ネタバレ・感想あり本なら売るほどのレビュー

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本好きにはたまらん!
2025年5月15日
本にまつわる様々な物語が彩り豊かにこちらへ語りかけてきます。知的好奇心を刺激される様に…キャラクターそれぞれもその生活背景が感じられ、ずっと続いて欲しいと思わせる作品。作者の本に対する愛情もじんわりと伝わってきます。落ち着いた思考のできる方ならハマるかと!
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佳き佳き
2025年5月10日
一巻に森茉莉が出て来て、興奮‼️
と言っても、私が森茉莉を知ったのは、群ようこの「贅沢貧乏のマリア」。ご本人著の「贅沢貧乏」は後に読みました。
心の贅沢という意味では、十月堂は贅沢な時間が流れる場所ですね。
この、本をめぐる優しい人間ドラマが長く静かに続くことを祈ります。
十月堂さん自身のことは、これからもう少しずつ明らかになっていくのかな。
📘本📗
ネタバレ
2025年5月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本屋が次次と閉店してゆく世の中ですから、古本屋だって大変には違いない。某コミックで新刊書店で本を買っては読み終わったらゴミ箱に捨てる書店員さんの話をコミックで見たことがありました。新古書店に持って行かれたくないから、だったかな。好意でしていたオマケの本の行く末に慄然、唖然。現代美術だから、ならリサイクルの箱から手に入れて、そこからの道筋ごとアートにしたら。でも基は本なのには変わりなし、あの学生のも古書店主のも
丘の上ホテル
ネタバレ
2025年5月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本好きながら、最近は場所を取らない電子書籍ばかり購入しています。今回、何かのキャンペーンでこの本に辿り着きました。古本屋での様々なお話を興味深く読んでいましたが、2巻の「丘の上ホテル」が2024年に休業した「山の上ホテル」その物で、懐かしく読みました。館内、お部屋、バーの様子、調度品や鍵など、どれもとても細かく再現されており、懐かしかったです。これを読めただけでも良かった。他のお話もちょっと現代風の生きかたから外れており、そこがまた心地よく感じます。続きが楽しみです。
1話完結形式の素敵な古本屋さん
2025年5月4日
読みやすくてさっぱりした絵に惹かれて購入。本の作品名や作家名がたくさん出てきて、検索しながら読んでいます。検索したら作家さんの人生が面白くてどんどん検索していって物凄く脱線していったり…笑 とても楽しく読んでいます!最近は専ら電子書籍ですが、また紙の手触りで小説を読みたくなりました。
書籍も漫画も守備範囲!な人間のご馳走漫画
2025年5月4日
漫画は今は電子書籍派でも、絵本からスタートした読字人生は、触感と共に記憶に残っている。
この漫画は、今は漫画を電子で読む派でも、あの手触り感を知ってる人間には、漫画と書籍を同時に、触れて読んでいる、という気持ちにさせてくれる。
漫画を読んでいるのに、活字だけで表現された文章と行間すら想像できる。
作者の方に御礼を伝えたいがためにこのレビューを書いている。ありがとうございます、この作品を世に出してくださって。
m(_ _)m
私も古本屋になりたかった。。。
2025年5月4日
古本屋の若い店主と本好きな人たちと本のお話。じわじわと感動が湧き上がります。絵も上手い。2巻の方が好きです。作者の後書きには完全に同意です。本好きな人は読んでハズレないと思います。
死刑執行(ネタバレごめん遊ばせ?)
2025年5月1日
【まだ立読み中】それこそ、古本屋さんのお知らせメールで、この本を知りました。月報やグラシン紙…図書館の、誰も開いたことがないような古い全集などで見かけたような。なるほど、そういうものなんですね。せつないエピソードに、マンガなんだから各種店主さんたちと知り合いで、すぐに助っ人に駆けつけてくれそうなものですが。古本屋さんって、結構、精神やられそう。
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とても面白かったです!
2025年4月30日
繊細で美しい絵、気のいい人たちが織りなす、優しくて心惹かれるストーリー、刺激的すぎないのにつまらなくない、ついつい2巻一気に読んでしまいました。
恋愛ものでもなく、全年齢対象で、女性の過剰な露出がない、面白い漫画って探すのが本当に大変で…なんとか細々見つけて読んでますが、今回大当たりを引けました!続編楽しみにしています!
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よき!
2025年4月29日
トップページで見つけて、気になって、とりあえず立ち読みしてみました。第一印象どおり、ステキな作品だと思いました。ぜひ続きも読んでみようと思います。
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本は語る
2025年4月29日
祖父の家にあった開いた形跡のない美術全集は、棚の飾りとして売り出されたものだったんだろうな。

