受け入れます。もっとください。