現代の日本からモンゴル・金戦争の時代へタイムスリップした高校生・須藤はツォグ族のユルールと出会う――
この作品、すごかった。読み始めたら止まらなくなり、14巻一気読み。ほぼ徹夜で読み倒しました。
残酷で容赦ない世界観。
主人公のユルールは自分のルーツである西夏文字を守るため、命をかけて南宋へ亡命しようとする。
だけどその犠牲はあまりにも大きくて
ストーリーの面白さも半端なかったけど、作画も痺れるほど美しくてカッコいい。
馬の描き方が滅茶苦茶上手い。そのままマンガの教科書に使えそう。
百戦錬磨の激シブ老将や金髪ブロンドの魔性の尼僧など、キャラデザと配置も天才的。特にハラバル兄貴はヤバかった…本気で惚れそうになりました
後半からは身を焦がすほどの激しい愛の物語にもなってきて
苦しくて切なくて、何度も泣きそうに
個性豊かな知将と武将が入り乱れ、怒涛のクライマックスへ向かってゆく
最初にがっつり歴史背景の説明が入るのでちょっと難しそうに見えるけど、キャラがたっていてストーリーも複雑ではないので、慣れたら多分大丈夫。
戦乱の世を生きた人々の、壮大で壮絶なヒューマンドラマ。1巻が約13年前の刊行だけど、全く古さを感じさせない。この作品はもっとたくさんの人に読まれてほしいな…。私の中でBASARAやイムリに匹敵する、殿堂入りの傑作です