叔父の知り合いが亡くなった後、岩波新書がずらりと残されていたらしい。
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大切な一冊をまた読みたくなる。
2025年4月28日
10年ほど前、ふらっと立ち寄った古本屋で出会った本がありました。今でも、私にとってとても大切な一冊です。この漫画を読むと古本屋に行きたくなります。またあの匂いを嗅ぎに久しぶりに探検してみようと思います。
細く深く刺さる
2025年4月27日
本屋さんも古本屋さんも、自分が小さい頃は子どもでもふらりと入れる歩道の脇にあったものですが…商店街の外れとか。そういう本屋さんが消えてしまった寂しさを埋めてくれる作品でした。読書そんなにできないので作中に出てくる書籍は知らないものばかりでしたが、それでも知ってる作家さんが何名か出てきてすごく嬉しかったです。作品の登場人物に「その作家、私も知ってます!」と話しかけたくなりました(笑)。丁寧に丁寧に描かれた書籍の作画、登場人物の表情や心情表現に惹き込まれます。色々な心の荷物を背負い、たまに投げ出したり持て余したりしながらも其々生活している登場人物たちに「でんでんむしのかなしみ」を思い出したり、短編映画みたいだなぁと感じたり、たまに涙腺がチクチク…。(古)本屋業界事情のお話も興味深い。……やっぱりこれは紙書籍で揃えよう!
本は素晴らしいものだと再認識した物語
2025年4月25日
この本を読んで、涙が出ました。
少なくとも私はたくさんの本に支えられてるんだなと、本を創り出す作者の方々には感謝しかない、そう改めて思い返すことができました
本好きにはたまらない。
2025年4月25日
若い古本屋店主と、お客さん達のお話で、一話完結です。
本好きにはたまらないです。しかも、漫画やエンタメ小説をしたに見るような描き方をしてないので、かなり好感がもてます。
一定の量を取り続けると、キライになっちゃうもの。私は、純文学です。中学生の頃ハマって、今は読み返そうとも思わない。(笑)
1話1話、考えながら読める、ステキな作品です。
身体に沁みこむような作品
2025年4月23日
私も本好きで、小学生から20代で結婚するまでの間、ずっと図書館と古本屋さんに入り浸って生活してきました。
昔よく行っていた街の本屋さんよりもずっとおしゃれで優しい世界。それでも本棚がたくさん並んでいる場所ならではの空気感がはっきりと同じで、1ページ1ページが目に脳に指先に沁みこんでくるような、本当に自分にフィットする作品でした。
単行本の中の作者様のコメントを読んでも、丁寧に作られていることがよく伝わってきます。
出会えて良かったです。
活字好き本好きの方は是非
2025年4月15日
Xでフォローしている方の紹介文からきました。古本屋さんが舞台の作品です。古本屋と言えば、かつて若いころ萩尾望都先生の小鳥の巣に出会い、単行本も出てないころで古本屋さんを巡りに巡って掲載本を探し作品を集めたことを鮮烈に思い出します。塚本邦雄さんの絶版本とかも探したな〜稲垣足穂、南方熊楠などなども。あの頃にわたしの性癖がかたち作られてわたしの読書遍歴も作られたんだと思う。自分の内部を見られるようで本棚を見せられなかったな〜(笑)それはさておき、この作品は古本屋さんに来るお客さんのさまざまな人生を切り取ってその人の本との関わりを描いたものです。一話完結になっていますがどのお話しも素敵です。今のところ本好きの人しか出てきてないです。店主もいい味を出してるんだよな〜。次巻も楽しみ、
そうそう、こういう漫画が読みたい
2025年4月15日
絵がきれいだし、エロくないし、人生悪くないなって思えるエピソードの数々。
こういう漫画を探したいものですが、どうやって検索したらいいのかなあと思います。
ちなみによその広告で知りました。
作中に登場する書名から探したらいいかも。
大好きな本のにおい
2025年4月13日
古本屋が近くになくて足が遠のき、シーモア含む電子書籍・デジタルブックを常用(?)する最近だけど、元々本が好き、本のにおい、印刷のにおいが好きな自分を思い出した感じだった。ストーリーのところどころで共感し、じんわりと心が癒されていくようだった。古本屋の知らなかった一面も垣間みられて興味深い。1巻に、着物のことを主軸にしているストーリーもありとてもおもしろく印象深かった。
断捨離どんどんしていこうと思っていたけれど、本に囲まれている空間も好きなんだよなーと再認識して、それでいいんだと思えた。
3話が、一番好きです
ネタバレ
2025年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が、透明感があって綺麗です。森 茉莉さんが大好きなので、3話のイメージシーンは泣きそうなくらい嬉しかった。素晴らしいです。あと、1話目の絶版の漫画が並んだ本棚のカットも感激でした。和田慎司さんのクマさん、銀ギツネさんのような人になりたかった…。杉浦さん、エッセイもいいけど、やっぱり漫画ですね。
私が死んだら、主人公に本を買取って欲しいです。
本が好き(読む事だけではなく、装丁、収集、販売も)な人なら、かならず刺さる場面と出会えるのではないでしょうか。2巻が来週発売だそうなので、新刊自動購入の指定をして指折り数えて待っています。
本を愛する人々の物語
ネタバレ
2025年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様のレビューより。
脱サラして始めた古書店の店主と、その周りの人々の物語――。
電子書籍が紙本の出版部数を超えた今、敢えて紙の本にこだわり、愛する人たち…。本好きだったらきっと刺さると思います。

【以下ネタバレ】

物語の中で登場する書籍のチョイスが秀逸。
寺田寅彦、澁澤龍彦、近藤ようこ、森茉莉、当世書生気質~からの半七捕物帳、薔薇の名前…。
「薔薇の名前」は名作。ミステリ好きだったら本当におススメ。無茶苦茶面白いです。

森茉莉…懐かしい。私も学生の時に読んだな…。ただただ美しく、当時中学生だった自分には鮮烈で。
きっかけは塾の先生のおススメだった。
中学生に森茉莉を薦める先生…今思うといい趣味してる。

ひたすら本棚を作っている二人も面白かった。
そうそう!昔の新潮文庫って上の部分がギザギザで、ヒモのしおりが付いてた!本にヒモがついてる文庫本て、今もあるのかな?
年をとって、紙の文庫本は文字が小さくて私はもう読めないけど。

それでも、やっぱり、紙の本ていいよね。
あの手触り
あの匂い
あの時間――

本好きならきっと、読んでいてものすごく楽しい本。
読んだら私のようにあれこれ語りたくなること必至。
本好きのガチ勢におススメです
実は。。。
2025年4月8日
今日。。。書店で目に付いちゃって…。
違う本を買いに来たんです。そしたら、書店員イチオシ!再入荷しました!って…。まるで目の前にチラついてる餌に食い付いて釣り上げられた魚の気分に…。
だって、気になるじゃないですか…。目の前に平積みとか、ましてや試し読みとか!

本当に、本好きの心を存分にくすぐり倒してくれる本です。次巻が待ち遠しい…。
古書店を始めるなりそめは、ぐっときました。
個人店での古書店の経営は本当に幅広い知識と想像以上の読書量がないとダメなのは分かっていたのですが…。
私には無理だなぁと、読んでる本の量も半端で好みも偏ってるので…としょんぼりしてしまいました。
でもいつか、本にまみれた生活をしてみたい。

最後に、イチオシ!ポップの書店員さん!釣ってくれてありがとうございます!
十月堂、どこにあるんでしょうか?
2025年4月6日
私も行ってみたいので、どなたか教えてください🤣
電子書籍には無い紙本の豊かさが、よく伝わって来ます。私は本は捨ててはいけない物だと思っていて、自分が読まなくなった本は売りに行きます。誰か別の人の手に渡って、その人の目を楽しませてくれますように、と毎回願いを込めて。
やはりその考えは間違っていないんだと、改めて確認させてもらえるお話でした。
続きが楽しみです。
買いましたよ〜(笑)
ネタバレ
2025年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新聞の書評欄で見て気になりました。どれどれシーモアにあるかな〜、と覗いてみたら有りました。ハマりました。古本、DIY、アンティーク着物…気になるものばかり♪
もう続きが読みたいです!
読書の敷居を下げてくれる
2025年3月14日
店頭でタイトルに惹かれて手にしました。古書店、学生の頃はお世話になりました。元の持ち主の思い出、店先で手にする人の想い、店主の歴史。埃の匂いが心地よい場所です。新しいものが次々と生まれ、消費される社会にすっかり馴染んで、私の読書の敷居は随分と高くなってしまいました。最近は電子で次々に漫画を読み漁る毎日ですが、紙に印刷された文字を噛み締めながら読み、胸を高鳴らせた学生時代を思い出しました。軽やかな店主のキャラクターが読書の敷居を低くしてくれます。1話完結で、本を介した様々な人との触れ合いが描かれています。
当たり
2025年3月13日
広告で見かけてすぐチェックしてみたら当たりでした。
ストーリー運びも絵のタッチも好きです。
続きが楽しみです。
本はいいですよね。
試し読みで気に入ったらオススメ
ネタバレ
2025年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 広告(201号室〜)で見て絵が上手い上に面白そうだったのでシーモアに飛び試し読みして即購入。十月堂店主のキャラがいい。絵が綺麗で人物も着物も建築(「さよなら、青木まり子」で見れるそれぞれの古本屋の入り口)も見てて楽しい。元々は読み切りだったそうで小気味いいエピソードが多いので中〜長期と連載化するのも納得。にしても5話目の本を使ったオブジェ?アート?には心臓がぎゅっとしてしまった。上の方の本は断裁とか変形とかさせたりしてるのかなぁ。ハッピーなお話が続いていたのもあり余計衝撃がありましたね。ページ戻って何回かそこだけ読んでしまった。でも変な兄ちゃんがのちの店主だとは気づかなかったわ。営業やってたんかい。未踏の古本屋は入るの勇気いるけど、これ読むと寄りたくなりますね。2巻も楽しみです!
本好きによる本好きのための本好きのお話
ネタバレ
2025年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本好きなら確実に刺さる。
本好きな上、オタクだったら刺しコロされるかもしれない。
逆に本好きじゃなかったら「…で?」ってなるかもしれない。
とにかく試し読みの1話を読んでほしい。ページをめくるごと濃く呼び覚まされる古本の香り。古書店主の喜びややるせなさ。80代で故人となった田賀氏の充実した晩年。本棚が光って見える等々、全てが実感できてしまったら迷いなくその先も読むべきだ。

愛妻家の故若林氏は寺田寅彦。澁澤・三島好きの女子高生牟礼マリには森茉莉。このチョイスがたまらない。
こだわりの積読オタクの千円札、粋で鯔背な女たちの自由。本を愛でるスタイルは人それぞれなんだな。あったあった青木まりこ現象ww。いちいちあるあるでどんどん嬉しくなってしまう。
でもこのラストの6話に、本好きの心を一瞬で凍らせるページがある。1話で若い店主が本を処分する時の罪悪感など吹っ飛んでしまう衝撃だった。この6話のキーになる本はブラッドベリの華氏451度。本好きにとっては数十年たってもカサブタが癒えない「焚書」でいや〜な気持ちを思い出させておいてからの…と、うまいこと呼応して胸がズタズタにされた。その後の薔薇の名前(=迷宮図書館)とか。下げて上げて、ホント上手い。
本で心を砕かれるし、また本で救われる。本を人生の傍らに置き続けてきた人にぜひ読んでいただきたい。

しかし薔薇の名前上下巻900円はお買い得だな。今年秋に完全版が出版されるとか。凶器みたいな本になりそう。
紙の本から生まれる繋がり
2025年2月23日
とても素敵な人の出会いと繋がりが描かれています。紙の本がが好きな人もそうでない人も楽しめるストーリーです。また古本屋に立ち寄ってみたくなりました。
ワシづかみ
2025年2月21日
あー好きな作品だったなぁ。古本屋の匂い、隅の方の密やかな雰囲気、本から発せられるエネルギー、癖強店主…そんな自分の持ってるイメージそのものに満ちていて。ぜひ新しいストーリーも読みたい!待ってます。
本好きにオススメ
ネタバレ
2025年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先日たまたま『寺田寅彦「線香花火」「金平糖」を読む』という本を読んだばかりだったところに、本書で思いがけず寺田寅彦が出てきて、偶然に驚きつつ、作者さんと本の趣味が合いそうだなと嬉しくなりました(寅彦作品が絡むエピソード、とても素敵です)。冒険や異世界は全く出てこないですが、何気ない日常の中に本を通じて豊かな世界が広がっている其々のお話がとても素敵です。他方、「不良在庫の死刑執行」等、古書店の悲哀の描写も....そうした言葉の選び方も含めて凄く文学的な作品だと感じます。
にしても店主さん、現実の女の子の気持ちに鈍感すぎて笑ってしまいました...古本や古本屋さんの雰囲気がお好きな人にはきっと合う漫画だと思います。
本ていいよね
2025年2月17日
と言うほど読んでませんが紙の本、場所があるなら自分も整理せず持っていたかった。近藤ようこさん結構はまって漫画集めてたな、レイブラッドベリは萩尾望都先生の漫画で知ったな、森茉莉さんは本持ってたけどとうとう読まないで今日まで来たなとか色々思い出しながら読んで楽しかったです。本好きのお話面白いよね。
色褪せても魅力的な古本達。
ネタバレ
2025年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私の母は変な潔癖症で、図書館の本でも借りてくるのを嫌がりましたが、その娘は古本好きで、衰えた紙質、シミや独特の香りが好きでした。
昔は何軒もあった町の古本店。チェーン店とは異なり、実に個性的な店主もいて、売れても売れなくても、どっちでも良いと商売っ気無い店では飽きること無く居られました。 母は新刊買うお金をくれましたが、新しい本て真っさらで色気がないんですよね。 古本を手にして、以前はどんな人の元にとか、どんな運命でこの店まで流れついてきたのかと、本の内容よりも思い巡らすのが好きでした。 この作品、買うのを迷っていたら、フォロアー様のレビューで決断。 そうしたら何と、森茉莉さんの枯れ葉の寝床ですよ~。1962年発行本は、今も手元に有り宝物です。
第5話のお嬢ちゃん。 先ずは、きちんとした基本の着付けを身につけた上で着崩していく。 着崩しはだらし無いと感じられては野暮。 着物は直線断ちなので、身体が着物に添っていくこと。 普段着なら分厚い草履やコンクリートではうるさい下駄よりも雪駄。 明治のように靴も良いかも。古着物は持っていた人の身体に馴染んだ物だから、いかに自分好みに変えていくかも楽しみ。 と、祖母からの受け売りでした。 物語はオムニバス形式で、それぞれおもしろかったですが、私にとって絶対に許し難かった内容の6話。 純朴そうな美大生の南という若造。 旧店主は、本好きに見えた南に、よくおまけをしてあげました。 頻繁に通っていた彼が制作発表が忙しいと足が途絶え、その発表を見に行くと、、、。 こんな仕打ちが有りましょうか! バベルと名付けられた南の作品。 目にした瞬間、この店主と同じ衝撃を受けました。 と同時に、こんのク◯ガキー! 店主は、ただ本を売っただけと内省。 南は、いずれ破棄される古本を作品に替えただけ。 それでも、店主の善意を踏み躙り、存外したたかな南にはバベルの塔同様の神の怒りが下される事を切望しました。 そのまま捨てられた方がどんなに良かったか。 クシャクシャにされ、セパレートされた本が辛かった。 もしも続きが有るなら、その内容を知った新店主が、胸のすく采配を振ってくれるシーンを読みたいものです。
素敵なお話
2025年2月11日
立ち読みをして気になり購入
本を通じての人の生き方が描かれていてどのお話も素敵!

本好きなのでこんな古本屋あったら絶対通っちゃう。
本屋さんばかり行ってしまいますが、今度は古本屋も行ってみたい!
本の在り方が変化する今だからこそ*2巻追
ネタバレ
2025年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ かつて、本棚というのは人に見られるのが恥ずかしいものだった。
まるで自分の脳内を、悩みや関心を丸ごと知られてしまう。そんな気持ちが沸き上がってしまうものだから。
しかし、時代が変わってデジタルネイティブの子供たちの本棚には、そんな本は並んでいない。悩みや関心はネットで検索し、買うとしても電子書籍。
そんな世代のあわいにいる身として、古書店を巡るオムニバス作品である本作は、本読みの抱く本に対して抱く特別な思いを、本読みが営み集う古書店という商売だけれども、それだけでは済まない本に対する様々な思いの在り方を描く良質な作品だと思う。
読んでみると、最初は気怠そうに見えた古書店主の古本に対する思いに共感し、その心象風景の描写に痺れ、時代が経過することで変わるものと受け継がれるものが描かれてて、気付いたら人にとって本とは何かとを考えさせられている作りが秀逸だと感じる。
本の在り方が変化する今だからこぞ残しておいて欲しい空気感が切り取られていることが意義深い。
この作品の中で取り上げられる本も興味深く、本の内容が話の筋に関わっているところも洒落ている。
個人的には、本読みが語る本棚の面構えへの誉め言葉、古書店好きの若者と店主との話が好き。あ、やっぱ全話好き…アレコレ綴るより、シンプルに。ここ最近で一番のおすすめ。最後まで読んでも店主の名前が分からないも可笑しい。
【2巻追記】
 は~、もう2巻は涙なしでは読めなかった…。
 特に漫画好きなら、是非11話の142頁を読んで、登場人物が読者の気持ちを代弁してくれている台詞に共感してほしい。
 12話「雲隠」も、そのタイトルの深い意味が分かると共に、その美しい表現と、人を信用する美しい気持ちと思いやりに魂が浄化される気がする味わいの深さ。
 物語を生み出す人も、それを愛する人も、その人の内面から放たれ、反応する力が本にはあるから惹き付けられるのだろうな。そんなことをしみじみと考え、心がじんわりあたたかくなった。続く
本を売るということ
2025年2月7日
脱サラして古書店をやっている、リーマンの頃はバリバリ高給取りだったんだろなーと思う主人公が古本屋という場所で息をしていてとても魅力的
売るということは選別していくということであって本が好きならキツイ仕事でもあるなと思いました。でもそうして磨いていった本棚はお客様に宝箱のような喜びと時間を提供するし、本好きな人にとっては素晴らしい空間なんですよね。常連の小泉さんがクレバーかつ上品で好きです。
深い
2025年2月7日
絵がスッキリしていて、読みやすいです!
まだ冒頭部分だけしか読んでいませんが、
古本屋さんのストーリーは、奥が深いですね!
すき
2025年2月4日
早く続きが読みたい。
手元の紙をめくる手触りが頭の中でよみがえってきました。
次巻も楽しみにしています。
十月堂さん二代目が店をやる理由
2025年2月3日
大共感しました!この店の書棚で運命的な出逢いをしたいなぁ。
十月堂さんに本を買い取ってもらえてたらよかったな。
小さい頃、秘密基地は一人で本が読める場所、が必須条件だったっけ。
あとがきで読切から連載の経緯を知りました。
青先生、気まぐれな約束でいいから次巻希望です…必ず見にきます!
おっもしろかった~
2025年2月1日
数年前までは小説しか読んでこなかったけど、読むのがしんどくなってからは漫画ばっかり読んでます。しかもBLが多いんだけど、古本屋を題材にした漫画に惹かれて読んだら和んだ~。BLにも疲れてきた時に沁みる。いい漫画です。2巻も見たいです。
何度も読み返したくなる
2025年1月29日
幼い頃から数年前まで、本が大好きだったことを思い出させてくれた漫画。
ストーリーはもちろん、登場する書籍がどれも魅力的で久しぶりに紙の本に触れたくなりました。
小学校の図書館で、背表紙をながめながら、次は何を読もうかワクワクした日々を懐かしく思い出し、
自分の原点だったと思うなどした。
これ好き!
ネタバレ
2025年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一作品ずつ、どれも味わい深かったです!着物好きなので粋なおばーちゃんの話し良かったー、女子高生の話しも夢から醒めた女子の強さよくわかってるなーと感心してしまいました笑10代あるあるですよね。1話を読んでこれは紙で買いたいと思いつつ、我慢できずポイントで即買い。これは本好きにシェアしたいので紙でも買います!!1ってことは2もあるんですよね。とても楽しみですー!
ハルタでのデビュー作
2025年1月27日
雑誌ハルタで初めてであった時、本当にデビュー作なんだろうかと。古本屋に通いまくっていた学生時代を彷彿とさせる。古本を通していろんな人の生き様が垣間見える。絵は余計な線がなく白と黒の世界が無駄なく、押しつけがましいところがまるでなくスッと入ってくる。ゆったり紅茶を飲みながら読みたい作品。
とても良いっ
2025年1月26日
とにかく、とても、とても、面白かったです。本を読む人の色々な心情や背景が色々とあり、ホントに面白かったです。私も凄い本が大好きで、学生時代には古本屋巡りをよくしたもんでした。今は、電子で本を買う事が多いですが、古本屋の前を通るとついつい足が向いてしまいます。そんな人達にぜひぜひ読んで欲しいです。素敵な作品です。
良かった (青年マンガ)
2025年1月26日
レビュー読んで、立読み読んで購入。
立読みで読める1話目だけじゃなく2話目がまた好きな話で他の話も気持ちとか こだわりに共感する部分が多かった。
映画観ない 小説読まない私でも救われる話があったりと全部良かった。続きが楽しみです。
本好きでも、そうじゃなくても読んでほしい
2025年1月22日
まず、絵の上手さと表現力の高さに驚きました。
もちろん1つ1つのお話もとても面白い。。。
読んでたら、優しい気持ちになれて癒されました。
続巻が今から楽しみです!
本と、本を愛する人達への愛に溢れた作品
2025年1月19日
こんな漫画が読めるなんて。無料お試しで読んだ第一話からドつぼでした。年齢のせいか、第一話と第二話が特に心に残りました。亡くなった後も、本棚はその人の想いを語り続けるんですね。一話一話が丁寧につくられた飴玉のよう。折にふれ読み返し、味わいたいです。
すごい好き
2025年1月16日
絵と題材とストーリー。古本屋さんにまつわるお話。どれも素晴らしくて完ぺきな独特の空気感。
私も本屋さんや古本屋さん、漫画も読むけど本も大好きなので…心地よかった〜〜。
TwitterじゃなかったXでチラっと見かけてすぐこちらで購入しました。
紙でも売ってるのかな。紙の本も買おうかなー
表紙絵に惹かれて購入して正解でした。
2025年1月16日
一話完結でそれぞれのお話が味わい深い。これから折に触れて楽しめる作品でした。巡り会えてよかったです。本棚がいっぱいになって電子書籍に移った身としては少し胸が痛くなります。近くにあんな古本屋があったら常連になると思います。これから続く作品も楽しみです。
古本、古本屋への親しみを覚える
2025年1月15日
古本屋を舞台にした1話完結タイプの作品『本なら売るほど』購入。
古本、古本屋が好きな方は勿論古本の魅力をまだ知らない方にも読んで貰いたいです。『金魚屋古書店』好きな方は刺さりそうです。
風邪で寝れれぬ夜に
ネタバレ
2025年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトル通り体調を崩した日の夜に読んだ作品です。目を疲弊させ眠りを誘発する魂胆でした。しかし、読み終えると微熱か心躍る高揚感で目がさめちゃいました。
去年から本を読み始め、作中に登場する本が気になり仕方ありません。今夜は夜更かし確定です。この作品がいろんな人に届きますように。
ありがちな蘊蓄漫画じゃないのがいい
2025年3月14日
本好きにはあるあるな話がさりげなく出てくる。登場する人たちの生き方を否定せずに描こうとしている姿勢もいい。
1巻を読みました
2025年3月1日
面白かった。残念ながら私は古本のあの臭いが苦手で、古本は買えないのですが、本を大切にしたい思いはあるのです。本を読むって、やっぱり良いですよね
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なんだろ
2025年1月27日
このAIが出現し、なんでもかんでもデジタル化されてる世の中に古書店みたいな本屋さんがひっそりと日常を営む。その絶対的な安心感に癒されます。そう!本は紙なのです。
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作家名: 児島青
出版社: KADOKAWA
雑誌: HARTA COMIX